大きな世界の小さな部屋

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巨神の片腕 Aパート

2013年06月01日 08時27分28秒 | TF限定アイテム

今回ご紹介するのは、“トランスフォーマーギャラクシーフォース”に登場したサイバトロン戦士“ブレンダル”。
しかしブレンダル、アニメには登場しましたが国内販売はされておらず、今回ご紹介するのは厳密には海外版“クイッ
クミックス”になりますが、一応カテゴリー的には国内版で限定販売されたのでそれで統一します。上記の通り“アニメ
には登場したが国内販売されなかった”、この辺からGFの国内での苦戦ぶりが伺い知れます。


放送中の時点でその事は知っていたので、トイザらス限定とかでなんとか発売に漕ぎ着けてくれないか?と期待して
いました。その当時は、以前レビューしたスラッグスリンガー等の国内未発売品が、トイザらスで限定販売されること
がよくありましたから。期待通り限定販売が開始されたのですが、扱ったのはトイザらスでは無く通販サイトのイーホ
ビーでした。当時の友人ロクゾウさんに協力して頂いてなんとか購入出来ました、本当に感謝しております。あれか
ら連絡が途絶えてしまいましたが、もしこの記事を見ていたらご連絡下さい。


ではブレンダルのレビューに入ります。太目でまとまったプロポーションで、四角い手足も相まってどことなくデモリッシャーを思わせる体型。そして最大
の特徴は、右腕そのもののミキシングドラム。当然ミキサー車に変形するのですが、ミキシングドラムの処理はミキサーロボの大きな課題の一つ。まさ
かそれを、そのまま右腕にする大胆な発想には驚きです。


ご尊顔拝見…額のバイザーが西洋甲冑を思わせるのと同時に、片方だけに有るヘッドセットがメカニカルさを演出
してくれている変わったデザインです。

アニメ本編では、以前ご紹介したメガロコンボイ同様に最後の惑星ギガロニア出身のTF。ギガロニアTFの中でも高い地位にいるらしく、ギガロニア指導者…っつーか現場監督のメガロコンボイの副官を務めていました。ギガロニアTFの民族性なのか、彼らは気さくで付き合いやすいタイプが多いですが、彼もご多分に漏れず。加えて博学で数多くの知識に精通し、右腕のミキシングドラムを最大限に活用します。が、発想の柔軟さでは地球人の少年コビーの方が勝っているらしく、ブレンダルの速乾性コンクリートをカプセルに詰め敵にぶつけて動きを封じた時は、「あんな風に使うなんて!?」と彼自身も驚いていました。


頭部が左右非対称なので、画像加工で左右対称にしてみました。左側は地味になると思いきや、西洋甲冑みたいな
バイザーがそれなりに自己主張していて充分かっこ良く見えます。左側は派手でかっこいいんですが、ヘッドセットが
自己主張し過ぎて「誰だお前」状態になってます。左は充分ブレンダルに見えるんですけどね。


ブレンダルの可動はかなり特殊なので、今までと違い部分的に解説していくことにします。
まず首が360度可動、まぁこれは普通ですね。


続いて左腕。
肩360度回転、脇開閉、肘上ロール軸360度回転、肘が可動します。手首は固定で、中は中空になってます。


次は右腕。
肩は同じく付け根360度回転、脇開閉、上腕ロール軸、肘可動です。しかし右腕に限っては、肘下にもロール軸が二つ
有り360度回転します。ただし、肘側のロール軸は180度回転しますが、ミキシングドラム側のロール軸(肘付近の乳白
色のクリアパーツがそれです)は、ミキシングドラム周辺に有る黄色いロックパーツ(画像中央下側)を外した場合に限
ります…これ気付きにくいので、知らない人結構多いんじゃないでしょうか。まぁ、気付いた所でそれほど役立つギミック
でも無いですが。


そしてこれが致命傷なんですが、ブレンダルの右腕は真っ直ぐ伸ばせないんです。この画像が精一杯で、これ以上は
動きません。このデカい腕でパンチアクションとかやらせたかったなー。


続いて股関節。普通は腰パーツの側面に垂直に設けられているもんですが、ブレンダルは斜めになっています。
この構造では、足を上に上げる時は垂直には上がらず斜め上に上がってしまいます。


ですが垂直上げが不可能では無く…その為にはまず、足の付け根だけを回してこの状態にします。


この状態から股関節を更に動かし上に上げ、肘関節を回します。こうすれば足を垂直に上げられます。


しかし、今度は別の問題が出てきます。上側のオレンジ色パーツが脛、その下が太腿ですが干渉し合っているのが
お分かりでしょうか?四角いパーツ同士が90度傾いてる形になっているので、干渉し合って膝が曲がりません。


脛を太腿形状と合わせれば膝を曲げられる様になりますが、それだとこんな風にガニ股になってしまいます。
ブレンダルって遊びにくい…。


ただし、足を上げた際に膝から下を回転させなければ、ガニ股以外で膝を曲げる事は可能です。ただし、それをやる
と足首が横を向いてしまうので、使い道が全くありません。これが活かせるポーズと言ったら…例えば胡坐とか、また
はおそ松くんでイヤミがやってるシェーとかでしょうか。


最後に足首。
ここが非常に優秀で、回転及び内側にのみ傾けられるので、その大きい足首も相まって非常に設置性が高いです。


それでは今度は武器の解説…と言っても武器表記が殆ど無いんで本当に武器かどうかは分かりませんが、多分
武器でしょうこれ。二連砲以外の何物にも見えませんし、武器だと思ってます。
形状のほかにも、中央にマイクロンジョイントが有りますね。


これは左腕の二つ並んだ5ミリジョイントで接続しているので、自由に取り外しが出来ます。そしてマイクロンジョイント
=穴の開いた5ミリジョイントなので、それをグリップにすれば手持ちも可能です。
ま、5ミリ穴や肉抜き穴が目立ちますけどね。


続いて右腕、当然個のミキシングドラムもギミックのある武器なわけでして。でも無きゃ、変形もせずにそのまま腕に
くっ付いてる訳が無いでしょう。付属パンフレットのイラスト(内容は英語表記の海外版で日本では配布無し)を見ると、
先端に四つある丸い突起部分は銃になっている様です。よく見ると、ミキシングドラム中央にチップスロットが有ります。


そして、ブレンダル付属のフォースチップがコレ。
メガロコンボイとデザインは同じですが、メッキと塗装がゴールドからシルバーに変更されています。


ただし、イグニッションするには四角いパーツを90度動かさなければ、パーツが干渉しフォースチップを入れられません。


準備も整った事で、フォースチップを挿入します。フォースチップ、イグニッション!


するとミキシングドラムがスプリングで展開し、中から大型火器が現れます。
ただ上下に割れるだけでなく、アームを介して斜め後ろに移動するのが芸コマ。


これがブレンダルのイグニッション能力、ミキシングキャノン!箱裏表記では「ジャイアントトーピドーランチャー」となっ
ています。先端ののクリアパーツの嵌まった青い部分はミサイルで、中央の黄色いスイッチを押すとスプリングで発射
されます。いつものチップ挿入→スプリングで武器展開のパターンですが、これだけ派手に動けば不満は無いです。


ただブレンダルの右腕にはクセが有るので、やはり真っ直ぐは伸ばせません。本当にここはブレンダル最大の欠点。


メガロコンボイには身長が伸びる変形ギミックが有りましたが、ブレンダルにも同様のギミックが有ります。どうやらこれは、GF
ではギガロニアTFだけに盛り込まれた物の様です。股関節を真下にスライドさせると、それに連動して両肩が下に下がります。
変形後はやや大股開きですが、変形させると股関節の位置が移動する為どうしてもこうなるのです。


箱裏によると、この状態はバトルモードだそうです。今まで紹介していたのはワークモードとあります…ワークモードの
方がアニメ本編のCGに準じていたのでそちらで紹介してました。こちらのバトルモードの場合、横幅はそのままで背が
伸びた為に細くなった様に見えます。


ワークモードとバトルモードで比較してみると、股関節や肩の位置が変化した事で、プロポーションの変化が見られます。股関節
の調整以外は全て連動するので、中々面白いギミックです。


バトルモードになると、非常に癖が強かった足関節も格段に動かしやすくなります。ただ、股関節は相変わらず斜め
向きなので、普通のTFに比べると若干動かしにくいです。


バトルモードになると重心が上に移動する為か、右腕のミキシングドラムが重くて右側に傾きやすくなります。
ご覧の通り、左足が浮いてしまいます。


次回に続く。


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