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激しすぎる気象現象

2011-10-18 23:15:44 | 空・雲・星・太陽たち
今年の秋は、ちっとも秋らしくない。
9月、いつまでも夏が居座って蝉の音も賑々しく、「暑さ寒さも彼岸まで」を慰めに過ごしていた。
確かに、その言葉通りに気温は下がったが、急転直下の変動の激しさで、青森や北海道では紅葉前に雪が積もる事態となった。
そして、10月、なんとも真夏日が再来した。
すがすがしく晴れ渡った秋の好日は、ほんの数日しか堪能できない有様だ。
この異常気象は、世界で災害をもたらしている。
インド洋に面したバングラディッシュやパキスタンの大洪水に続き、目下タイと中米のグアテマラやエルサルバドルでも洪水の被害が深刻だ。
日本でも、台風15号の爪あともいまだ深く、復旧に忙しい。
長い地球の歴史の中で、このような自然の変化は些細なことだが、地表にへばりついて生きている人間にとっては、とんでもなく大変なことだ。
産業革命以来、しかも原子力を手にしてこのかた、人間は驕り、実は非力な生き物だということを忘れてしまっているふしがある。
ときどき、ふっと湧いてくる情報に、「隕石衝突で人類滅亡か?」と巷を賑わせたりしているが、映画の「アルマゲドン」のように、隕石を核弾頭で粉砕できるとは思えないし、その放射能を多量につけた破片が地球に降り注ぐことだってありえる。
大きなサイクルの中で、かくも無力な人間は、謙虚になって母なる地球を煩わせてはいけないだろう。
だから、地球とここに生きる同胞達を脅かすことなく、繁栄の道を模索しなければならない。
もしも、頻発する異常気象に、少しでも人間が関与している可能性があるならば、なおのことこれからの行動を改めるように、人間のエゴに振り回されないよう注意深く、幅広い英知を結集してあたっていくのだ。
この場合、国や民族、宗教の垣根を越えることが重要。
何よりも、金神様を妄信しないことが、肝心でもある。
こうしている間にも、膝辺りが冷えてくる。
10月中を過ぎての、標準的な気温なのだと実感し、心なしか安心したのであった。

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