ワイルドベリー
ブルーベリー
昨日の嵐、というよりも台風、そして数時間に渡る雷といった荒天のあとは、突き抜けるような青空と真っ白な雲、照りつける日差しが、いっきに夏を連れて来た。
我が家の上空付近は、航空路となっていて、大海原を渡るイルカの一行のように流線型の機体が、一方向へ流れていく。
しかし、私はのど風邪で、金曜日から具合が悪い。
狭まった気管といがらっぽさに辟易しながら、時折やってくる軽やかな風を心待ちにする。
そして季節は、我が家のベリーたちで賑わう頃となりだした。
今日収穫されたブルーベリーとワイルドベリー、ラズベリーもあったけれど、それは早々に冷凍してしまったので写真はない。
これらは、体調の思わしくない私に変わって、家人がせっせと摘んでくれたものだ。
ブルーベリーは、早生のノーザンハイブッシュ系が8種類くらい混ざっている。
古くから育てているものは、その名前を記録していなくて、「一郎」「次郎」「三郎」と、適当な愛称をつけて区別するくらいだ。
だから、私の一番お気に入りの一郎を苗木で買い増ししたくても、それができない。
家人が、試行錯誤しながら挿し木で増やそうと奮闘するも、なかなか成果を得られない。
思うように行かなく、手間のかかるブルーベリーたちが、なにやら子育てに似ているなどと感想を洩らす家人に、新たな世界が広がったようだ。
今まで、植物にあまり関心のなかった家人にブルーベリーやラズベリー栽培の主導が移ったことで、ともに共有できる世界が増え、とても喜ばしく思っている。
ブルーベリーは、これから一ヶ月以上ゆっくりと収穫が続く。
生り物は、それだけで心が楽しくなる。
それを支えてくれている家人に、ありがとう。
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