→その1
さて、基本設定はこのくらいにして、今度はストーリーについて。基本的な流れはガロガの作戦開始→それに使う恐獣をミサイルで運搬→防人一家がレーダーで恐獣ミサイル探知→着弾地点に先回り→そこでガロガと等身大戦→恐獣到着→巨大戦…こんな感じだったのです最初は。しかし防人一家が見逃したのか、地球に飛来したミサイルに気付かない時も多かったですね。その際は、作戦重視で恐獣は地球に到着してもミサイルに収まったままで、必要な時に恐獣を出す感じです。
ちなみに、防人一家の故郷ピースランド星を滅ぼした時は、地味な作戦なんかやらずにいきなり恐獣ミサイルを乱射し、ピースランド星を粉々に吹き飛ばしていました。映像的にはミサイル乱射→直後に大爆発なのですが、多分その間にピースランド星が無数に現れた恐獣軍団に蹂躙されていたのでしょう。だったら何故同じ方法を地球に使わない?と常々思っていたのですが、もしかしてピースランド攻略戦で星ごと投入した恐獣を吹っ飛ばしてしまい、戦力の大半を失ってしまったのでは?だから、地球攻略戦では一度に大量の恐獣を投入できなかったのでは?そう言えばピースランド星はガロガの手にかかった最初の惑星、全宇宙制服を企んでいる割にはこの後先考えない行動、どうやらあまり頭は良くない様ですガロガ。でも戦力を小出しにしか出来なくなったおかげで、1~2匹ずつ現れる恐獣を各個撃破して行っているので、少数勢力の防人一家でも何とか戦えています。
しかし聞いた話によると、設定ではピースランドに発射したミサイル群は恐獣ミサイルでは無く、単なる弾道ミサイルだったらしいです。それでピースランドに反撃する暇すら与えず滅ぼせたのなら、同じ方法で地球を攻撃すりゃいいのに…?例えば弾薬を使い尽くしたから、本来は弾薬を詰めるスペースに恐獣を詰めてるんでしょうか?うーん…好意的に解釈するにも流石に限度が有るぞ。どんなに好意的解釈しても、やればやるほどガロガが後先考えないアフォにしかならんし。もしかしたら、ガロガとピースランドがガチでやりあったら、ガロガは小指でやられるくらいピースランドは強かったのかも。だからミサイル群で一気に殲滅…で、ピースランドより劣る地球なら恐獣で充分!と判断したのかもしれません。あ、こっちは割と説得力ある推論。
第一話に於いて初めて登場したガロガ恐獣レッドスパーク、それを見たゾーンファイターは「レッドスパークだ!」と名前を口にします。その後に恐獣ミサイルで飛来したマグネ恐獣ジキロ、それを見てゾーンジュニアは思わず「あ!ジキロだ!」と叫びます。第二話では現れた恐獣デストロキングの声をスピーカー越しに聞き、「あの声はデストロキングだ!」と漏らす防人一家父ですが、この一家は怪獣マニアなのか???と思ったら、後半に出て来るのですがなんと防人家には恐獣図鑑があったのですよ…。そんなものを一体どうやって?家族で作ってたのか?それを地球じゃ図鑑じゃ無くて同人誌って言うんですよ?でも台詞を聞いてると、これまで登場していない恐獣まで載っているみたいです。となると、別に防人一家が作ったんじゃ無さそうです。では、“地球に現れていない恐獣まで載っている図鑑をどうやって入手したのか?”と言う最もな疑問、これを好意的解釈してみましょう。ズバリ、ガロガが出版してたのでしょう。で、その売り上げがガロガ運営資金に…どんだけ安いんだガロガって連中は。フォローすればするほどおかしくなっていきますな。
防人一家は宇宙人なので、地球の常識とはちょっと違います。その一つが「ゾボット」なる小型メカがあります。これはスモーキと違い生身の人間が持ち歩ける携帯メカで、録音機能と飛行機能が備わっています。まずこれに要件を録音し、これを防人家に飛ばします。到着したゾボットに録音された声を再生して意思の疎通をする…まぁ伝書鳩みたいな感じです。しかしこれ…わざわざ伝書鳩システムを用いるって事は、ピースランド星人には無線通信ってものが無いんでしょうか?と思ったら、後にゾボットをトランシーバーの様に使って無線通信してます。伝書鳩システム意味ねぇ!?
第四話を見ていて気になった事が有ります。このエピソードでは、防人一家以外のピースランド星人の生き残りにして、蛍の彼氏「幸夫」が現れます。宇宙人なのに日本名なのは大目に見ますけど、この幸夫はガロガに寝返っていたのです。しかしおかしな事に、幸夫はピースランド星人なのにガロガの姿に変身するわ、しかもガロガ恐獣スパイラーに巨大変身するわ…もう一回言うけどお前ピースランド星人だろ!?だから最初はガロガが幸夫に化けているもんだと思ったのですが、話の最後まであれは幸夫本人だったって前提で話が進むんです。お前ら少しはおかしい事に気付け!しかしここは好意的に、こんな風に解釈してみました。ガロガの姿は本来のものでは無く、あれは宇宙服の様なスーツなのではないか?そして中身は地球人やピースランド星人と変わらない、普通の人間の姿なのではないか?更にガロガ恐獣への変身能力は、スーツに備わった機能なのではないか?と。これなら全て説明が付きます…まぁこんな謎が解けても嬉しくもなんとも無いですけど。
実はこのエピソード、スパイラーとは別に普通の恐獣ワルギルガーなる聞くからに悪そうな名前の恐獣が出ます。つまり2対1、ゾーンファイター苦戦必須です。そこで現れるのが本作で最も有名な要素にして、ゾーンファイターの心強い味方。その名はゴジラ!
そう、怪獣映画の代表作であるあのゴジラです。作っているのが同じ東宝ですから、こんな風にゴジラがゲスト出演するのが本作最大の売り!聞く所によると、ゴジラ登場回は本作にしては高視聴率だったそうです。それによりゾーンファイターが食われ印象が薄くなった…例えて言うなら新人芸人が司会を務めるバラエティ番組に、大御所芸人がゲスト出演して影が薄くなったみたいな感じ…とよく語られています。現に、私もその様に書かれた本を何冊か拝見しました。
しかし実際全話見て見ると、ゴジラが登場したのは全26話中でたったの5話!あとの21話はゾーンファイターが一人で戦っているので、ゴジラが目立ちすぎてゾーンファイターが食われるってのは完全にデマです。
現に上記の様な恐獣二匹対ゴジラ&ゾーンファイターのタッグの場合、ゴジラもゾーンファイターもそれぞれ相手を倒してますし。ですから視聴を考えている人は、ゾーンファイターはちゃんと目立っているのでご安心を。
ゲスト出演する東宝怪獣はゴジラだけでなく、少ないですが他の怪獣も登場します。しかしラドンやアンギラス、モスラはこの年代だと味方怪獣、しかも本作の性質上これ以上味方怪獣出しても邪魔なだけ。よって出るのは敵怪獣のみとなります。で、出たのはキングギドラとガイガン…ガイガンは兎も角キングギドラは、テレビ特撮のゲストに出すにはあまりにも強すぎませんか?キングギドラって言ったらゴジラの宿敵、何度もゴジラと戦ってきた宇宙超怪獣です。でも映画に登場した時は高確率で宇宙人に操られていたので、ガロガの手下として登場してもそれほど違和感は無いです。尚、本作ではガロガの所有する恐獣の一つとして登場し、恐獣ミサイルで発射されていました。もちろん、怪獣マニアの防人一家はキングギドラを知ってましたよ?
でもそこはそれ腐ってもキングギドラ、東宝怪獣ではゴジラに匹敵する最強怪獣ですから扱いはとても良かったんです。ウルトラシリーズ同様に恐獣は一話に一匹使い捨て(時には一話に二匹の時も)がデフォですが、キングギドラの場合は二話に渡って登場し大暴れしています。しかも流星ミサイルマイトでも倒せず、ゴールドガロガの撤退命令が下ったとは言え追っ払うのが精いっぱいでした。尚、再登場はしなかったので前線基地に帰らず、そのままどっか行ってしまった様です。映画の方でもゴジラとの決着はつかず大抵逃げ出していました(ただし、例外的に怪獣総進撃では土砂崩れの中に生き埋めになっています)し、当時の時点で次の映画に出す可能性が有ったので、下手に殺しちゃ不味かったのでしょうきっと。尚、キングギドラ編にゴジラは登場しません。
それから少したって登場したのがガイガン、こちらも恐獣扱いで登場しました。まぁガイガン自体が元々宇宙人に作られたサイボーグ怪獣、つまり恐獣に近い立場ですから、こちらもガロガ配下で登場しても違和感無し。しかしガイガンの扱いはキングギドラの様に良くは無く…むしろ悪いです。何せこのエピソード、登場恐獣はガイガンだけなのにゴジラが出て来るんです。ガイガンもゴジラには顔馴染なので出すのは結構なのですが、ガイガンにしてみればゴジラの後にゾーンファイターとも戦わなきゃならん羽目に陥り、しかもしかも流星ミサイルマイトで粉々にされます…つまり死んだ。映画の方では最後は逃げ出していたのに、画面外ですが爆発&事件解決してますので、明らかにガイガンはここで死んでいます。
しかも情けない事に、ちょっと時間を戻しますがゴジラ相手に戦って敗れたガイガン、背を向けて勝ち誇るゴジラですがその時にゆっくりと起き上がるんですね。その時にナレーションが出るんですが、「ガイガン忍法生き返りの術!」と…それ死んだふりって言わんか???隙をついてゴジラに襲い掛かりたかったガイガンですが、その直後にゾーンファイターが出現したので作戦失敗、そのまま流星ミサイルマイトの餌食に。尚その間ゴジラは何してたかってーと、ただぼーっと突っ立って見てるだけでした。映像は出ませんが、加勢するシーンが出なかったので多分そうでしょう。まぁゾーンファイターだけで大丈夫と判断したのでしょう…何せゴジラは過去にも映画の方でガイガンと戦っています、ガイガンの力量は知ってますから。事実ゾーンファイターはそれほど苦戦もせず勝っていたので、東宝映画からのゲストなのにこの扱いの酷さは何なの…?これだったら、キングギドラを再登場させてタッグ組ませた方が良かったんじゃないの???個人的にはメカゴジラ出して欲しかったんですけど、この年代にはまだメカゴジラいませんので(流星人間ゾーンは昭和48年、ゴジラ対メカゴジラは昭和49年)。
→次回に続く。
さて、基本設定はこのくらいにして、今度はストーリーについて。基本的な流れはガロガの作戦開始→それに使う恐獣をミサイルで運搬→防人一家がレーダーで恐獣ミサイル探知→着弾地点に先回り→そこでガロガと等身大戦→恐獣到着→巨大戦…こんな感じだったのです最初は。しかし防人一家が見逃したのか、地球に飛来したミサイルに気付かない時も多かったですね。その際は、作戦重視で恐獣は地球に到着してもミサイルに収まったままで、必要な時に恐獣を出す感じです。
ちなみに、防人一家の故郷ピースランド星を滅ぼした時は、地味な作戦なんかやらずにいきなり恐獣ミサイルを乱射し、ピースランド星を粉々に吹き飛ばしていました。映像的にはミサイル乱射→直後に大爆発なのですが、多分その間にピースランド星が無数に現れた恐獣軍団に蹂躙されていたのでしょう。だったら何故同じ方法を地球に使わない?と常々思っていたのですが、もしかしてピースランド攻略戦で星ごと投入した恐獣を吹っ飛ばしてしまい、戦力の大半を失ってしまったのでは?だから、地球攻略戦では一度に大量の恐獣を投入できなかったのでは?そう言えばピースランド星はガロガの手にかかった最初の惑星、全宇宙制服を企んでいる割にはこの後先考えない行動、どうやらあまり頭は良くない様ですガロガ。でも戦力を小出しにしか出来なくなったおかげで、1~2匹ずつ現れる恐獣を各個撃破して行っているので、少数勢力の防人一家でも何とか戦えています。
しかし聞いた話によると、設定ではピースランドに発射したミサイル群は恐獣ミサイルでは無く、単なる弾道ミサイルだったらしいです。それでピースランドに反撃する暇すら与えず滅ぼせたのなら、同じ方法で地球を攻撃すりゃいいのに…?例えば弾薬を使い尽くしたから、本来は弾薬を詰めるスペースに恐獣を詰めてるんでしょうか?うーん…好意的に解釈するにも流石に限度が有るぞ。どんなに好意的解釈しても、やればやるほどガロガが後先考えないアフォにしかならんし。もしかしたら、ガロガとピースランドがガチでやりあったら、ガロガは小指でやられるくらいピースランドは強かったのかも。だからミサイル群で一気に殲滅…で、ピースランドより劣る地球なら恐獣で充分!と判断したのかもしれません。あ、こっちは割と説得力ある推論。
第一話に於いて初めて登場したガロガ恐獣レッドスパーク、それを見たゾーンファイターは「レッドスパークだ!」と名前を口にします。その後に恐獣ミサイルで飛来したマグネ恐獣ジキロ、それを見てゾーンジュニアは思わず「あ!ジキロだ!」と叫びます。第二話では現れた恐獣デストロキングの声をスピーカー越しに聞き、「あの声はデストロキングだ!」と漏らす防人一家父ですが、この一家は怪獣マニアなのか???と思ったら、後半に出て来るのですがなんと防人家には恐獣図鑑があったのですよ…。そんなものを一体どうやって?家族で作ってたのか?それを地球じゃ図鑑じゃ無くて同人誌って言うんですよ?でも台詞を聞いてると、これまで登場していない恐獣まで載っているみたいです。となると、別に防人一家が作ったんじゃ無さそうです。では、“地球に現れていない恐獣まで載っている図鑑をどうやって入手したのか?”と言う最もな疑問、これを好意的解釈してみましょう。ズバリ、ガロガが出版してたのでしょう。で、その売り上げがガロガ運営資金に…どんだけ安いんだガロガって連中は。フォローすればするほどおかしくなっていきますな。
防人一家は宇宙人なので、地球の常識とはちょっと違います。その一つが「ゾボット」なる小型メカがあります。これはスモーキと違い生身の人間が持ち歩ける携帯メカで、録音機能と飛行機能が備わっています。まずこれに要件を録音し、これを防人家に飛ばします。到着したゾボットに録音された声を再生して意思の疎通をする…まぁ伝書鳩みたいな感じです。しかしこれ…わざわざ伝書鳩システムを用いるって事は、ピースランド星人には無線通信ってものが無いんでしょうか?と思ったら、後にゾボットをトランシーバーの様に使って無線通信してます。伝書鳩システム意味ねぇ!?
第四話を見ていて気になった事が有ります。このエピソードでは、防人一家以外のピースランド星人の生き残りにして、蛍の彼氏「幸夫」が現れます。宇宙人なのに日本名なのは大目に見ますけど、この幸夫はガロガに寝返っていたのです。しかしおかしな事に、幸夫はピースランド星人なのにガロガの姿に変身するわ、しかもガロガ恐獣スパイラーに巨大変身するわ…もう一回言うけどお前ピースランド星人だろ!?だから最初はガロガが幸夫に化けているもんだと思ったのですが、話の最後まであれは幸夫本人だったって前提で話が進むんです。お前ら少しはおかしい事に気付け!しかしここは好意的に、こんな風に解釈してみました。ガロガの姿は本来のものでは無く、あれは宇宙服の様なスーツなのではないか?そして中身は地球人やピースランド星人と変わらない、普通の人間の姿なのではないか?更にガロガ恐獣への変身能力は、スーツに備わった機能なのではないか?と。これなら全て説明が付きます…まぁこんな謎が解けても嬉しくもなんとも無いですけど。
実はこのエピソード、スパイラーとは別に普通の恐獣ワルギルガーなる聞くからに悪そうな名前の恐獣が出ます。つまり2対1、ゾーンファイター苦戦必須です。そこで現れるのが本作で最も有名な要素にして、ゾーンファイターの心強い味方。その名はゴジラ!
そう、怪獣映画の代表作であるあのゴジラです。作っているのが同じ東宝ですから、こんな風にゴジラがゲスト出演するのが本作最大の売り!聞く所によると、ゴジラ登場回は本作にしては高視聴率だったそうです。それによりゾーンファイターが食われ印象が薄くなった…例えて言うなら新人芸人が司会を務めるバラエティ番組に、大御所芸人がゲスト出演して影が薄くなったみたいな感じ…とよく語られています。現に、私もその様に書かれた本を何冊か拝見しました。
しかし実際全話見て見ると、ゴジラが登場したのは全26話中でたったの5話!あとの21話はゾーンファイターが一人で戦っているので、ゴジラが目立ちすぎてゾーンファイターが食われるってのは完全にデマです。
現に上記の様な恐獣二匹対ゴジラ&ゾーンファイターのタッグの場合、ゴジラもゾーンファイターもそれぞれ相手を倒してますし。ですから視聴を考えている人は、ゾーンファイターはちゃんと目立っているのでご安心を。
ゲスト出演する東宝怪獣はゴジラだけでなく、少ないですが他の怪獣も登場します。しかしラドンやアンギラス、モスラはこの年代だと味方怪獣、しかも本作の性質上これ以上味方怪獣出しても邪魔なだけ。よって出るのは敵怪獣のみとなります。で、出たのはキングギドラとガイガン…ガイガンは兎も角キングギドラは、テレビ特撮のゲストに出すにはあまりにも強すぎませんか?キングギドラって言ったらゴジラの宿敵、何度もゴジラと戦ってきた宇宙超怪獣です。でも映画に登場した時は高確率で宇宙人に操られていたので、ガロガの手下として登場してもそれほど違和感は無いです。尚、本作ではガロガの所有する恐獣の一つとして登場し、恐獣ミサイルで発射されていました。もちろん、怪獣マニアの防人一家はキングギドラを知ってましたよ?
でもそこはそれ腐ってもキングギドラ、東宝怪獣ではゴジラに匹敵する最強怪獣ですから扱いはとても良かったんです。ウルトラシリーズ同様に恐獣は一話に一匹使い捨て(時には一話に二匹の時も)がデフォですが、キングギドラの場合は二話に渡って登場し大暴れしています。しかも流星ミサイルマイトでも倒せず、ゴールドガロガの撤退命令が下ったとは言え追っ払うのが精いっぱいでした。尚、再登場はしなかったので前線基地に帰らず、そのままどっか行ってしまった様です。映画の方でもゴジラとの決着はつかず大抵逃げ出していました(ただし、例外的に怪獣総進撃では土砂崩れの中に生き埋めになっています)し、当時の時点で次の映画に出す可能性が有ったので、下手に殺しちゃ不味かったのでしょうきっと。尚、キングギドラ編にゴジラは登場しません。
それから少したって登場したのがガイガン、こちらも恐獣扱いで登場しました。まぁガイガン自体が元々宇宙人に作られたサイボーグ怪獣、つまり恐獣に近い立場ですから、こちらもガロガ配下で登場しても違和感無し。しかしガイガンの扱いはキングギドラの様に良くは無く…むしろ悪いです。何せこのエピソード、登場恐獣はガイガンだけなのにゴジラが出て来るんです。ガイガンもゴジラには顔馴染なので出すのは結構なのですが、ガイガンにしてみればゴジラの後にゾーンファイターとも戦わなきゃならん羽目に陥り、しかもしかも流星ミサイルマイトで粉々にされます…つまり死んだ。映画の方では最後は逃げ出していたのに、画面外ですが爆発&事件解決してますので、明らかにガイガンはここで死んでいます。
しかも情けない事に、ちょっと時間を戻しますがゴジラ相手に戦って敗れたガイガン、背を向けて勝ち誇るゴジラですがその時にゆっくりと起き上がるんですね。その時にナレーションが出るんですが、「ガイガン忍法生き返りの術!」と…それ死んだふりって言わんか???隙をついてゴジラに襲い掛かりたかったガイガンですが、その直後にゾーンファイターが出現したので作戦失敗、そのまま流星ミサイルマイトの餌食に。尚その間ゴジラは何してたかってーと、ただぼーっと突っ立って見てるだけでした。映像は出ませんが、加勢するシーンが出なかったので多分そうでしょう。まぁゾーンファイターだけで大丈夫と判断したのでしょう…何せゴジラは過去にも映画の方でガイガンと戦っています、ガイガンの力量は知ってますから。事実ゾーンファイターはそれほど苦戦もせず勝っていたので、東宝映画からのゲストなのにこの扱いの酷さは何なの…?これだったら、キングギドラを再登場させてタッグ組ませた方が良かったんじゃないの???個人的にはメカゴジラ出して欲しかったんですけど、この年代にはまだメカゴジラいませんので(流星人間ゾーンは昭和48年、ゴジラ対メカゴジラは昭和49年)。
→次回に続く。
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