大きな世界の小さな部屋

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メイデイ!メイデイ!SOS!

2012年05月14日 07時25分44秒 | 映像作品
皆さんは“レスキューポリス”をご存知ですか?


有名特撮ヒーロー番組“宇宙刑事ギャバン”から始まった東映メタルヒーローシリーズ、その中の一つがそのレスキューポリス。1990年から1992年まで展開された全三作、第一作目「特警ウインスペクター」に第二作目「特救指令ソルブレイン」、そして最終作となった第三作目「特捜エクシードラフト」がそれに当たります。現在(2012年5月14日現在)は、YouTubeにて特警ウインスペクターが無料配信されております。私は当時夢中になってみておりまして、あの頃は特撮から退いていたものですがそんな私を引き戻した最大の功労者、それがウインスペクターだったのです。

そして、特撮ファン的には現在“特命戦隊ゴーバスターズ”を手掛けておられる、脚本家の“小林靖子”さんをこの業界に引き込んだ切っ掛けとしても有名ですな。個人的には、現在は声優をやっておられる“大友龍三郎”さんや“かないみか”さん、それ以前にも“超新星フラッシュマン”や“超獣戦隊ライブマン”にも出演経験のある“中田譲治”さんが顔出しで出演されてる事にも注目したいです。


では、ウインスペクターの特徴について、箇条書きにしてみましょう。


・主人公は刑事、所属組織は警察。もちろん変身します。
・敵は生身の犯罪者、もしくは災害。
・よって怪人は基本的に登場しません(例外有り)、そして派手な必殺技を叩きこんだりもしません。
・基本的な流れは、事件発生→犯罪捜査→犯人突き止める→犯人が抵抗又は災害発生→主人公変身→犯人逮捕または要救助者のレスキュー→エンディング
・犯罪者は基本的にそれぞれが独立しており、一年通して彼らを裏で操る巨大組織的なものは登場しません。


大体こんな感じでしょうか?この様に、それまでの特撮ヒーローとは大きく異なる異色作でした。でもその刑事ドラマ的なストーリーが、当時中学生だった私を鷲掴みにしたのです。現在も大好きです、多分私の好きな特撮ヒーローベスト3に入ると思います、ウインスペクター。ただ、刑事ドラマ的内容になったのは前年度ほど予算が取れず、今までの様に毎回怪人出せなかったのが真相らしいです。


しかし世の中分からないもので、結果的に誕生した“変身ヒーローものと刑事ドラマのマッチング”、それが好評で高視聴率を記録し、翌年度も同じ路線の番組が制作されました。それが第二作目“特救指令ソルブレイン”で、レスキューポリスシリーズの始まりでした。最終的には第三作目“特捜エクシードラフト”でレスキューポリスは終了し、それ以降は新作は一切作られていません。ただ、後に変身ヒーローとレスキューをマッチングさせた“救急戦隊ゴーゴーファイブ”、“レスキューフォース”、“レスキューファイヤー”が生まれ、変身ヒーローに警察要素を取り入れた“未来戦隊タイムレンジャー”や“特捜戦隊デカレンジャー”が誕生しました。後者も好きですが、特撮らしく敵は宇宙人だったりロボットだったりしたものです。尚、ヒーローと警察のマッチング…そのアイディアの始祖は“ロボット刑事”ですが、こちらは主人公がロボットで変身しないので除外。ただ、あれも主犯格は生身の犯罪者で、戦うのは“犯罪幇助組織から派遣されたロボット”の構図でしたが。


でも、レスキューポリススキーな私としては、そのフォーマットに則った“現代のレスキューポリス”が見たいのですよ。ウインスペクター見て、余計にそう思いました。以後、ここから先は全て私の妄想です。“今作るんだったらこんな感じかな?”もしくは“こーゆーのが見たいヨ!”的な独り言ですので、よろしかったらおつきあい願います。

次回に続きます


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