大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

ライター考察

2006年12月03日 21時10分42秒 | 映像作品
映像作品を見る人は、それぞれ違う見所を持っています。そしてそれは、ヒーロー作品にも同じ事が言えます例えば今まで見たことの無い特撮、画面の中で生きる架空のモンスター、イケメン俳優が目当ての主婦…ちなみに私の場合はストーリー性を重視しています。そして、そのストーリーを紡ぐのがプロデューサー、そして直接それを形にするのが脚本家ですが、今回はその辺に焦点を当てようと思います…でもあんまりディープな内容じゃないですよ?

ボウケンジャーのメインライターと言えば、少し前に鋼の錬金術師や仮面ライダーブレイドを手がけた曾川昇です。しかし、個人的にはボウケンジャーに参加しているライターで一番ダメだと思ってます。前述の仮面ライダーブレイドでは、途中参加でありながらもあそこまでダメだった本作をあそこまで立て直した功労者でした…。ボウケンジャーですがまぁ、それは最初の内が特にそうだって話で全部がダメでも無かったんですが…アクタガミの時とかたまーに良い話もありましたし。他にも大和屋尭氏や荒川成久氏も参加されていますが、個人的に最も気になっていたのが“小林靖子”女史でした。

と言うのも、私はこの小林女史が好きなライターだからです。1997年に放送された“電磁戦隊メガレンジャー”、こちらもメインライターの武上純希がもう初っ端からツッコミ入れまくりのクズシナリオを連発してくれたもんですが、その反面メガレンジャーに参加していた小林女史のシナリオ、荒削りではありましたが中々見ごたえのあるものでした…ネジレ獣ドクガネジレのバラ蒔いた猛毒燐粉に侵され余命いくばくもない事を知らず、近所のゲームセンターに新作ゲームが入荷する事に期待する少年や身内に子供が生まれた事を喜ぶ中年男性と“明日に思いを馳せる市民”や、ネジレ獣セミネジレに追われながらも大人の余裕や優しさを見せるメガシルバー…そして後半は実質小林女史が表立ってシナリオを書いていた様なモンでした。そして翌年、“星獣戦隊ギンガマン”でメインライターに就任、傑作となりました(個人的には)…そしてその数年後には個人的にシリーズ最高傑作だと思っている未来戦隊タイムレンジャーを最後に、戦隊シリーズから去ってしまいました。

それから、小林女史は仮面ライダー龍騎やセーラームーンや…これはアニメですが“GEAR戦士 電童”や“灼眼のシャナ”や“ギャラクシーエンジェル”に参加しておりました。実は当方、その頃の事は龍騎と電童くらいしかよく知らんデス。シャナも一応見ました、確かに面白かったですけどあれは原作付きですから小林女史だけの功績じゃ無いし。

そして今年のボウケンジャーにて、ついに小林女史がカムバックしました。その時の放送時までそれを知らなかったので、そりゃ驚いたもんです。しかし見てみると…腕が落ちたなぁと感じましたね。なんというか、際立った個性が薄れて普通レベルになったというか。戦隊シリーズのシナリオを書く時のカンが鈍ってしまったんでしょうか?

で、その小林女史の特徴に挙げられるのが、“丁寧な心理描写”や“よく考えられた話の組み立て方”、そして“やおい描写”です。しかし、比較的控えめなので、個人的には許容範囲です。最近だと、もうホモだと疑うべくも無い直接的な描写が多いですからねー種とかデス種とかアクエリオンとか。

でも、回数をこなしていく内に少しずつカンを取り戻してきたみたいです…それでも全盛期(と私個人は呼びます)に比べるとまだまだですけど。これからまた以前のように化けるかもしれませんので、今後も小林女史を応援したいと思います。そして願わくば、来年の“獣拳戦隊ゲキレンジャー”…ってタイトルらしいですが、兎に角来年の戦隊でメインライターに就任して欲しい所です。ま、来年の今頃は手の平返してるかもしれませんけどね。見てみないと分からないし。

ここで一つ面白い話。
ボウケンジャーレビューで当初から述べている“ボウケンジャーのやってる事は単なる強盗と紙一重”論、小林女史もその辺が引っかかっているらしく、キャラクターに“お前達は世界中のプレシャスを独り占めしているそうじゃないか”と言わせたり、プレシャスを手に入れたクエスターにプレシャスを渡せと詰め寄った時、ガイに“これじゃどっちが強盗なのかわからねーなぁ?”と言わせたりしてました…やっぱり釈然としないよねぇボウケンジャーは。結局手に入れたプレシャスを自分達の利益の為に利用している(例 ズバーン他)んだから、ボウケンジャーとネガティブの線引きは極めて曖昧になってます(´∀`)アヒャヒャヒャヒャ。でも小林女史、そういう貴女も以前、海の都を復活させるのが自分達水の民の何世代にも渡る悲願であり、それを実現させたいと願うラギに協力を申し出たチーフに“こんな冒険滅多にない”と言わせ、“水の民の思いを冒険ごっこと一緒にするなッッッ!!!”と案の定ブチ切れた(当たり前だッ!)ラギに詰め寄られたチーフに“それは違う、俺は本気で冒険がしたいんだ!”と言い訳になってない台詞を吐かせたり(もう少し気の利いた台詞を言わせてください)、ダークシャドウとの取引でボウケンジャーに偽札を使った詐欺行為をさせてますけど?

あー…今回のミニコーナーのテーマは“基地ロボ”、その第1号こと“高速戦隊ターボレンジャー”に登場したターボビルダーと、“地球戦隊ファイブマン”に登場したマックスマグマが紹介されていましたが…何故に“特捜戦隊デカレンジャー”のデカベースロボを紹介しないッッッ!!!基地ロボなんてただでさえ玉数が少ないんだから、尚更取り上げないとダメだろうッッッ!!!しかもデカベースロボは最新の基地ロボ…あーあやっちゃったな_| ̄|O|||ところで、“超力戦隊オーレンジャー”のキングピラミッダーは基地ロボに入るのかな?どっちかっつーと“超新星フラッシュマン”のグレートタイタンに近いと思うけど。


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4 コメント

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お邪魔します (Gun0826)
2006-12-22 20:05:23
はじめまして、ですよね。
ExciteでブログやっておりますGunと申します。

靖子タンのことが書かれてましたのでちょっと
コメントしてみました。
靖子タン、俺は龍騎大好きなので割りとシンパ
なのですが、東映作品の場合プロデューサーの
意向もあるみたいなので難しいとこですよね。
白倉氏とはわりといい関係のように思います。
(色々ありますが実写版セーラームーンも俺は好き
「009-1」でも靖子タンが書いてた回はわりと
良かったですよ。
来年の「電王」と「ゲキレン」のライターが
気になります。
Unknown (帝王ソダン)
2006-12-23 22:39:33
どうも、はじめまして…です(^^;)

当初は同じ東映作品“特捜ロボ ジャンパーソン”でデビューしそこからビーファイターカブトまでメタルヒーローシリーズでシナリオを書いていたらしいですが、どうもその頃はいまいちパッとしないライターでしたけど、戦隊の方に移ってから大化けしました。そのお陰で今の小林女史がある訳ですから、世の中ってのは分からないものです。

でも、プロデューサーの違いなのか、龍騎の方はタイムレンジャーと比べると小林女史の持ち味が若干押さえ気味になった気がします…雑魚ライダーもしっかりキャラクター性を描いてくれてたのは嬉しかったですけど(はっきり言って、ザビーよりシザースやベルデの方が印象強かったですし)。

アニメの方でも、009や電童で面白いシナリオを書いてくれたのは本当に嬉しかったです…009では004ばっかり目立っていたりしましたけど。電童の方では参加ライターの中で最も面白かったと思ったのですが、嫁と喧嘩して自主降板した(って噂ですけど)のが本当に残念でした。

でも、プロデューサーの白倉氏はどーもあんまり好きになれません。頼むから、毎年毎年同じ様な展開にするのはいい加減に止めてくれませんか…序盤をすぎると人間の姿を持つ上級怪人が出るとか、子供の喧嘩みたいな下らない理由で戦うライダー達とか、終盤になると怪人がたくさん出てきて人を襲うとか…どーせ電王もこんな展開になるんじゃないですか?今の所アナウンスはされてませんけど、どーせ他のライダーも出るでしょうから。ライターが違っても、プロデューサーが思考停止している以上結果は眼に見えてます。

余談ですけど、電車+桃太郎金太郎浦島太郎竜神太郎って…ハドソンに訴えられませんかね?
Unknown (純1)
2012-11-07 20:18:19
昔の宇宙船に載ってた名前調べてみたら」相変わらず何年もおかしなこと言ってやがんのね
ま、嘘吐き朝日だし当然の結果ですか…。 (ALE)
2012-11-07 22:48:11
どうも初めまして。当ブログ管理人のALEと申します。
ま、このネタ書いたのってもう6年も前の事なので、今思うと「いやここはどうだろう?」と思う所も有りますね…たはは。

あと宇宙船ですが、2000年代初期の件でしょうか?
確かにあれは私の投稿したものですが、本音を言うとあれ没にして欲しかったんですよ。こう考えている読者もおる、その為にとても掲載出来ない
様なものを書いたつもりです。しかし、それを敢えて掲載して悪い読者の見本に仕立てたのが編集部。ぶっちゃけ、あんなものをわざわざ載せる位
ならもっと他の投稿者の方を載せてやれよ…と思ったものです。

で、それに付いた編集部のコメントもまた酷いもので、それに対して確かに私は当時抗議文を描きました。その内容は「編集者なら、読者に対し
公平な立場を取らなきゃならんのに、肯定派だけ認めて否定派だけ認めないのは失礼だろう?もう二度と投稿しない。」みたいな。しかし今にな
って考えてみると、編集部側にも立場がありますから、どうしてもそうなりやすいのも分かります。某ゲーム誌でも、正直なコメント書いたらスクウ
ェアの怒りを買って取材拒否されたなんてケースもありましたしね。だったら尚の事、最初からあんなものをわざわざ掲載するなよ…と。

しかしその抗議文が次号で取り上げられ(この時点でまったく必要の無い事なのですが…)、「抗議文が来てるんだけど、“読者を否定するとは
失礼な!もう二度と投稿しない”だってさ。自分だけ安全地帯にいて虫が良すぎるw」と、抗議文のネガティブな部分だけを抜き出した酷い代物
でした。この事は当時の2ちゃんねるのスレの一つ「宇宙船編集部を叩くスレ」で告発したんですが、それが住人達を激怒させ担当ライターのBBS
が大炎上になったんですよ。主に2ちゃんでの反応は、やっぱり私の考え通り「あんなもの載せるなよ」や「安全地帯にいるのは編集者の方だろ」
って意見が大半で、みんな私の味方をしてくれましたよ。ま、趣旨が「編集部を叩くスレ」ですから当たり前ですか…。それに、それ以前にそんな
スレが有ったのだから、元々評判悪かったって事ですよね。

ちなみにライターBBSの反応は、この様な工作をしておきながら「ふんわか行こうよふんわか」と、シャンゼリオンの台詞を引用していましたが、
逆にこれが火に油を注いでましたね。「こんな卑劣な事をやっておいて、ふんわかなど行けません!」とか言われていたのを覚えています。
それに大体、BBSには「この事は本当なのか?」って質問が主で、それに対する答えが「ふんわか行こうよ」では…そりゃみんな怒るでしょ。

あの件はあまり思い出したく無い事ですが、あれから10年経過した今でも誤解してる方がいらっしゃるみたいなので、真実を知って頂けると幸いです。
まぁ、日頃から捏造報道を繰り返している朝日ですから、読者の投稿内容を捻じ曲げる位は平気でやりますわなぁ。

長々と乱文乱筆申し訳ありませんでした。

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