花の終わり
寒椿冬、花の少ない冬、それでも町の花屋には色とりどりの花が並び、冬と言っても暖かい所から届けられる花たちで寂しい花屋にはなっていない冬の花屋の店先。それに反して外に目を向けると咲く...
花の終わり
この世で生を受けているものすべてに終わりがある。
もう少し生きていたい、そう願っても終わりは容赦なく訪れ幕が閉じられる。
いま、寒椿が開花の時を終え花びらを散らしているが例え花が散っても母体の幹は残り次の季節まで眠り、冬の訪れと共に開花する寒椿、
このプロセスはある意味で人が生まれ、成長し、老いて行く過程に照らし合わせることが出来る、唯、人の場合幹は母親になるかな。
終わり
いま
冬の花の最後を飾る寒椿が花を終え
苦楽の美の形を一片・・
冷たい大地に散らして行く
この花の終わり
哀れととるか哀しいと思うか
その見方その思い
人それぞれ想いは違う
そう
人は己自身に終わりが訪れた時
初めてその恐怖に慄く。
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