
それも今日は珍しく濃い灰色の

降るかな・・・
そう思っていたらミストシャワーの

余り冷たくないけれど、濡れが気持ちいい

眠い目を擦りながら外をうかがう朝の五時、
空は一枚の灰色のクラフト紙を広げた空、破れも、傷もない新鮮な一枚、
さすがにあの蝉も・・・余り聞えない、
朝寝坊かな、それとも食事中?人間の邪推が思い巡らされる朝、
この風景が解きほぐされるのは何時ごろかな・・・
いつものように空をみる、
ああ・・・私まだ生きている。
一枚
空って・・・
薄い一枚の紙でないのに
今日の空は一枚のクラフト紙に見える
いつもなら
ところどころに綻びが在って
柔らかいしなやかさをみせる空
今日は
そんな面影の失せた
一枚の大きなクラフト紙の空
破れも
皺も
傷もない
大きな・・一枚
夏には珍しい濃い灰色の一枚
表情
落ち着いている
晩年の私。
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