さくらの終焉
さくらの終焉桜の終焉散り、雪が春の雨によって融けるように雪柳の花が雪解けとなって消滅していく、さくらより先に咲いて美の存在感を示していた雪柳、その雪柳が桜の散りに合わせるように泣き...
桜の終演
南から咲き始めた桜が北上し、いまは本州最北の地が満開でその桜は海峡を渡り北の大地で咲き始めたかな・・・そう思う桜。
その桜も4月初めには散り、その後八重の桜が満開となっていたが今ではその桜も新緑の木の葉に蔽われはじめその一葉のなかに花をみることはない。
膨らみから咲までは長く期待を持たせた割に開花後の散りは早く、その記憶をかき消すように消えた桜の散り、花に替わり木の葉が鮮やかな新緑の萌えへと変わる初夏、その桜の美と想い出が新緑のなかに埋没し消えつつある4月の終わり、桜は旅するように北の最終地に向かって咲いていく。
桜の散り
今日・・・
桜に嫉妬した風が花びらを剥がし
細雪となって薄ら積もる一片の花びら
積もる花びらに冷たさはなく
小奇麗な紅が残る
その一片に哀しさはなく
魅惑の笑みとなり
終えた咲の鮮やかさを蘇らせる
桜の終演。
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