欅並木

雨の一日

雨の中でいつもの道に在る金木犀が１本よく見ると橙黄色の花が無数に咲いている今頃・・・昨日まで樹木に花を見ることなく終焉か・・・そう思っていたから花を見つけるとつい...

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「雨の一日」私は今昨年の記事をベースにしてこの文を書いている。
昨年も雨が二日続いてこの「雨の一日」と書いていて、今回は雨でなく晴れ「さあどうする」雨の事は書けないし・・・そう思いながらいつものように愛犬を散歩させながら街の欅並木を歩く、ここ最近の冷え込みで欅もかなり染まりいい表情になっているのになぜか人気が無い欅。

何も紅葉は樅だけが美しく秋の顔ではない、確かに深紅に染まる鮮やかさは欅には無いが、
欅の染めはじめ、彩の多様性、日々の冷えのなかで微妙に変わる彩のプロセス、この幅広い欅の演技性を見て欲しいと願うひとり。

染まる並木

この街を南北走る欅並木
いま
秋を迎え
いい表情をみせている

この彩
冴え
染まり
別れの顔

いま
この終わりを真摯に受け止め
春のあなたを偲び
ああ・・・
別れの時か
そう思う。