12月22日(水)午後7時より りゅーとぴあコンサートホールにて
ドイツピアノ界の巨匠 ゲルハルト・オピッツ氏のピアノリサイタルがおこなわれました。
プログラムはベートーベン4大ピアノソナタ 「悲愴」「月光」「テンペスト」「熱情」です。
オピッツ氏は1953年生まれ。5歳からピアノを始めて11歳には公式の場で演奏したそうです。
現在は57歳?くらいかな。昨日は黒っぽいスーツを着ていらっしゃいましたが、赤い洋服を着ていたらサンタクロースのような感じです。(失礼をお許しください)
以前テレビでも彼の演奏を聴いていたので、今回はとても楽しみにしていきました。
1曲目は「悲愴」です。ピアノ学習者なら一度は弾いてみたい曲ですよね。
最初の音を出した瞬間から彼の世界に引き込まれていく感じです。
うまいとかすごいとかいうことではなく、その音の中に居ることがとても自然で気持ちがいいんです。
ベートーベンって「情熱的で荒々しくて」というイメージがありますよね。
でも、彼のベートーベンは軽やかで安定したリズムの中に優しいメローディーと激しい情熱の両方が存在しいました。
ドイツの風景が後ろに見えてくるような不思議な感じがしました。
第2楽章ではほんとに美しく優しいメロディーに胸がいっぱいになりました。
久しぶりに出かけたコンサートでしたが、ほんとに楽しみました。
オピッツサンタさんから素敵なクリスマスプレゼントをもらった感じです。
みなさまも、機会があったらいろいろなコンサートに出かけてみてくださいね。