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『ロバみみ』

言いたい!でも言えない…。ならば、穴を掘ってでも叫びたい! そんな想いから綴り始めた独り言のようなブログです。 

・『宇宙兄弟』初日舞台挨拶

2012年05月05日 | ・ロバみみシネマ
スーパームーンに合わせたのかどうかは知りませんが、本日「宇宙兄弟」公開初日。
一発目の舞台挨拶に足を運んでみました。

まず、映画はおもしろかったです。
っつーか、原作がいいんだろうと思うので、これをつまらなくしたら罪です。

宇宙飛行士っつー職業モノ。
夢とロマンがありつつ、その内情には興味をそそられるし、
夢をかなえた弟を追いかけて遅ればせながら宇宙を目指すダメな兄ちゃんという
感情移入しやすい人物配置。
そしてその兄ちゃんの愛すべきキャラ。
グイグイくるでしょ。

原作ありきの勝利といったところ。
こーゆーのを狙って版権争いに余念がないんだろうなぁ。製作サイドでは。
原作だのみで安パイを狙う風潮には閉口気味なのですが…。

うん。辛口だね。我ながら。
泣いたくせに(笑)

もう、小栗さんに関しては常に辛らつになってしまう…。

弟役だと思ってたんだもん。
ロバみみの中ではムッタ兄ちゃんは大泉洋さんて決まってたの。
髪型だけだろ? って思われそうですけど、
ダメっぷりとスイッチ入った時の底力加減を表現できるいい役者さんだと思うのですよ。
ベッジ・パードン観た時、本当によかったし。

まあ、いいや。

舞台挨拶はまあ、書くまでもなく着物…ですよ。
岡田くんとチビムッタ&チビヒビトまで…。
断わっていいんだよ? 岡田くん…。
オレンジ色の和装で「一人だけ笑点みたい」なんて言われて(涙)

でも、岡田くんはめっちゃキレイでした!
旬くんは、ちょっと肥えた気がしたかな。

結婚後、初めてのナマ小栗でしたが、残念ながらやはり以前のようにはときめけなかった。
結婚した時も、自分でも驚くほど、なんとも思わなかったし。

やっぱり花男がロバみみから色んなものを奪っていったんだな。
旬くんはたくさんのものを手に入れたんだろうけど…。

あれ以来、ロバみみの両手いっぱいに溢れてたキラキラが、指の隙間から少しずつ
こぼれ落ちていたんだなぁ…と、今日からっぽの手のひらを見て思いました。
淋しいな。
本当にブレイク前の旬くんは素敵だったんだよ(涙)

登壇しなかった映画の中だけの堤さんの方が断然キュンとした。マジで。
V6より長いファン歴だけど、まだまだ大好き!

舞台挨拶は、とりあえず初動の数字がよかったらしく小栗さんはホクホクでした。
自分は末っ子なので兄の気持ちがわからないけど、
やっぱりお兄ちゃんに色々教えてもらって育ったし、ずっとかっこよくいて欲しい。
だからこんな兄ちゃんだったら嫌だなぁという兄を演じたとのこと。

岡田くんも上下女に挟まれてて、ピンと来なかったらしいのですが、
「もし、小栗くんが役者を辞めて、他の仕事を、
 たとえばコンビニでバイトとかしてたらどう思う?」
という監督の一言で役作りが出来たそうです。

でも、そんな健気な岡田くんのお話中にまた旬くんはフラフラ。

岡「もう慣れましたけど、俺がしゃべると飽きた風な感じになるんですよね」
旬「足回しただけだよ。気にしなきゃいいじゃん」

頑張れ! 岡田くん!
そんなことでメゲちゃいけない。
岡田くんのヒビト、かっこよかったし!
清盛のナレーションはぶっちゃけ若すぎかなぁと思いましたが、
このヒビト役は歳相応のサワヤカさで、とても好感の持てる映りっぷりでした。

で、最後に旬くんが
「僕の知り合いで娘さんにヒゲが生えてる人がいるんですけど」
みたいな話をしだしたら、いきなりトータルテンボスが登場。しかも客席に(笑)

味の素のCMでコラボってたもんね。
あのCMおもしろいです。

そして、とにかく岡田くんが顔をクシャクシャにして大爆笑してました。
もう、腹抱えて笑う勢い。
トータルテンボス、大好きみたいです。

とりあえず、色々押し込めてた想いがつい顔を出しちゃいましたが、
ファミリーで楽しめるいい映画だと思います。

夢に向かって走るって、今、やってる人少ないでしょ?
そんな気持ち、どこかに置き忘れてきちゃったでしょ?
兄弟で野っ原駆けて、バカな思い込みに真剣になってた子供時代のことも忘れてるでしょ?

きっと、ムッタとヒビトが思い出させてくれると思います。

・『キツツキと雨』初日舞台挨拶

2012年02月11日 | ・ロバみみシネマ
新宿の角川シネマでのしょっぱなの舞台挨拶に行って来ました。

朝から新宿に行くのも、ちょっとしんどい感じだったんですが、
映画がとってもよかったので、上映後の気分は上々でした。
こういう作品、ロバみみは大好きです。

以下、ネタバレを含みますのでご注意願います。

平たく言えば、木こりと気弱な若手映画監督の心のふれあいを描いたストーリーなんですが、
この役所さん演じる木こりが、最高にチャーミングでした。

無骨で単純で大真面目におちゃめさん。
思わず「クスクス」と笑ってしまうシーンがたくさんありました。
別に笑わせようと思ってないんですよね。
本人、大真面目なんで。
でも、そこが可愛くておかしい。

さりげなく普通に過ぎてしまうシーンやセリフも、
後半に生きてくる伏線だったりして、
脚本も本当にうまいなぁ…と思いながら観てました。

役所さん演じる木こりの岸が、青年監督と助監督と出会って、
成り行き上、ひっぱり回されたあげくに、エキストラでゾンビをやらされたり、
いつの間にか現場を手伝う「使えるヤツ」になっていく展開も無理なく
そして微笑ましく見る事ができる。

最初は若手監督の幸一を、ダメな若いヤツとイラだっていた岸も、
幸一の書き上げた台本を読んで泣き(ゾンビ映画なんだけど)
次第に幸一と映画に興味を持ち始めるわけです。
仮病まで使って嬉々として現場を手伝い、幸一よりなじんでしまうという(笑)

一方、現場で年上のベテランスタッフに囲まれてオドオドしていた幸一も、
岸のペースに巻き込まれて、うまく現場が回り始めた時から、
監督としての立ち居地で、きちんとモノを言えるようになっていく。

少しずつ、小さなことを積み重ねていく丁寧な描き方がすごく好感の持てる作品。
観終わったあと、心がほっこりします。

ロバみみは、現場放棄した幸一が脱走に失敗して連れ戻されるシーンで
「監督できる奴は幸せなんだぞ!」という助監督のセリフが印象的でした。

どうして監督になりたかったのかは語られるけど、
どうやって若くして監督になったのかがわからなかったので、
ちょっと触れてくれたら、嬉しかったかな。
苦労してなったのか、何かで賞をとって運良くデビューしたのか、
それが幸一の弱々しいキャラの裏づけになって、それによって感情移入の仕方が違ってくるから。

あと他には、朝食の味海苔を、お箸でつまむのではなくて、
指にくっつけて御飯に乗せる岸親子のさりげないシーンも、
セリフなくして人物像が伝わってきて、いいなぁ…と思いました。

そして、久々に旬くんの演技にも満足できました。
ずっとモヤモヤしてたけど、こういう姿を見せられると、やっぱりいいなって思います。
主役じゃなかったのもすごくよかった。
役所さんのキャラを引き出す副主人公としての役割を十二分に果たしていました。

で、肝心の舞台挨拶は、旬くんは薄いグレーの着物に蒼い羽織。
ブーツと帽子。着物のインナーにはシャツきてたかな。

それでなんか、今日の旬くんは可愛さを取り戻してた。
キレイな顔になってた。何が違ったんだろ?

挨拶もキチンとできてました。荒川UTBの時はどうしようかと思ったけど。

「役所さん、チャーミングだったでしょ? 僕も大好きです」って言っていました。

思い出深いシーンは、お風呂のシーンだそうです。
あのお風呂のシーンは、ロバみみ、本当にケタケタ笑っちゃったんですけど、
氷点下くらいの気温の中でハダカでガタガタ震えながら撮影したそうです。

キャンペーンで色々出かけた時には、役所さんが普段出ないような番組に一緒に出たので、
「こういう番組に役所さんがっ?」って思ったそうです。

角川のスタッフさんから特注の「キツツキ飴」がプレゼントされたんですが、
棒の先にくっついた飴細工のキツツキを役所さんの肩にとまらせながら写真撮影したり
ちょっと可愛かったです。

最後の挨拶の時、「キツツキの足が折れちゃって…」と監督。
役所さんは「不吉だ」と言ってましたが、
そんなおちゃめな監督の人柄が、映画に出てるんだろうなぁと思いました。

ロバみみは、甘いもの断ちをして映画の撮影がうまく行くように賭けていた幸一が
岸にあんみつを口にねじ込まれて、その願掛けを破っちゃいながらも
映画が無事に完成したから、きっと大丈夫ですよって言ってあげたかったです(笑)

東京国際映画祭で特別賞、ドバイ映画祭で脚本賞、編集賞、主演男優賞を受賞。
そして台湾での上映も決定したそうです。

年配の方も楽しめると思います。
春待ちのこの時期、一足お先に心が温くなる素敵な作品でした。

・『荒川アンダーザブリッジ』先行プレミア上映舞台挨拶

2012年01月29日 | ・ロバみみシネマ
チケットが取れたら行こうかな…という感じだったんですが、取れたので行って来ました。
「荒川アンダーザブリッジTHE MOVIE」の先行プレミア上映舞台挨拶。

総勢14名とか言ってたかな。登壇者は。
小栗旬くんは深緑っぽいシックな和服に黒い帽子姿で登場。

これが噂の…

と、思いました。
「カッパなんで着物も緑にしてみました」と言ってましたが。

でも、最初の挨拶にロバみみは思わず閉口しました。

「あけましておめでとうございまーす。
 今年も宜しくお願いしまーす。
 さよーならー」

え? なに、それ?

他の出演者さんたちが「楽しんで見て下さい」とか言ってるのに、
旬くんは前に立ってる子役の子にずっとイタヅラしてて、
口開いたと思ったらこれだもんなぁ(涙)

最近、ロバみみの小栗熱が著しく低下してるんですが、
この映画も自分がやりたくて直談判して実写化に至ったと知っていたので、
この挨拶には驚きました。

もしこれが自分が出る初めての作品で、どうしてもたくさんの人に観てもらいたいって思ってたら、
こんな挨拶するかなぁ…と、大人として疑問に思いました。

やりたい役を皆がみんなやれる訳じゃないと思うんですよ。
なのにそれができちゃうわけでしょ。今の小栗旬という俳優は。
儲かると踏んだ大人たちが旬くんの話に乗ったわけでしょ。

「宇宙兄弟」にしてもそう。
記憶違いでなければ、似たような経緯で映画化になったように思うのですが、
まだ弟役ならかわいかったのに、兄ちゃんの方だったとは。
おいしい役の方だったとは…。

なんか悲しかった。

ちょっとやりたい放題な感じがしちゃって。
初舞台の時の旬くんは、こんなんじゃなかったのに。
すごく応援したくなるような、さわやかでくったくのないハングリーさを
持っていたように思えたのにな。

ロバみみが好きになったあの駆け出しの俳優さんは、変わってしまったのかな。
いや、もともとそんな感じだったのに、ロバみみが勝手に作り上げた虚像だったのか?
やりたいだけやって、引退でもするつもりなんでしょうか。
いつか足元すくわれないように気をつけて下さい。せめて。

さ、憂いていても仕方ない。
他の役者さんたちのことに触れると、林遣都くんはなんだか天然ぽくて可愛かったです。
「こんな(かぶりものした個性的な)人たちを相手にやれないと思って、監督の前で泣きました…」
って、嘘か本当か言ってました(笑)

山田くんはとにかく「勇者ヨシヒコ」がロバみみの中で大ヒットだったので、よしとします(笑)
そしてモー娘のなっちがいたんでした。
ドラマ見てた時、なっちのP子、かわいいなぁと思ってたんですよね。
桐谷さんも片瀬さんもキレイで可愛かったです。

高嶋政宏さんは「俺もかぶりものしたかったー!」と叫んでいましたが、
その気持ちはわかる。
あの作品に出るなら絶対かぶったもん勝ちですよね(笑)

映画本編に関しては、ロバみみは原作を読んでないのでよくわかりませんが、
広げた風呂敷が大きすぎるのに、そのパワープレーな畳み方ってアリ?
と、思いました。村長ナニモノ…?
…いいのか。映画だから。

でも、理屈抜きに林遣都くんは美しかったです。

ああ、なんてキレイな男の子なんだろう…

って思ってたら2時間あっという間でした。
セリフのテンポもよかったし。
ニノとリクの恋の切ない感じもよかったです。

そして、何より、ノーかぶりモノなのにロバみみのハートを掴んだのは、やはりこの人。
浅野和之さん!

いやー、本当にツボをついてくる。
フツーのおじさんにしか見えない俳優さんなんですが(←失礼)、いい味出してるんですよ。
三谷さんの「ベッジ・パードン」でも最高でした。
長野くんの「りんご」真っ最中に、銀座ですれ違ったんですが、あの時、握手してもらえばよかった(涙)

まあ、それはおいといて。

色々思うところはありましたが、若いカップルがデートで行くには
楽しめていいんじゃないかなーと思いました。

・『ALWAYS 三丁目の夕日'64』完成披露舞台挨拶

2011年12月12日 | ・ロバみみシネマ
もう先週のことになりますが、「ALWAYS 三丁目の夕日'64」の
完成披露舞台挨拶に行ってきました。



来年の1月公開に向けて、一足お先に号泣して参りました(笑)
でもって、今年最後のナマ堤さん! なんたる幸せ。
登壇したのは文学ファミリー、鈴木オートファミリーと、もたいさんと監督。

いやー、須賀健太くん、おっきくなってぇ(涙)
トリオ・ザ・シャキーンで「内緒です…!」とかってやってた頃は
あんなに小さかったのに。
喰いタンってそんなに前だっけ?

ご挨拶もしっかりしてました。
堤さんが「立派に挨拶できるようになって…」と感動するくらい(笑)
ネタバレになりそうなアナウンサーの質問にも、
「クライマックスなんであまり言えないんですが」と大人な対応でした。

もちろん堤さんは相変わらずの美中年。カッコよかったです!

「何か暖かいものを感じて楽しんで帰って下さい」

みたいなご挨拶してたかな。

今回は1964年の東京が舞台なんですが、東京オリンピックの年なんですね。
それをリアルに見ていたのは、もたいさんと三浦友和さんくらいじゃないかと
もたいさんがおっしゃってました。

で、堤さん、薬師丸さん、監督が64年生まれなんですよねって話になった時、
堤さんがつけ加えました。

「温水さんもです。
同い年なのに、何故かさん付けで呼んでしまうんですが…」

会場は笑いに包まれました(笑)

あとは薬師丸さんの「シエー!」がかわいくて、「もう一回」と思わず言ってしまって、
そのカットが使われたとか、裏話も披露されました。

内容に関しては公開前ですし、あまり書けませんが、
ポスターを見たら、ろくちゃんの花嫁姿があったりと、
なんとなくなんとなく想像できる部分もあるかと思います。

そのシーンに関しては、堤さんは演技をした記憶がないとおっしゃってました。
登壇した堀北真希ちゃんも、
「スタッフの方まで、みんなが行っちゃうの? みたいな目をしてて」と(笑)

もう3作目だし、そんなに泣かないだろう…と思っていましたが、
まるで滝のように涙ボロボロでした。
一緒に行った子には、「泣き出すの早っ!」と笑われましたが。

「旅立ち」が今回の三丁目のキーワードになっているかな。
フィクションではあるけれど確実に三丁目の時は流れていて、
それぞれが少しずつ大人になり、そして年をとり…。

そして少し豊かになって、お洒落になった東京。
でも、見ている私たちにとってはやっぱり昔の日本。
いきがってる森山未来くんの横文字もちょっぴりおかしくて、
つんつるてんのパンツもちょっと微笑ましい。

映画の中で時代の象徴にもなっている東京タワーも、
2011年にはもっと高いスカイツリーが出来上がることになるなんて、
三丁目の住人たちは想像もつかないのでしょうね。
ロバみみは個人的には、東京タワーの方がノスタルジックで好きですが。

今回は2Dでの上映でしたが、この映画を3Dにする必要があったのか…とは思いました。
3Dは視覚に訴える刺激でしかなくて、心に訴えかけるものはやはり物語そのもの。
内容の薄さを刺激でカバーして、おもしろかったと思わせるごまかしの技術と思えて仕方ないので、
ロバみみは3Dは、あまり好きではありません。

劇中、文学が
「カラーテレビなんて、人間の想像力を奪うものだ。
白黒で観て頭の中でカラーに想像するからいいんだ」
というようなことを強がって言っていましたが、
ロバみみも頭が固いアナログ人間の一人かもしれません。

だが、しかし!
「3Dにしたいがために堤さんをこんなにしやがって」って思いましたよ(涙)
あのシーンは要らなかったな。お金かかってるんだろうけど。

内容が古き良き時代の日本が舞台なのだし、きちんと人間が描けていて良い作品なのだから、
2Dにこだわって欲しかったなぁ。

まあ、おこごとはこのくらいにします。

撮影は震災が起こった最中だったそうで、
こんなことをしていていいのかと監督も葛藤があったそうです。

「幸せってなんだろうと、あの時期誰もが思ったと思います。
 自分でいうのもなんですが、この映画はこの時期を選んで
 生まれてきたんじゃないかと思えました」

と、おっしゃっていました。

堤さんの東洋の魔女もまっ青なシーンに笑い、
たとえ血が繋がっていなくても、そこに確かにある家族という絆に泣き、
幸せってなんだろう…とわが身を振り返れる作品。

来年、1月21日公開です!

・『プリンセス トヨトミ』舞台挨拶初回

2011年05月28日 | ・ロバみみシネマ
本日公開初日の「プリンセス・トヨトミ」。
舞台挨拶の初回と2回目の両部に参加して来ました!

映画、面白かったです!
万城目さんの原作は読んで行かなかったんですが、
原作の発想、プロットが、まず面白いんだろうなと思いました。
大阪が実は豊臣家の末裔を守るために存在する独立国家で、
堤さん演じる会計検査員の松平が、その秘密に迫る物語。

堤さん、素敵でした! そして、大阪国総理大臣役の中井貴一さんも。
中井さんは若い時より今の方が断然素敵ですね。
堤さんは若い時も今もますます素敵!
この二人がスクリーンに映るだけで、すごい画面が引き締まる。
やっぱり役者は年輪だなぁ…としみじみ思ったロバみみです。

そしてそこに若い綾瀬はるかちゃんと岡田将生くんが入って、
もうひとつ下の世代の子達がいて、登場人物のバランスもとれてていい感じ。
ロバみみ、同世代の子供達が惚れた腫れたしてるだけのジャリジャリした作品、キライなんで(汗)

すごく面白かったんですが、細かく言うと、「大阪全停止」には矛盾を感じました(汗)
大阪がゴーストタウンみたいになるシーンがあるんですが、
生粋の大阪国以外の人間はどこに行ったんだろう…とか思っちゃったわけですよ。
仕事で転勤して来てる人はどこに…? とか、
大阪国の真実をまだ告げられていない大阪の若者たちはどこに…? って。

まあ、これだけ大風呂敷広げると、どこかに「目をつぶって!」って問題は発生しますよね(笑)
内容的には次の展開がすごく気になるし、見ている人を飽きさせないものだったので、
ロバみみは「目をつぶる」ことにします(笑)

でも、中井さんの役名が真田幸一だったりするのは、
真田幸村の子孫なのかなぁとか、そういう細かいことを考えながら見ているのは楽しかったです。

さて、肝心の舞台挨拶は、天然の綾瀬はるかちゃんが期待を裏切らず、
堤さんの笑顔も見れて楽しい時間になりました。
堤さん曰く、はるかちゃんと岡田くんはダブル・ボケだったそうです。

映画は突飛な内容のファンタジーなんですが、
テーマ的には、父から子へ語り継がれることから生まれる親子の絆って感じなので、
「お父さんとの思い出は?」との質問が出ました。

堤さんは子供の頃、立ち飲み屋で飲むお父さんについていった時のお話をしていました。
で、はるかちゃんは…

「うちは家族全員で、朝、お父さんを見送る習慣があったんですが、
 その時、いってらっしゃいって手を振っていたら、車で足を轢かれたのが忘れられないです」

この発言には中井さんも、思わず客席に背を向けて笑ってしまっていました☆

あと、「もし、自分の出身地の総理大臣になるとしたら何をする?」という質問では、

堤「山側には撮影スタジオを作って、海側にはブロードフェイみたいな劇場街を造りたいです」
綾「農業をやって、ぶどうとか作って、劇場を造りたいです」
客「笑」
MC「ぶどうと劇場に全然つながりがありませんが」
綾「堤さんの聞いてたら、それ、いいなと思っちゃったんで」
岡「僕は東京の周りを侵食…、侵食? アレ?」
堤「侵略?」
客「笑」
岡「そう! 侵略して東京に染めたいです」
MC「では沢木ルカさん(中2の女優さんです)は?」
沢「私は皆が安心して暮らせるような国を造りたいです」

-堤さんと岡田くん、ルカちゃんに向って深々と頭を下げる。

客「爆」
中「僕は、皆が安心して暮らせて、ブドウを育てて、劇場を造ります」
客「笑」
MC「ベテランは確実においしいところを持って行きますね~」

本当に、わき合い合いの一場面でした。

他には、はるかちゃんが堤さんのことを「おいちゃん」と呼んでいる話になって

「日本アカデミーの時に、インタビューでもおいちゃんとか言ったんですよ。
 あの厳粛な雰囲気の中で…」

と、弱り顔の堤さん。
はるかちゃんは「今日限りで、おいちゃんはやめます。堤さんに戻します」って言ってました☆

最後に堤さんは、
「中井さんとは、ずいぶん前に親子の役で仕事をしたこともあったり、
この映画に関わった全ての人に不思議な縁を感じる」と言っていました。

和久井映美さんもそうですよね。
堤さんがブレイクしたきっかけのドラマ「ピュア」で一緒でしたね。
あのドラマのあと、舞台のチケットが取れなくなって、どれだけロバみみが泣いたことか…。
よくも悪くも、ロバみみにとっても思い出深いドラマです。
徹さん、めちゃカッコよかったし…。

舞台挨拶は、大人なんだけど気さくな堤さんと中井さんを中心に、
若い二人がホノボノとボケるという、アットホームなものでした。
岡田くんも、役者をやるために大学を辞めたとか聞いたことがあったので、
もっとクールでハングリーな雰囲気の人かと思ってたら、案外、トボけてて可愛かったです。

しかし、2回目の舞台挨拶は初回に輪をかけてホンワカムードでした。
その様子は続きに書きたいと思います。

・『プリンセス トヨトミ』舞台挨拶2回目

2011年05月28日 | ・ロバみみシネマ
堤さんの舞台挨拶を2度見るって、ここ最近ではなかったロバみみ。
舞台も昔は2回とかは必ず見ていましたが、最近は1公演だけだからなぁ。
今日は久々に、たっぷり堤さんを見れて幸せでした♪

さて、舞台挨拶2回目は、マスコミも一切いないので、
くだけた話をしましょうとMCの笠井さんが提案。

笠「共演された方について何か知ってるとか、お話があれば」
堤「一対一じゃないんですけど、皆で飯食いに行って、そのあとコンビニでビールとか買って、
  ホテルのロビーで2時くらいまで語ったのが、内容は覚えてないですけど、
  すごく幸せな時間だったって記憶がありますね」
笠「綾瀬さん、どんなお話をされたんですか」
綾「………」
笠「覚えてないんですね」
綾「…あ、いい話です!」
岡「そういえば、僕、八坂神社に行きたくて行ったら、偶然中井さんに会って、
  一緒に御飯食べて占いに行きました。
  で、中井さんの手相を見て、占い師さんがあなたは社長に向いてるって言って
  僕には経理が合ってるって(笑)」
中「占い師の人も全然僕たちのこと知らなくて、岡田くんにはキレイな顔してるわねーって言いながら(笑)」
笠「なんでまた占いに…」
岡「現場で流行ってたんですよ。綾瀬さんが手相が見れるって」
笠「綾瀬さん、皆さんの手相はいかがでしたか?」
綾「…………」
笠「今でもいいですよ。堤さんはどうですか」

-堤さんの手相を見始めるはるかちゃん。

綾「堤さんは、美的感覚がいいです。芸術とか見る目がある」
堤「結婚は???」
綾「……ない、です」
客「爆笑」
綾「(さらによくよく見ながら)でも、手相は変わりますから!」
堤「……」

堤さん、結婚の相、今のところないそうです(笑)
でも、大丈夫! ロバみみにはあるからー!
「堤真一・妻の座への道」、ロバみみ、歩く所存です(笑)

この間、皆に言ったら爆笑されたんだけど…(涙)
ロバみみの「堤真一・妻の座計画」は、まだ「妄想篇」なんだけど、
もし首尾よく堤さんに出会えたら「野望篇」から、最終章の「革命篇」まで続く予定です!
友達には「笑いすぎてほっぺたが痛いから、もうやめて~」って言われたんだけど…(涙)

話をモトに戻します。
次の質問は「もし、自分がお姫様になったら?」でした。

堤「想像つかへん。お姫様なんて自由がなくて嫌です。野グソもできないし。貧しくても自由がいいです」
岡「僕は争い事がキライなので、王様に戦争を止めてくれるようにお願いして、
  毎日、宴とかやって暮らします」
堤「(たまらず)貴族が宴ばっかやってるから戦がおこるんじゃないのか?」
岡「あ、じゃあ、宴はやめます(笑)」
中「僕も想像してみたんですが、お姫様の自分がイメージわかないんですよ。
  なので、野グソのできる自由なお姫様ってのはどうです?(笑)」
綾「私は、皆が豊かに暮らせるような国を作って、野グソのできるお姫様になります」
客「爆笑」
笠「綾瀬さん、本当にわかってらっしゃる。
  自分もマスコミですがマスコミがいないって、いいですね(笑)」

はるかちゃん、向うところ敵なしです(笑)

あと、マジメなところでは、中井さんが
「この映画の出演依頼を受けた理由は、堤くんがピンを張る作品に自分も出たかったから」
というお話をされていました。

初回の舞台挨拶で堤さんもおっしゃってましたが、
堤さんが二十歳くらいの時に中井さんと共演して、歳が3つしか違わないのに親子の役だったと。
その時に堤さんの芝居がうまく気持ちが入らなくて、休憩が入って、
「お腹すいてないか? 牛丼食うか」と言って、食事をした後に、すごくいい芝居をして、
先が楽しみだと思ったこと。
そして、「堤真一」という名前をあちこちで聞くようになって、
人が有名になるって、こんなに嬉しいことなのかと思ったと、その時の気持ちをお話して下さいました。

堤さんは中井さんの言葉を聞きながら、感慨深そうな表情をしていました。

そして、最後に堤さんのご挨拶。

「震災後、最近の日本は、誰かを批判することばかりの状況になって来ていて、
 助け合うということをしなければならないのにと思います。
 自分も、映画なんて作っていていいのかという気持ちになったりもしましたが、
 これからの日本は復興という、また全てを新しく作って行く時期で、
 この映画の中にも、そういう気持ちを感じて下さればいいなと思っています」

みたいなお話をされていました。だいだいの感じですか(汗)

ゆるくておかしな話から、しみじみした役者の話まで聞けて、
2部の舞台挨拶も充実のひとときでした。

「プリンセス・トヨトミ」。
謎が次第に解き明かされて行く展開に釘付けになれる作品です。

帰りの新幹線のシーンで見れる「鬼の松平」の唯一の笑顔に心がほっこりします。
そして、そして、エンドロールの最後の最後の、堤さんの二つの時代の顔、
カッコよすぎて、「SP」に引き続き、またしても劇場で悲鳴を上げそうになったロバみみです。

是非是非、ご覧下さいませ!!

・『岳』初日舞台挨拶・初回

2011年05月07日 | ・ロバみみシネマ
今年、初めての生小栗…と思ったら違ってました。
年始早々、「時計仕掛けのオレンジ」があったんでした(汗)
もう、遠い昔の記憶のようだ…。

さて、本日公開の「岳」。
初日舞台挨拶の朝・昼と久々に2回参加して来ました。

ネタバレになりそうですが、ちょっとだけ感想を書くと
山岳救助隊の新人・久美が、山バカの山岳ボランティアの三歩と接しながら成長する物語。

って、主役が久美になってるやん(笑)

でもまあ、こういうストーリーってのは、やっぱり大きく変化していく人物に
感情移入しやすいし、そこにドラマがあるから…ねぇ。

新人の久美が山岳救助隊の訓練に悪戦苦闘し、
初めて人の死と出会い、そして自分も遭難し、命の尊さと向き合って行く。
挫折しかかった久美が知る、三歩の笑顔の裏にある悲しい過去。
そして、遭難した父娘と亡くなった山岳救助隊の父への思いとをリンクさせながらの
命がけの救助を経て、一人前の救助隊としての第一歩を踏み出して行く。

先が読めるベタな展開…と言ってしまえばそれまでですが、素直ないい作品でした。
案外その方が、ゆるぎないテーマ性がハッキリと伝わるんじゃないかとロバみみは思ってます。
っーか、山を舞台にした、たった2時間の映画で、
実は三歩と久美が義兄妹!?…みたいな韓流的展開は逆に嫌だ(笑)

監督が命を大切にするという他に「あきらめない」を裏テーマに撮ったと
おっしゃっていましたが、ロバみみは「あきらめない」が表テーマだと思って観ていました。

それになにより、やっと、ロバみみの好きな旬くんが帰ってきたよ…。

スクリーンの中の笑顔を見てたら、もう、他に説明はいらないと思います。
よかった…! の一言。

さて、肝心の舞台挨拶ですが、旬くんが登場した瞬間、ロバみみは思いました。

「どうした、三歩! 山火事にでも遭ったか!?」

と。

最近、宣伝でTV出てるの見てて若干不安ではあったんですが、ボンバーヘッド・小栗…でした☆
登山スタイルではなく、スーツでしたが。

撮影は大変だったそうで、山に登っても天候のせいで、
ワンカットも撮れずに下山…なんてことも多々あったそうです。
事前の訓練は山を登ったり、クライミングスポットで練習したりしたそうです。

佐々木蔵之介さん曰く、
「小栗くんが、見るたびに山猿になっていった」そうです。
日に焼けて、茶色い短パンはいて、手足も長くて猿そのものだったらしい(笑)

長澤まさみちゃんとは、とても仲が良さそうで、挨拶中もヒソヒソおしゃべり。
軽装で来たオッサンを、長澤まさみちゃんが叱り飛ばすシーンの話では。

旬「すっごい怖かった。朝からプリプリプリプリ怒ってて。
  カメラも何もない、段取りの確認の時からあのテンションだったから、
  すっげー切れてんなぁって言ってたんです」
MC「長澤さん、迫真の演技…ということだったそうですが、その辺はいかがでしょうか」
長「軽装で来るからいけないんです!」

なんて話も聞けました。でも、まさみちゃん、メチャ可愛かったです。

1回目の挨拶の〆では、

「僕達は社会的にはたいしたことはできませんが、
 こういう作品を通して、生きる勇気だとかを伝えられたらと思っています」

と、しっかりご挨拶していました。

長くなってしまったので、2回目の舞台挨拶のお話はNO.2へ。

・『岳』初日舞台挨拶・昼の部

2011年05月07日 | ・ロバみみシネマ
さてさて、お昼の回の舞台挨拶も参加したのですが、
マスコミが入っていなかったせいか、わきあいあいと盛り上がりました。

残念ながら、佐々木蔵之介さんは班長の責務があるのか、帰ってしまわれたのですが、
逆にロバみみ、旬ママを発見。
仲良しファミリーなんですね。

さて、2回目は旬くんによる、撮影の裏話みたいなのも聞けました。

「毎朝、山小屋のメイク室に呼ばれてメイクしてもらうんだけど、
 撮影現場に着く頃には、汗で全部落ちちゃってて、意味あんのかな? って思ってました(笑)」

とか、

「撮影の前に初めて山に登った時、監督がこれから登るたびに山頂で写真を撮る
 って言ってたんだけど、風速16mくらいの吹雪で、それどころじゃなくて(笑)
 ても、それでも写真を撮ろうとした監督が手袋をはずしてカメラを出そうとしたら
 手袋が風にとばされちゃって!
 3つのパーティーで3人ずつロープでつながれてたもんだから、
 監督が手袋を追いかけたら、皆ひっぱられちゃって、 3人くっついて手袋を拾いに行ったっていうね」

とか、

共演の鈴之助くんのおバカエピソードを披露した場面もありました。本人不在の場で(笑)

「本番中に、やべきょうすけさんに向って、″やめてくださいよ! やべさんっ〝て
 役名じゃない本当の名前で呼んじゃってNG出したり、
 垂直降下訓練の時なんて、あれは止めるのも、降りるのも、自分でロープを操作するのに、
 ″ちょっと待って下さい! ちょっと待って下さい!″って、
 調節するのはアナタでしょって話なんですよ(笑)
 で、もう地面て言うところで止まっちゃって、宙吊り状態で(笑)あいつはアホなんですよ」

と。

他にも、渡部篤朗さんが「クローズZEROをめちゃめちゃ見た」とか、
まあ1部の挨拶の時もそうだったんですが、質問された人だけが話すんじゃなくて
普通に皆で「あんなこともあったよね」的にワイワイ話している感じの舞台挨拶で、
見ていてホノボノとして楽しかったです♪

そして、最後になって旬くんが、また暴露。
旬くんがまさみちゃんに家族が来てるみたいな話をこそこそしてるなって言うのは
見ててわかったんですが、まさかマイクを通して言うとは思いませんでした(汗)

「実は、今日、両親が来てくれてるんですが、
 オヤジがずーっと、ポップコーンを食べてるんですよね(笑)」

いいんですか。言っちゃって☆

騒然となる会場に「探さないであげて下さい」って言ってましたけど(笑)
まあ、そんなところも旬くんらしいんでけすどね。

他にも漫画原作者さんもいらっしゃったりして(エキストラ出演されているそうです)、
サプライズ的な感じもあって、充実した舞台挨拶になりました。

人間が太刀打ちできない大自然の猛威と、足を踏み入れずにはいられない山の美しさ。
その中で繰り広げられる三歩と久美を取り巻く人たちの物語。

「人生はいいことと、悪い事は半分ずつだ。生きる事も、死ぬことも。
 どちらをたくさんにするかは自分次第だと山の兄ちゃんが言っていました」
というナオタくんの作文がとても素敵だと思いました。

そして、その有り様にさからわずに謙虚な気持ちで、自然の中にお邪魔させて頂くこと、
人の命も自然の一部だということを忘れないこと。
自分の命を、人生をあきらめないこと。
大切だなと思える映画でした。

・『SP』革命篇

2011年04月27日 | ・ロバみみシネマ
やっと観れました。「SP」革命篇。
何故、今ごろ? っつー話は、秘密基地にて(笑)

まあ、タイミング逃してしまっていたといのうは、事実です。
震災後、ナイーブになってるところへ、心に刺激を与えて大丈夫か…?
と、思ってしまったので。

でも今日、観てよかったです。マジで面白かったです!
「野望篇」は、井上のアクションシーンがメインで、
色んな伏線が生きる前に続く…となってしまったので、若干、消化不良気味でしたが、
革命篇は、アクションもさることながら、ストーリー展開の面白さ、
複雑な人間関係が紐解かれていくと同時に、次に何が起こるのかというドキドキ感がたくさん!

そして、アクションだけだと、どうしても女性が置いてきぼりになりがちですが、
この革命篇では、尾形係長の心の内側も描かれているし、
対峙する井上と尾形の心の葛藤にも、しっかり感情移入できる作りになっています。

大人が観るに堪えうる緻密に練られた娯楽作品、とでも言いましょうか。

もちろん、ただのアクション映画という枠に収めきれない岡田&堤の麗しさ!
ロバみみ、何度席を立ち上がって奇声を上げそうになったことか!!!!!

もう、マジでカッコいいから!
堤さんも、岡田くんも!

そして、腐敗した政治と、それを黙認する国民への制裁は、
観ている人への強いメッセージがあったように思います。

「国民よ。覚醒せよ」

尾形係長のこの一言が、突き刺さりました。
今、この国難の最中、状況は違いますが、やっぱり皆、覚醒しなければ…と思いました。

平和ボケしてていいのか。
原子力が最悪の事態を招いているのは、無知であった国民には責任はないのか。
そして、その一大事業の裏で、誰かが巨額の富を得ていたのではないのか。
今、政府は本当に真実を公表しているのか、鵜呑みにしていていいのか…?

混沌としている今の政治。
国難だっていうのに、まだ自分の政党を優位な立場にすることだけを考えている政治家。
それは、結局「自分の保身」で、本当に国をよくしようと思ってるのかと疑いたくなる。

報酬ゼロでも政治家になって、この国のために尽力したいか。

それくらいの気持ちでいる人に政治家になって欲しいと、ロバみみはいつも思っていますが、
そんな人、きっと一人もいないでしょうね…。

俳優の人気の甘い汁を吸おうとして、チャラチャラした映画を量産している今の日本映画界も、
似たようなもんじゃないか…? とも、思いましたけどね。

原作もなく、オリジナルの企画でここまでの完成度で責めてくる「SP」には
大きな拍手を贈りたいです。

生身の人間を描いているところが、またさらによかったです。
バーチャルな世界の物語もCG処理ですごいとは思うけど、
でも、やっぱり人間の物語を体を張って表現することに心意気を感じる。
観客は皆、生身の人間なんだしさ。

そして堤さん、やっぱりサスガです。
立って銃を構えているだけで、尾形の悲しみと苦しみが手にとるようにわかるあの演技。
なんとかしてあげたいと思わずにいられない。

そして、岡田くん、記者室で敵SPチームのボス玉に銃口を突きつけてるシーン。
いい顔してました。
尾形係長と向き合うシーンも。

でも、今回は、尾形の心の闇がスクリーンににじみ出ていて、
井上の両親を殺された過去はどこかにすっ飛んでいってしまった感じだったかも(汗)

クライマックスでは、岡田くんの演技が激しさ一直線で、
静かに様々な感情をかもし出す堤さんに一歩及ばずだった感がありましたが、
逆に井上のがむしゃら感にうまくマッチしていてよかった気もしています。

しっかし、ひたすら「尾形さん、尾形さん」なんだもん。
親を殺されたあの心の闇はどこへ…? みたいな(笑)
まるで、恋人を助けるために闘うヒーローみたいで、
岡田くんのおでこに「尾形ラブ」って書いてあるのが見えるようでした(笑)

でも、マジで二人ともかっこよかったです!!!

エンドロールを見ながら、心でつぶやいていました。

「尾形係長! 出所の時を、ずっとお待ちしています」って(笑)

その時は黄色いハンカチを家中にぶらさげるだけでなく、
ロバみみ自身も真っ黄色な服でお出迎えします!

そんな怪しいおねいさんになってしまうくらい、ぶちのめされた「SP」革命篇。
まだの方は是非、ご覧下さいませ!

・『SP・野望編』初日舞台挨拶(レポ編)

2010年10月30日 | ・ロバみみシネマ
台風の中、本日公開の「SP」の舞台挨拶に行って来ました
2回目の舞台挨拶だったので、尾形係長は次なる任務の為に不在で残念でしたが、
行けるだけでも奇跡の確率だったので、ありがたーく参加させてもらいました。

さて、ネタバレもありますので、これから映画をご覧になられる方は、
気をつけて下さいませ。
でも、これだけは先に書きます。

是非、劇場でご覧ください!!

アクションシーンが多いので、
あの迫力を味わうには劇場がベストということもありますが、
一番のロバみみ的理由は、
井上薫くんの「耳鳴り」がサラウンドで体感できるからです

岡田くんの麗しいアップと共に聴こえる、あの「キーン」という音。
劇場で聞くと、自分の周りを音が一周するので、臨場感たっぷり。
一緒に「ヤバイ空気」を体感できますので、是非

さて、舞台挨拶2回目の話。
SPの皆さんはSPバッチを胸に凛々しく登場。
岡田くん、カッコいいです。マジで見入っちゃいました。

えっと……。
コンサートのMCは結構覚えてられるのに、何故か舞台挨拶って忘れちゃうんだよな…。

うーと、つっつんが不在で、しょんぼり気味のロバみみでしたが、
2回目の舞台挨拶には「代理堤」が登壇!
一部から見に来られていた庶務役の平田さんが、この回はSP姿で登場

笠井さん「その上着は誰に借りたんですか?」
平田さん「堤だ」
笠井さん「シャツはよく入りましたね」
平田さん「それはコイツ(松尾さん)んだ(笑)」
笠井さん「ちなみに靴は」
平田さん「堤のだ!」

と、ほぼ堤衣装で登場し、岡田くんに耳打ちされて
「大儀のためだ!」とか言い切ってました

なんか、平田さんの登場で、会場は一気になごやかムード
SPチームの普段の姿が垣間見れた感じでしたよ。

「平田さんから見て、撮影中の岡田さんは?」と聞かれた平田さんは小声で
「なんて言ってほしい?」と本人に聞き、
「困ってるのはわかるけど、小声でなんて言ってほしい?って僕に聞かないで下さい(笑)」
と、笑われていました。

他の話題は、岡田くんのアクション師範の話が主でしたね。
「笹本にはキャラを活かしたアクションをしてもらいました。
 髪の毛掴んで壁に顔を叩きつけるとか、井上がやると残虐すぎたり
 ちょっと…というシーンも笹本だから出来た」とか、
「山本は、パワー格闘技を得意とする設定なので、
 人を持ち上げて、車のボンネットに叩きつけるとか。
 普通は持ち上げられる人を吊るんですが、本当にやってますからね!
 すごいパワーです」
とか上映前だと伏せてしまうことが多い話もしてくれたので、
注目して観る事ができて楽しめました

山本さんは
「アクションシーンはスタートの声がかかる瞬間が一番緊張するんですけど、
 そこで一番力抜いてって岡田くんに言われて、それが一番自分にとって
 大きな一言だったし、印象に残ってる」
と、おっしゃってました

監督も「一番岡田くんがSPを愛してる」とおっしゃってましたが、
そんな岡田くんを中心に一丸となって創り上げたチームワークが
舞台挨拶の舞台上にも溢れていました。

長くなっちゃったので、本編の感想は「SP・感想編」に書こうと思います(笑)

・『SP・野望編』舞台挨拶(映画感想編)

2010年10月30日 | ・ロバみみシネマ
さて、続きです。
(こちらは映画の感想編なので、「視聴室」扱いにしてみました)

肝心の映画の内容ですが、
とにかくアクションをこなしている岡田くんが
美しく、精悍で、カッコいい!
ロバみみ、戦いながら走る男にめっぽう弱いので、超ツボでした
でも、実は一番キュンとしたのは、走って来た井上が、
乳母車に乗った赤ちゃんに放った、小さな微笑です

剛担のロバみみが、ひっくり返りそうになるくらいキタ!ので、
「皆、大丈夫っ!?」って、客席を見渡しそうになりました(笑)

まあ、とにかく、岡田くんの身体能力にはド肝を抜かれました

「こりゃ、カミコン中にゴリマッチョにもなるわな…」

と、唸りましたよ。ロバみみは。

でも、なんか観てて、ちょっと淋しい気持ちにもなりました。
これは「V6の岡田くん」じゃなくて、「岡田准一」なんだなって思ったら。
ヒナ鳥が巣立って行った空を見上げるような気分。
これはすごく喜ばしいことではあるんですけどね

話を映画に戻すと、とにかくアクションシーンがメインなので、
ストーリー性や、登場人物の心の動きを求めるロバみみは、
ちょっともどかしかったです。
話が完結しないので、おもしろいんですが、なんかモヤモヤ感が残ってます。

途中の伏線的な他の捜査チームの動きとかも、
尾形さんたちの水面下の計画も、
点と点が線でつながる前に「革命編」へ続く…となってしまったので、
警護とアクションのシーン以外ももう少し見たかったなぁ。
そして、できれば一気に全部観たかった。
インターミッション入れて、一本にしてもよかったかも。

でも、セリフが少ないのに、観客をハラハラさせながら
スクリーンに集中させる出来栄えは本当に素晴らしいと思いました

両親の死に対するシンパシーを感じながらも、
「命を守るやり方」の指針が違いから、溝の深まる井上と尾形。
尾形係長の黙った、ただ黙った顔を見ながら
「本当は、井上が可愛くて仕方ないんだろうに…」と
勝手に上司愛を想像して、胸が熱くなっていたロバみみです。

「大儀」の為に、同じ思いを重ねる井上を殉職に追いやるのか。
それに対する井上のまっすぐな若く眩しいSP魂はどう立ち向かうのか。

「撃ってみろよ!」

という叫び。
あれは尾形たちの陰謀に対して「逃げも隠れもしない。闘ってやる」という
井上の心の叫びだったのかもしれません。
井上と尾形。
二人の心の葛藤が、最後、どうドラマを盛り上げて行くのか楽しみです。

アクション映画といえど、そこに人の想いが投影されていなければ、
ただの「人殺し」にしかなりません。
是非、「革命編」で井上と尾形係長の最後を見届けたいと思います。

ロバみみ的には、井上くんを始末し切れなかった尾形係長が
彼をかばって、命を落としそうな気がしてなりません。

「俺は間違っていたと思わん。
 お前はお前で正義をつらぬけ」

とかなんとか言ってね
ま、これはあくまで、予想ですが

そして、エンドロールで流れる主題歌。
なんかホッとして、温かい気持ちになりました

映画が終って、家路につこうと思ったら、
まんまと電車が止まっていました
薫くんが車の上を走覇している頃にはもうこんな状態だったのね(汗)
行きの電車じゃなくて本当によかった。

なんとか、家にたどりつくと会報が届いていましたね。
公開初日に届くように発送されたんだろうなぁ。
最近、ニクいタイミングで送ってくるんですよね。会報。

そして、表紙を眺めていてたら、気づいちゃいました。
イノッチの肩に乗せた岡田くんの手の上に乗せられた健ちゃんの手。
もう、どんだけ?
耳鳴りどころじゃないですよ。
もう、その瞬間、ロバみみは自爆してました

ああ、またVトークになっちゃったよ…
なので、長くなりましたが、「SP」舞台挨拶レポ&感想を終ります

・『シュアリー・サムデイ』舞台挨拶

2010年07月25日 | ・ロバみみシネマ
この週末は「シュアリー・サムデイ」、怒涛の舞台挨拶攻めでしたね。
ロバみみは、初日の舞台挨拶に参加できなかったので、
今日、参加してみました。

映画は2度目なので、細かいところもじっくり観れました。
オープニングの机のバリケードは、
カメラがパンすると机の足に出演者の名前が、いたづら書きのように
書かれてたりしたのを発見して、芸の細かさに感心。

あと、そうね。
小出くんの顔のかわいさにも感心しながら観てました(笑)

舞台挨拶は、予定では小栗監督と鈴木亮平さんと、綾野剛さんの
3人だったんですが、勝地くんも登壇。
イベントでは「ムサシ」の海外公演でいなかったので、
来てくれて嬉しかったです

ロバみみは、皆さんの麗しい姿が目の前という神席だったんですが
綾野さんの奇抜なファッションには、若干面食らいました…(汗)
そして旬くんは、ちょっと最近、老け…いや、大人になったと思ってましたが、
今日はなんだか、かわいさが戻って来てました

で、舞台挨拶は観客からの質問に応えるという形で行われました。
色々な質問が出たのですが、面白かったのは、

「鈴木さんの腹筋が素晴らしかったんですが、
 何か鍛えてらっしゃるんですか?」

の、質問に

「作品の中で脱ぐと、すごい言われるから、
 これからはもう脱ぐのやめようかな(笑)
 昔鍛えた名残なんです」

と、応えた鈴木さん。

「是非、全身を見てみたいです」

と、言われると、小栗監督がやっちゃいました

「どうする? すごいいい体なのに、○ン○ンだけは小さかったら」

え~
いいのかなぁ、そんなこと自分の映画の舞台挨拶で言っちゃって
「○ン○ン、言うな」って鈴木さんに怒られてましたけど(笑)

昨日の「嵐にしやがれ」でも、エロネタをしゃべらされるとか言ってましたが、
本当に自ら切り出してるのが原因かと思われます…(笑)

で、勝地くんに「靴は本当になめたんですか? その味は?」と質問が入ると、

「靴は本当に舐めました。
 ○ン○ンは…(←靴のシーンの次のカットの話)」

と、またしても○ン○ンネタになりそうになり、
「○ン○ン、言うな」って、また突っ込みが…
そのたびに綾野さんが「せめてティンティンにしようよ」と言い、
「意味わかんねぇ」とか皆に言われていて、
本当に映画の中の悪ガキたちのやり取りみたいで微笑ましかったです

あとは、旬くんの家で鈴木さんがワールドカップ見たりして
今だに皆、仲良くしいる話とか、
それぞれのマイブームとか、(ちなみに旬くんは「はじめの一歩」とかいうマンガらしい)
わきあいあいとした舞台挨拶でした

さあ、今月でロバみみの旬くん祭も終了。
8月、マジで何して過ごそうかなぁ…

・『シュアリー・サムデイ・スーパー・サマー』

2010年07月11日 | ・ロバみみシネマ
小栗旬初監督作品「シュアリー・サムデイ」のイベントに参加して来ました。

すごいよね。
初監督で国際フォーラム埋まっちゃうんですから…。

そんな現状を冷ややかな目で見ていたロバみみですが、
映画は意外にも楽しめました。

色々ね、突っ込みたいことはあるし、
セリフもちょっとクサすぎで、ロバみみ的に「えーん」って
寒くなってたシーンもあるんですけど、でも、おもしろかったです。
笑っちゃいました

特に勝地涼くんがよかったです
すごく魅力的なキャラとして、スクリーンの中を動き回っていました
まあ、内容はネタバレになるので、書けませんが。

映画の上映が終って、小栗監督が登場したんですが、
客席で一緒に観ていたとのことで、客席から登場しました。
場内騒然…みたいな

「笑って欲しいなーと思うところで、お客さんが笑ってくれてよかった。
 大竹しのぶさんはテッパンだと思いました(笑)」

と、コメントしていました。

でも、あの大竹さんは卑怯だと思う(笑)
大竹さんがアレやったら、誰でも笑うよ。
あれは大竹さんのキャラ勝ちでしょー

で、そのあとトータス松本さんが登場
小出くんたちが歌った劇中歌を披露。カッコよかったっす!

「飲んだ時に、映画を撮ることになったら書いてくれと頼まれて、
 軽くええよー、と言ってたらそのすぐ後に現実になって」

と、言っていました。

そのあと、ピアノ伴奏で2曲。
ごめんなさい。
音楽疎くて、よくわからないんですが、
ロバみみの耳の記憶が正しければ、「ゲド戦記」で主題歌歌ってた方が
歌われていたと思います。
ものすごい素敵な歌声でした

で、そのあと、小出くんたちが主題歌を披露。
かなり黄色い声援が飛んでて驚いた。
小出くん、人気あるんだなぁ。
勝地くんか、「ムサシ」のN.Y公演中で欠席だったのが残念でした

歌い終わったあと、お話になったんですが、
小出くんあたりは、やりきった感満載で、放心状態だったみたいです
ちょっと、とっちらかり気味でした(笑)

あー、なんか色々話してたんですが、
とりとめもなく進んでいってたので、どんな話したかあんまり思い出せない。

あ、そうだ。
ライブシーンの収録の時、打ち合わせをせずに小出くんが
「客席の女子の多いところめがけてダイブした」ら、
皆が驚いてよけて、小出くんが視界から消えた話してました(笑)
あの時はケガがなくてよかったねって。

17時半上映開始で、イベントが終ったのが21時ちょい前。
結構な長丁場でした。

頭の中にあるものを一つ一つ形にしていくって大変な作業だと思います。
それをやり遂げたこと、すごいなーと思いました。

最初は、「小栗旬ブランド」の集客力に乗っかる大人の金儲けじゃないかと、
ものすごい斜に構えて、しらけていたロバみみでしたが、
たくさんの人が観るということ前提だとしたら、
たくさんの人を失望させるリスクも同じだけあったんだなーと思いました。

その重圧の中、楽しめるものを創り上げた旬くんに、
ロバみみは素直に拍手を贈って来ました

そして、人脈を駆使した脇役の豪華さは、さすが小栗引力だと思いました…。
もし、お金を払ってでも観てみたい方は、そこも楽しみのひとつかもしれません


「シュアリー・サムデイ」、「いつかきっと」という意味だそうです。

登場人物たちは、何を「いつかきっと」って思ってるんだろう…?
漠然とはわかるけど、あの子たち、別に目標とか夢とかなかったよね?
あれ? それが「いつかきっと」見つかるさってコト?

と、最後に迷路に入ってしまったロバみみですが、
「シュアリー・サムデイ」、来週日曜、公開デス

・『踊る大捜査線3』初日舞台挨拶

2010年07月03日 | ・ロバみみシネマ
「踊る大捜査線3」の初日舞台挨拶に行って来ました

映画、おもしろかったです!
セリフのやりとりが、本当におかしくて笑ってしまう
もちろん心を熱くさせる、肝になるセリフもあって、
さすがとしか言いようがない。
上手いよなぁ…。

数多くのキャストの個性と魅力が満載で、
そして、脇役の濃さに負けない青島くんの圧倒感。
愛されるわけですよね。作品が。

そんな「踊るファミリー」に仲間入りした小栗旬くん。
ちょっと小憎らしいヒール役でしたが、ロバみみは好きな感じでした

静かなトーンで憎まれ役やってる旬くん、すごく好きなんですよね。
「スマイル」の時みたいな役は逆にちょっと…。
ああいうのは、多分やってて気持ちがいいのは本人だけかと。
ロバみみは「イズ・エー」の時の旬くんとか、
静かにゾッとさせるような演技が好きだったりします。

「踊る~」では、自分に自信があって、スマートに現場を納められない人たちを
下に見ている嫌なヤツでしたが、
冷静に振舞っているくせに、どこか青くさくて、静かにハングリーで、
とんがった感じがよかったです。

今後、青島刑事と一緒に色んな事件に係わることで、
どんどんキャラが成長して変わっていきそうな期待感が持てました

さて、肝心の舞台挨拶ですが、ロバみみは幸運にも、
初回の舞台挨拶のプラチナチケットを手にすることができました
そして、その席がまた前の方のとても良い席で…

キャストが後ろのドアから客席を通っての登壇だったんですが、
ロバみみは、ほぼ全員のキャストの方と握手できてしまったというミラクルぶり。

織田さんを先頭に入ってこられたんてすが、
やっぱりスゴイね。織田裕二

まとっていたのは芸能人オーラというより、
「織田裕二オーラ」でした(笑)

モノマネされたり、おもしろおかしく香取くんが話したりしてるから
すっとんきょうなイメージがチラついていたんですが、
堂々としていて、それでいてサービス満点の笑顔で、もちろんカッコよくて、
皆が青島くんを愛する理由がわかった気がしました。

そして、ドキドキの旬くん大接近
久しぶりすぎるー!!!

でも、
「旬くん、よかったよー」と言ったら、
「うんうん」とうなづきながら握手してくれました
感激…

他の俳優さんたちも、すごくフレンドリーな笑顔で握手に応じて下さいました。
特に内田有紀ちゃんの笑顔は、かわいくて眩しかった
伊藤くんもお茶の間の人気者っぽかったし、
小泉考太郎くんも好青年ぽかったです。

ロバみみ、舞い上がってしまったので、あまり覚えてないんですが
舞台挨拶は織田さんが和久さんを偲びつつ始まりました。
深津さんは
「この映画から元気を吸い取って、…吸い取れないですよね。
 奪って…? 違うな(笑)とにかく皆さんにエネルギーが伝われば
 いいなと思ってます」
と、愛嬌たっぷりのご挨拶でした。

ユースケさんは、相変わらずのトーク
「伊藤くんと小栗くんと3人で、ブブセラ3としてデビューします。
 主題歌のコーラスは僕達がやりました!」
と言って、出演者共々、会場を笑わせてました。

旬くんは、
「ブブセラ3の一員として、これから頑張って行きたいと思います(笑)」
と、言った後、
「僕は、ちょっと憎たらしい役だったんですが、
 初めてこのドラマを見たのは小学生の時で、
 その作品に参加できるなんて夢見たいです」
みたいなことを言ってました。

とにかく、客席もキャストも終始笑顔の温かいアットホームな舞台挨拶で、
本当に愛されている作品なんだなぁーと肌で感じました。

最後の写真撮影では、旬くんは内田有紀ちゃんの隣に立っていて、
時折、二人が笑顔で言葉を交わす様子を見て、
「本当に姉弟みたい」と思いました

舞台挨拶も楽しかったですが、映画自体も
期待を裏切らない楽しい作品でした
青島刑事の今年の夏は、「熱い」夏になりそうですね

・『孤高のメス』初日舞台挨拶

2010年06月05日 | ・ロバみみシネマ
堤真一氏主演の「孤高のメス」。
チケット当選の奇跡を経て、行って参りました。
まず、一言。

いい映画でした

ロバみみ、多分半分くらい泣いていたと思います。
なんでだか、いったん泣き始めたら、防波堤が壊れてしまったようで…(汗)

田舎の市民病院にやって来た優秀な外科医・当麻が、
医師として、自分の中の正義にそむくことなく
患者や遺族の想いに真摯に立ち向かうストーリーです。

医療現場側に視点を置いた、いわゆる医療モノですが、
ロバみみはヒューマンドラマだと思いました。

人の命を救いたくて医療の仕事に就いた医師やナースの、
権力に屈っしてしまう心の弱さ、そして葛藤。
最愛の息子を亡くした母の悲しみ。
父親を助けたい娘の願い。

その全てを堤さん演じる当麻先生は背負い、メスを握ります。
まっすぐで、おだやかに揺るがない信念のもとに。

大切にすべきこと、自分の正義から逃げないこと。
当麻先生に迷いはありません。
その姿が、人の心を動かし、そして命のバトンをもつないでいく。

余喜美子さん、ロバみみの大好きな女優さんの一人です。
余さんが演じた、このお母さんがとても素晴らしかったです。
オペ室から出てきた息子を迎えるシーンは、涙なくしては観れませんでした。

ツバメの巣の様子が、時間経過と巣立ってはまた返って来る人の想いを
うまく表現してました。
オペ室の酸素だか何かを送る機材のジャバラが
静かに動きを止めることによって、命の終わりを感じさせる細かい演出が
悲しみを誘いました。

柄本明さんが着ていたバラの模様のパジャマも、
市長のキャラがよく出てるなぁ…と思いました。
柄本さんの
「なんでもない風景が新鮮に見える」みたいなセリフもよかったです。

命って、限りがあるものだけど、
それは平等に全ての人に訪れるものだけど、
自分の子供を残すことだったり、誰かの救いになったことだったり、
人が生きた証しは消えずに残っていくのだと、
そんなことを思いながらエンドロールを見つめていました。

さて、肝心の舞台挨拶は、堤さんをはじめ、
夏川結衣さん、吉沢悠くん、中越典子さん、監督が登壇されました。

堤さん、キャンペーンの博多の夜がよほど楽しかったらしく、
挨拶中に夏川さんに突っ込まれ、
「言う事忘れたやないか! ホンマに忘れてしまった…」
と、あわてふためくお茶目な素顔も見せてくれました

吉沢悠くんは、実は、何気に大人な、いい役者さんになるんじゃないかと、
ロバみみの期待値が大きい俳優さんなんですが、
実物はお肌ピカピカのベビーフェイスでビックリ
「重い現場だと思って行ったら、堤さんと夏川さんが夫婦漫才みたいで、
 オンとオフがハッキリしていて、いい現場だった」とコメントしていました。

「一番緊張したシーンは?」の質問に堤さんは
「最後のオペシーンで僕の周りにいた医師役の方々は、
 実は、指導してくださった本物の医師の方々だったので、
 本当に緊張しました」と言っていました

そして、一番ロバみみを感動させたのは、堤さんのこの一言。

「ヒットもして欲しいとは思いますが、僕は、
 ここに来て下さった方々が満足してくだされば、それで十分です」

欲のない、シンプルな言葉が、まるで当麻先生とシンクロしていました。
素敵でした

確かに、軽い映画ではありませんが、
堤さんのトボけた演技が笑いを誘う場面も多々あります
生瀬さんのヒール役も、本当にムカつきます(笑)
大人が観るに耐えうる作品ですので、
是非観て、自分も参加している命のリレーを感じてみてください。