rock_et_nothing

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懐に、かなり優しすぎる¥398のワイン:イタリア・キャンティ赤

2011-05-24 00:26:33 | 食べ物たち
今日のワインは、とてもお安い398円のイタリア:キャンティの赤。
ミディアムボディといっていいのか、タンニンがやや強く、珈琲の香りがして、じゃじゃ馬なワインだった。
それでも天然コルクで、きちんと感がある。
ほかには、チリ産、カリフォルニア産などのワインも、同じく398円で並べられていた。
貧乏人には、大助かり。
できるならば、1000円くらいまでの価格帯にしたいのだが、いまは身の丈に合わない。
しかし、日本で398円で売るには、醸造元はいったいいくらで卸しているのだろうか。
円高とはいえ、生産効率化して大量生産をしたにしろ、気になる。
酒類は、手間隙かけてつくるもの。
貧乏人には大いに助かるにせよ、安すぎると物を粗末にしてしまいそうで、もったいないし、飲食物への敬意と感謝を忘れそうだ。
物の値段とは、難しい。
特に、食べ物に関しては。
それでも、「今日の特売」と銘打っても、キャベツ1個1円とかで売っているのを見ると、いくら客寄せにしても憤りを感じてしまう。
店が損をするだけだからいいのではない、キャベツを生産している人たちにその労力に自然の恵みに失礼ではないか。

マハトマ・ガンジー「7つの社会的大罪」
 ○ 原則なき政治     (Politics Without Principles)
 ○ 道徳なき商業     (Commerce without Morality)
 ○ 労働なき富      (Wealth without Work)
 ○ 人格なき学識(教育)  (Knowledge without Character)
 ○ 人間性なき科学    (Science without Humanity)
 ○ 良心なき快楽     (Pleasure without Conscience)
 ○ 献身なき信仰     (Worship without Sacrifice)

人は、現実的に社会的に平等ではない。
生まれ、能力、運において、階層が出来上がっていく。
だから、398円のワインを買って飲む自分の状況を、今は甘受しつつ、何とか向上させようと努力をすべきなのだ。
もちろん、そんな不甲斐無い自分にもワインの恩恵に与れるものがある幸せを、感謝しないわけではない。
日々、食べられる幸せに。

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