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アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

おりがみ

2012-02-17 00:13:03 | 趣味たち
中くらいの人が、最近折り紙に凝っている。
連鶴を折ったり、込み入った折の猫に挑戦したりしている。
中くらいの人は、周期的に折り紙に夢中になる。
将棋やチェスのボードゲーム、小学生の中学年あたりまでは、カーペンターブロックでドラゴンなどを作ったりもしていた。
以外に手先は、器用なほうらしい。

自分も、折り紙に熱中していたときがあった。
病気で入院生活をしていたときに、看護学生の方に教えてもらったパンダと開閉できる番傘は、いったいどれくらい作って人にプレゼントしていただろう。
それから、多面体。
これは、今でも作り、そこここに飾って眺めるくらい好き。

また、折り紙には、コレクションする楽しみがある。
千代紙、両面折り紙、スケルトン素材の折り紙、鏡面加工の折り紙、たくさんの種類がある。
中くらいの人も似たのか、いろいろな折り紙を集めては、ランク付けをして楽しんでいる。
もちろん、気に入った折り紙は使うことなく、ただ眺めるもの。
そういえば、自分が子供の頃集めていた折り紙は、いったいどこへ行ってしまったのだろう。
引越しをしたり、前へ進む為に大切にしていた物たちとあえて決別したときに、誰かに譲ったのかもしれない。
いや、思い出した、番傘や多面体を作って、友達に贈ったのだ。

そして、全く思いだせないものがある。
パンダの作り方。
何十体となく作ったはずなのに、記憶から引き出せない。
子供たちに作ってあげたいのに。
たくさんの折り紙の本にあたって調べてみても、あのパンダの作り方は載っていない。
時と記憶の海に、深く沈んでしまった。
諦めなければ、いつか思い出せるかもしれないし、作り方の本に出合えるかもしれない。
折り紙は、いつでもいつまでも待っていてくれる、控えめな隣人だから、慌てずに。





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