rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

ベタにロマンチックでいこう シューベルト”セレナーデ”

2018-02-22 21:53:26 | 音楽たちークラシック
まだ続いている、ロマンチックなものへの偏向趣味。
本当ならば、今日の音楽は、リストの「愛の夢」だったのだが、以前このブログでとりあげてしまったからシューベルトの「セレナーデ」に代わってもらった。
ともかくこのベタに甘い音楽で、どうにもし難い辛い気持ちにコーティングをしたいのだと思う。
もはや、ヒーリングなんて望まない、沈静麻酔効果を欲している。
音楽や漫画、物語などのこてこてに甘いもので埋め尽くして、ロマンの結晶でシェルターを創っているところだ。

Itzhak Perlman plays Schubert's serenade accompanied by Rohan de Silva on the piano

家人と小さい人たちが好きだという、ラフマニノフ ピアノ協奏曲第二番

2018-02-16 22:45:55 | 音楽たちークラシック
Rachmaninoff - Piano Concerto No. 2 (Zimerman, Ozawa)


生きているけれど、エネルギーが枯渇して、半ば亡者のような昨今の私。
自分の中から湧き出てくるものが皆無なので、家人と小さい人が好きだといっているラフマニノフのピアノ協奏曲第二番の助けを借りる。
もちろん、私も好きだ。
このロマンチックすぎる曲に、ちょっと恥ずかしくなってしまう。
でも、この干からびた心には、これくらいじゃないと潤いがもたらされない気もするからいいのだろう。
何とかして心を豊かに瑞瑞しくありたいのだけれど、ため息と生きる活力がただひたすら漏れ出ていく。
だから、ここもご無沙汰気味となる、つまり言い訳なのだが。

台風18号とバッハ リュート組曲第1番

2017-09-16 23:32:10 | 音楽たちークラシック


J.S.Bach "Lute Suite E minor(arr.for Guitar)" John Williams

今年の台風の特徴か、ゆっくりと進む強い台風18号がいよいよ明日に迫ろうとしている今日は、北よりの肌寒い風の吹く一日だった。
来月末から催す展覧会のために、描き溜めた作品を額装しようと奮闘しながら、このバッハのリュート組曲を聴いていた。
なんと、弦がはじかれて震わす空気の振動の柔らかな心地よさよ。
甘く切ないその調べが、心の疲れをやさしく癒してくれる。
傷口からそっと染み入ったメロディーが、気がつけば私の中で流れていた。
もしできるならば、展覧会会場で控えめに音楽をかけていたいものだ。
きっと会場内の空気は、ほんのりと甘く柔らかになるだろうから。



Bach (by John Williams) - Prelude and Fugue in Am BWV 997

ポリーニ、再発見

2016-01-24 23:07:29 | 音楽たちークラシック



Pollini Chopin Polonaise op. 53 Live

最近の朝の楽しみ、FMのクラシック番組。
数日前の朝、ショパンのピアノ曲が流れていた。
なかなかいいけれど、なんかポリーニのような気がする・・・と思っていたならば、そのようだった。
実はショパンと言ったらポリーニといわれているのだが、どうも自分の好みに合わなかった。
しかし、歳をとって好みが変わったのか、それともポリーニの良さがわかるくらいまで成長したのだろうか、それはどちらともいえない。
けれど、ポリーニを再発見できたことは、私にとって宝物が一つ増えた感覚でとてもうれしいのであった。

元日の楽しみ、ウィーンフィルのニューイヤーコンサート

2016-01-02 21:45:16 | 音楽たちークラシック



André Rieu - Emperor Waltz (Kaiser-Walzer)

毎年元日の楽しみに、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートがある。
今年は風邪で調子が悪かったのと家族がテレビを占有していたために、途中からの視聴となったけれど、晴れやかな会場の雰囲気と華やかな演奏で気持ちが明るくなった。
ウィーン楽友協会の大ホール「黄金のホール」を設立に貢献したシュトラウス一家の曲を定番にして、今年の指揮者マリス・ヤンソンスの茶目っ気たっぷりの指揮は、新春にぴったりであった。
最近欲が出てきて、いつの日にかウィーンでその場に居合わせ素晴らしい音楽にどっぷりと酔いしれたいと思っているけれど、実現やいかに。
そして、ウィーン郊外の景色を描いてみたいと夢見ているのだ。