rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

晴れた!!

2015-09-21 22:35:40 | 日記
快晴とは言いがたいけれど、晴れた!
しばらく手をつけなかったベランダと窓ガラスに網戸を掃除し、布団を盛大に干し、床の拭き掃除もして一日フルに動いた。
久々にさっぱりだ。
家人は、避暑部屋のカビ退治でやはり休み間もなくめいいっぱい動いていた。
こんなにひどくカビが繁殖したのは、初めてのこと。
私が働くようになり、部屋の窓を閉め切っていたのと、秋の長雨が原因といえる。
しまってあるダンボールでできた額縁の箱は、カビによって崩壊寸前。
立派な巨大パネルの床設置面付近のシナベニヤも、カビの侵食に痛手をうけている。
何もかもがカビに取り付かれて、リアル腐海の様相だ。
お茶の溶液でカビの滅菌を図るため、家人は孤軍奮闘、一日が終わった。
それでも、細かい部分の三分の一は手付かずで、後は気長に時間を作ってやるという。
しばらくぶりの晴れは、うれしい反面、たまっていた仕事に追われる。
それでも、やっぱり晴れはいいものだ。


愛嬌たっぷり、でも化け猫

2015-09-20 22:52:40 | アート

河鍋暁斎 ”惺々”

午後になって、やっと青空が広がり空気も軽くなった。
なのに、きれいな空・・・と思って横になった途端、夢の世界へテレポート。
野焼きの煙たさで目が覚めると、あらら夕方の気配。
もったいない気分と、午後の甘い眠りで満ち足りたのと相まって、割り切れなさが私を襲った。
でも、そんな日が時にはあってもいいのだ。
有効かつ効率的に時間を使おうなんて、いつまでも緊張が続くはずも無いのだし。
とまあこのへんにして、河鍋暁斎のお茶目な化け猫の図。
ぬおっと草の茂みから巨大な猫の顔が現れて、近くにいた農夫はびっくり仰天の様。
けれど、驚きはしてもちっとも怖くはないかわいらしい猫の顔だから、農夫も落ち着けばなんのこった驚いて損をしたと思い直すに違いない。
河鍋暁斎の絵は、かなり個性的で幽霊や妖怪も多く描いている。
けれど、特に動物の妖怪は、愛嬌たっぷりでなかなかによろしい。
河鍋暁斎の愛が感じられる。
妖怪よりも幽霊よりも本当に怖いのは、生きている人間だと知っていたからなのだろうか。
ふふふふふふ、ほんとそうですよね?



休日は台所へGO!

2015-09-19 23:25:08 | 食べ物たち
はい、秋の大型連休シルバーウイークです。
とはいえ、実際その休みに与れる人はそんなに多くは無いと思えて、ちょっと微妙でもあります。

さて、私、休みであります。
連休初日、いつもの休日と同じく、家事に明け暮れます。
そして、平日の穴埋めをすべく、木曜日にいただいたミニトマトを使って常備アイテムのトマトソースを作り、久々に日本風カレーも作りました。
3時間はたっぷり台所にいました。
これで幾分まともな食生活ができるでしょう。
明日は、まだ残っていたならば新物レンコンできんぴらと、好評につき福耳とうがらしを使った肉味噌を作って食卓の充実を図ります。
そうそう、ミニトマトサラダも作らねば、小さい人が不満顔です。
この連休中、日ごろの手抜きでたまった手作り料理への渇望を払拭できるかが、私にとっての課題となっています。

食事は、家族にとっての大切な時間です。
共有できる最高の手段でもあります。
日々疎かにしないのが理想ですが、外へ働きにでてしまうと毎日の食事にかけられる労力は自ずと減ってしまう現実があります。
だからこそ、体力気力が許す限り、休日は台所へ向かうのです。
地味であっても手作りの料理を家族みんなで食べれば、活力が湧き上がる経験したことが少なからず皆あったり、それが人の核になりえることに思い当たったことはありませんか。

今ならはっきりと言えること

2015-09-15 22:53:04 | 随想たち
「勉強なんて、何のためにしなくちゃいけないの?」
子供がしばしば口にする言葉。
少しでもいい学校へ行くため、安定した職に就くため、人生の勝ち組になるため、家業を継ぐため、などいろいろあるけれど、少なくとも自分にはどれも陳腐にしか聞こえない。
恥ずかしいけれど、私は勉強をまともにしてこなかった。
興味があり好きなことだけやってきた。
しかしそれすらも極めてきたとは言いがたい。

私は、小さい頃よりいわゆる人と同じことをするのが苦手でもあり、また同じでいたいと強く思ったことも無かった。
将来、自分が会社などで働き結婚するとか、まったく想像したことが無い。
あろうことか、絵筆を握って世界を放浪する夢想に浸っていたくらいだ。
そうなりたいと思ってはいたけれど、成長するにしたがって自分の性が冒険をするには非常に厄介であると気が付いて失望する。
もう少し賢く冷静な考えをもてたなら、せめても己が力で未来の選択肢を広げるために勉強が有効であると気がつけただろう。
学習によって得た知識は判断力を養い、研鑽したスキルは確実な武器となって、自由の幅を広げてくれたかもしれない。
そう、自由でいるために勉強はあるのだと、今ならはっきりわかるし、言える。
自由とは、自分で選べる可能性があること。
自由とは、自分の力で切り開ける未来があるということ。
自由とは、束縛されず、他に寄らず、自立できること。

飛び羽ばたくための翼は、しなやかで強いほうがよい。
愚かな自分は、そこに気が付くのが遅かった。
うすうす感じてはいても、怠惰さがそれをごまかしていたとも言える。
諦めきったわけではない、少しでも自由でいられるように、日々学んでいこう。
夢を持ち続けながら。

福耳とうがらしで肉味噌

2015-09-14 21:18:29 | 食べ物たち


福耳とうがらしのその後。

今回は、予てより目論んでいた肉味噌とのコラボレーション。

【材料】
福耳とうがらし 3本(種を取り除き細かく切る。
           大辛が好きな方は種もどうぞ!)
豚ばら肉    100g(3~5ミリくらいの細切り。)
ニンニク    1片
しょうが    ニンニクと同じくらいの量
味噌      80gくらい(好みで調整して!)
砂糖      大さじ4杯(これも好みで)
しょうゆ    大さじ2杯
みりん     大さじ3杯
サラダ油    適量

【作り方】  
・みじん切りにしたショウガとニンニクを油で香りだしし、切った豚ばら肉を炒める。
・肉の色が変わって香ばしくなったら、福耳とうがらしを投入し、さっと炒め、砂糖・みりん・しょうゆ・味噌を加えて水分を飛ばすよう炒め煮して出来上がり。

さわやかな辛さと豚肉の香ばしさで、ご飯がすすむこと間違いなしの美味さ。
新米の季節にどうぞお試しあれ。