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めっちゃブルーベリー

2022-07-29 23:14:32 | ベリー類の栽培


家人が1年かけて丁寧に世話をしたブルーベリー畑で、収穫したブルーベリーがこれ。
直径1.5cm超えの大粒が、たわわにわんさか生っている。
今日は、私の働いているところの子供たちへ、体験学習としてブルーベリー摘み体験に開放した。
暑さが増す午前中、1時間半ほど、休憩を挟みながらブルーベリーを好きなだけ摘む。
7種類くらい植えられているブルーベリーの各々の個性を感じ、自分好みを見つけながら摘む作業に、子供たちは大いに生き生きと没頭していた。
甘いもの、シャリ感のあるもの、やや酸味のあるものなど、木によって異なる個性に驚きながら、一人2kgは摘んだだろうか。
彼らが、せっせと摘んだブルーベリーを持ち帰って家族に振舞うときに、今日のこの感動や発見したことなどを話してもらえると、なにより嬉しい。
たった1時間半の体験が、机上の学習の数時間をしのぐ学びがあると思う。
葉の裏に毛虫がいるかもしれないと注意しながら、ブルーベリーを試食すると、その見た目や実の張り軟らかさで熟し具合を見極め、甘味が異なることに気がついていく。
暑さに耐えつつ、熱中症にならないように日陰を選んで摘み取りをしたり、水分補給をする。
自分の体調を気遣いながら、より美味しいブルーベリーを探し摘み取るという、セルフマネージメントをこなすのだ。
まだ人の管理下にある状況下だが、虫が飛んできたり、足元が安定しない場所もあったりと、瞬発的な対応を求められる場合もある。
五感をフルに活動させることは、人間が本来動物であり、今までの生存競争を生き抜いてきた根源の能力を埋もれさせないために必要だ。
これが、感覚、心の弾性、回復力を養い強化に繋げる。
実際の教育は、どうも人を根本から引き離そうとしているように思えてならない。
もちろん、特定の何がよろしくないわけではなくて、土台からずれて歪みが収まらないといったことが本質に近いのではないだろうか。
ともあれ、この体験が、小さな種となって彼らの心にいつしか豊かで穏やかな緑の世界を芽吹かせる一機になることを願っている。


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