大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

アニメイテッド=活発とかそういう意味らしいです 27

2010年11月02日 08時52分35秒 | TFアニメイテッド

今回ご紹介するのは、ディセプティコン破壊主義者“オイルスリック”。スレンダーボディ、左肩のヤギ頭、フードに包まれた
頭部と、様々な特徴を備えています。あちこちにスパイクがある所から、ロックダウンの様な無法者のイメージもあって、独
特の雰囲気があるデザインです。西部劇に出てくるウエスタンスタイルなアウトロー的。


ご尊顔拝見…アニメイテッドキャラにしては、顔は意外にマトモ。ただし、そのデカい鼻を除けば。額に自販機のコイン
投入口みたいなスリットがありますが、ここにセルメダルでも入れるんでしょうか?

アニメ設定では、ディセプティコン部隊“チームストライカ”に所属する兵士。役職名は“破壊主義者”となっていますが、
これ役職名か?彼自身は有能なメカニックマンにして科学者であり、そして薬学にも精通しているとの事…ワイルドな
外見とは裏腹に知能は高い様です。だったら薬学兵や科学技術兵で良いんじゃ…?ロディマス率いるオートボット部
隊と激戦を繰り広げましたが、その猛攻の前に最終的に敗退したのはロディマス。唯一残ったロディマスに宇宙サビを
浴びせ、止めを刺していました。


可動は中途半端で、首、肩、肘、股関節、腿ロール軸、膝、足首が可動します。中の上クラスと言えるでしょう。頭のフードは中の頭部と繋が
っており、フードを回すと頭も一緒に回転します。だから、顔の向きを変える為にフードを外さなければならなかった、ミクロマンのボルテックみ
たいな煩わしさは有りません。


肩関節にクセがあり、ジョイントと肩アーマーが干渉して腕を後ろに突き出す事が出来ません。TFでは
出来て当たり前のことなのに、このオイルスリックの弱点は初歩的すぎて…もうちょっとどうにかならな
かったのか?


変形ギミックの恩恵で、肩を引き出し可動範囲を若干広げる事が出来ます。
が、相変わらず腕を後ろに向けられません。


オイルスリックの弱点その2.腕にロール軸が無いので、取れるポーズが限定されてきます。しかし、肘関節とは別に内側に折れ曲がる関節
があります。ロール軸の代りのつもりでしょうか?でもコレはっきり言ってロール軸の代用にするには融通が効かないし、そもそも肘関節をボ
ールジョイントにすれば解決した問題では?


武装面で最も目につくと言えば、やはり両腕のシールド。メタリックグリーン塗装も美しいし、そのスパイクが見るからに
悪そうな感じで◎。そして、そこから伸びる鋭い三本爪も、悪役らしさを演出してくれます。


では、今度はオイルスリックの手持ち武器のご紹介。手持ち武器なのに両足が移っていますが、その側面についている
樽、これがオイルスリックの武器となります。どこまでも変わった奴だなぁ…。


樽その1。ギミックは蓋が開くだけですが、これは中に腐食性の科学物質を詰めたカプセルなんだそうです。アニメ本編
でも、宇宙サビを詰めたカプセルをロディマスに投げつけてましたが、あの時は樽型では無く試験管に似た形のカプセル
だったんですけどねぇ。


せっかくなので、液体噴出に見えるエフェクトパーツを付けてみました(当然オイルスリックには付属していません)…なかなか良い雰囲気になったと
思うのですが、如何でしょう?ちなみにコレ、確かアメトイに付属していたエフェクトパーツだったと思います。スターウォーズだったっけ?


樽その2。こちらは蓋が開くギミックがあるカプセルとは違います。何がどう違うかと言うと…?


こちらは分解してチェーンウェポンとなります。オイルスリックの基本戦術は、腐食性の科学物質をぶつけ相手の動きを
封じ、このチェーンウェポンで粉々に砕くと言う物で、彼に取って戦闘とは短時間で終わる物の様です。ぶっちゃけ、チェ
ーンウェポンは止めを刺す時に使う物で、彼のメイン武器は化学物質入りカプセルと言う事になるんでしょうかね?


樽が外せると言うのは周知の通りですが、外したラックは右画像の様に折り畳む事が出来ます。樽が無いだけでも、随分と足が
細くなったように見えますね。


ビークルモードはチョッパー型バイク。バイクTFは数あれど、チョッパーは珍しい。こちらもロボットモード同様に、各部に
スパイクの付いたワイルドかつ悪そうな世紀末的デザイン。北斗の拳に出てくるモヒカン雑魚が、「ヒャッハー!」とか言
いながら乗りまわしてそう。よく見ると前輪は一つでは無く、二つのタイヤが左右に組み合わさった形になっています。


ご尊顔拝見。ヤギ頭はビークルモードではここに来ます。
しかしコイツ、地球に来た事が無いのに何でこんなにウエスタンな姿なんでしょうか???


ビークルモードだと、樽はこの位置に来ます。そして後輪も、前輪同様にタイヤ二つ。つまり、こう見えても二輪車では無く
四輪車な訳です。これってバイクと言えるのか???


デラックスクラスのバイクTF=ミクロマンと相性が良いと言うのはこれまで何度もやってきましたが、オイルスリックもご多分に漏れず。
ちなみに何故ボルテックが乗っているかと言うと、“頭にフード被った科学者”繋がりです。


樽を外すと、こちらもロボットモード同様にスレンダーな感じに。


それでは変形シークエンスを。前輪とシートのジョイントを外し、後輪部分を後ろに
引っ張り伸ばします。次に前輪をフレームごと左右に分割し広げます。この時、ヤ
ギ頭も移動させ側面を向かせ、タイヤ内側から指を広げ、手を形成します。


燃料タンクのハッチを開き、中からロボットモード頭部を展開します。次に、バイクのハンドルを下向けに90度倒します。


これぞ中間形態アタックモード…微妙だぞ。せめて顔が正面を向ければ少しはまともに見えた物を…。
なんか獣神ライガーにこんな感じのメカが出て来た様な覚えが。


変形を続行します。後部を引っ張り、シート部を90度倒し、エキゾーストパイプを傾け爪先を形成
します。これでロボットモード脚部の変形は完了です。つまり、シートが踵になる訳ですね。


後は直立させれば変形完了。バイクロボットは難しいと何度も言ってきた私ですが、このオイルスリックはそれまでの常識
を覆すシンプルな変形でビックリ。しかもプロポーションの破綻も無く、それどころかスレンダーで均整の取れたプロポーショ
ンなのは本当に凄いです。


オイルスリック:お前を倒すなんて簡単さ、オートボット。

総評としては、出来としては良いのか平均レベルなのか微妙な所。変形、プロポーションと見るべき所は多いのですが、可動の中途半端さが足を引っ張っていて実に
惜しい。肩関節も腕ロール軸も、もうちょっと工夫すれば解決できたレベルの問題の筈なのに、そこをもうちょっと改良出来れば素晴らしい傑作と成り得たオイルスリック。
本当に残念。その悪役臭溢れたウエスタンスタイルも独特のかっこよさがありますし、ロックダウンが気に入った人ならどうぞ。

そう言えばロックダウンもあんまり動かない方だなぁ…。


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