あの甚大な被害をもたらした激雨から3日、被災地では泥と水が行く手を阻み復旧がおぼつかないでいる。
自分の住む地域は、かろうじてあの雨雲が勢いを失ってから通過したところなので、幸運にも被害を免れた。
しかし、だらだらと続く長雨で、稲刈りはひどく遅延している。
やっと晴れ間が見えた金曜日の午後から、ぬかるみの軽い田んぼは稲刈りを始め、昨日今日と少しずつ刈り進んでいるようだ。
天候不良、水害が相次いで、農作物は打撃を受けている。
すべての食品が値上がりしそうなこの状況、良識ある政府ならば方策を打ち出さなくてはなるまいよ。
もちろん、水害の被災地への公的補助、先の大震災といい、復興税などの課税でまかなうのではなく、時には己の身を削ってみよと言いたい。
一般市民の税収があっての国、それを瀕死にさせては取るものも取ることはできないだろうに。
秋の長雨、激雨の影響か、心が澱み荒んでしまった。
すっきりと晴れ渡る心地よい秋晴れに、今年は出会えないような気がしてきた。
少なくとも、今月中は。
そろそろ運動会シーズンなのに、貴重な子供たちの笑顔が青空の下弾け咲くことを願うばかり。
彼らは未来の種だから。