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『ロバみみ』

言いたい!でも言えない…。ならば、穴を掘ってでも叫びたい! そんな想いから綴り始めた独り言のようなブログです。 

・「間違いの喜劇」東京楽

2006年02月19日 | ・ロバみみの芝居小屋
前から2列目。
ロバみみは、見つめていました。
旬くんのその見目麗しい姿を…

蜷川作品、初主演がコメディでよかったなー。
本当に幸せな時間でした
やっぱり、他の役者さんは視界に入りませんでした…

でも、確実に、始まった当初より
旬くんのデキはよくなっているし、
すごくイキイキとやっているから、
客席の私も楽しくなっちゃいました

舞台はナマモノですからね。
幕が上がるまで、客席の反応はわからない。
ましてやコメディですもの。
笑ってもらわなきゃいけない。
そんなプレッシャーもあったんではないかしら?

でも、大丈夫。
確かに、脇を固める役者さんたちの
絶妙な立ち居振る舞い、セリフ回しにはかなわないけど、
ちゃんとお客さんたちの心つかんでたよ。旬くん

次は、「タイタスアンドロニカス」。
今回とは真逆の役どころみたいだけど、
旬くんの成長っぷり、見逃せないです!

2時間、2列目で旬くんをガン見したロバみみ。
トイレで見る自分の顔は、自分でいうのもなんだけど、
ストレスが抜けて、頬も紅潮して
心なしか、キレイに見えた。

目を見開いていたせいか、目が大きいのよ。いつもより。
旬くんへの愛が生み出したもの。
それは「アイプチ効果」ナリ

・「間違いの喜劇」

2006年02月04日 | ・ロバみみの芝居小屋
「ああ、私の王子様はやっぱりこの人だ」

階段を駆け下りてきて、舞台に上がり
笑顔を振りまく小栗旬くんを見て、心からそう思った

蜷川さんは憎いくらい、旬くんをステキに見せる。
今回はシェイクスピアの喜劇なわけですが、
古典なんで、やっぱりセリフが硬い、多い。

集中しなければならないのに、
ロバみみ、旬くんしか目に入らない…
セリフも左耳から右耳へスーッ…。

「見とれる」ってまさにこういう感じなのかな。
あの白い貴族の衣装を身にまとった、
スクッとまっすぐな立ち姿と、あのくったくのない笑顔
心が幸せでいつもの100倍に膨れ上がったよ

内容事態はコメディ。
あらすじだけはかろうじて
頭に入ってきたロバみみでも、十分楽しめました
客席も沸いてたしね。

旬くんの出番の合間に、冷静になったロバみみの感想は、
高橋洋さんは、クールな役しか見たことなかったので
あのオドケタ役は新鮮だったし、
月川さん、いつもながら、あれはホンモノ…ですか?と
思わずにいられない女装っぷり。
ロバみみ的には、宝石屋さんの俳優さんが芸達者でお気に入りでした。

そして、やっぱりセットがステキでした。
さすが蜷川さんです。

いやいや、でも、旬くんのひるがえしたマントが
かすかに頬に触れた瞬間、
宇宙に飛んでいきそうになったロバみみ。
やっぱり旬くんダイスキー

芸達者な役者さん揃いの中で、
真ん中に立つ重責は大きいと思うけど、
コメディなんで、間とか客席の反応とかを肌で感じつつ
楽日まで、舞台を進化させて、育てていって欲しいな…

・贋作「罪と罰」

2006年01月28日 | ・ロバみみの芝居小屋
今日は野田さんの「罪と罰」を観にシアターコクーンへ。
今年一発目の観劇です。
まだ楽日を迎えてないので、内容はNGかな。

松たか子さんが主役なんですが、
「オイル」に引き続き、ロバみみは松さん「いいなー」と
思いました。

「オイル」でもそうだったんですが、
あの泣き声に心打たれちゃいました、ロバみみ。
「オイル」は鳥が孤独に鳴くような、細い泣き声。
どこか狂気一歩前、のような感じでグッときましたが
今回は、大地を這うような、地鳴りのような泣き声。
胸に迫りました。

そして、あの凛とした声も好きです。

ロバみみは、どうも役者さんの声にものすごく
反応してしまうようです。
深津絵里ちゃんを初めて舞台で観た時も
「鈴を転がしたような」とはこのことか…と思ったし
旬くんの声もすごく好き。

話がそれましたが、
今回の野田作品は、わかりやすくて、
笑いもあって、すごく面白かったです。

野田さんの舞台って、早口言葉のような
難しい言葉の羅列が、四方八方から連なって
最後に一枚の織物が出来上がるような感じ。
でも、今回は、その糸の本数がわりと少なくて、シンプルでした。

しかし、野田さんは日本語を愛しているのだなぁと
いつも思います。
国語の授業を受けている錯覚さえ覚えてしまうロバみみ。

今回、一番好きだったのは
「彼方」ということばのセリフ。
(観た方はわかっていただけるかしら?)

ロバみみの「彼方」は、誰なんだろう。

とてもよい作品でした。
心、ほっこり…

・クロノス

2005年11月25日 | ・ロバみみの芝居小屋
キャラメルボックスの「クロノス」を観劇。
初日だったんですねー。知らなかった…

原作って確か「この胸いっぱいの愛を」で
映画化されたんじゃなかったかな?
アタシの記憶が正しければ…。

キャラメルの舞台の内容は、
主人公の吹原が、
事故死してしまった片思いの女性を助けるために
タイムスリップする…という話。平たく言えば。
でも、よかったです☆
時折、鼻をすする音が劇場に響いてました

自分の身を犠牲にしても、
彼女を助けたい。
届けたいのは「伝えられなかった一言」。

そんなまっすぐな気持ちって、忘れてませんか?最近。
逆に言うと、そういう思いを抱けることこそが
貴重で幸せなことなんでしょうね

久々、温かい気持ちになりましたよ。
ストレートなキャラメルの舞台、アタシは好きです。
小難しい芝居を、わかったような顔して
論ずる舞台マニアじゃないんで、アタクシ。

基本は「わかりやすくて、幸せな気持ちになれる」こと。
アタシのチョイスはそこにある。
でも大事だと思いませんか?

ストレートなコトバこそ、人の気持ちを動かす。

ロバみみはそう思っています。

・偶然の音楽千秋楽

2005年11月20日 | ・ロバみみの芝居小屋
今日は朝からパソコンがぶっこわれるという
アクシデントに見舞われたロバみみ。
ええい、そんなことに時間をさいてはいられません。
本日は「偶然の音楽」楽日だったのさ。

前回のアフタートークは3階という苦渋を飲んだロバみみ
楽日は1階の比較的前の方。
旬くんのお顔も肉眼で十分見える距離

相変わらず、旬くんのキレイな肉体にホレボレ。
いやしかし、いつも思うけど、
旬くん、よく声もったなぁー。
客席で聞いてると、力任せにセリフ言ってる感じがして
ロバみみはいつも「楽日までもつかしら…」と心配している

白井さんの作品は「宇宙で一番速い時計」以来ですが
今回の旬くんの役の方が深みがあって
感情の起伏が舞台の上できちんと表現されてて
よかったと思う。
ロバみみ的には、こちらの作品の方が好きかな。

トオルさんの「そして俺は飛んだ…」
って最後のセリフがよかったです。

大盛況のカーテンコール
満場のスタンディングオベーションに
最後、旬くん、感極まって泣いちゃったね☆

きっと、お稽古もドラマとの両立で
大変だったんだよね。
すごく頑張ったんだよね。

いつも最後、はけるとき、
舞台の袖でペコッてオジギする姿が
初舞台から今も変わらず続いていて
ロバみみは、微笑まずにはいられないよ

忙しくて、ものすごいスピートで毎日を暮らしていると思うけど
頑張ってね、旬くん!
また舞台行くからねー

・吉原御免状

2005年10月02日 | ・ロバみみの芝居小屋
よかったです。「吉原御免状」。
席もよくて、肉眼で見れたのも嬉しかったな。

とにかく、役者陣がごっついですわ。
堤氏、さすがです。
やっぱり、主役を張る役者って、
上手いとか、ヘタとかの次元じゃないですね。
そこにいるだけで圧倒的な説得力があります。

ロバみみ、もう10年以上堤氏の舞台観てますが
あの立ち姿や、スゴミが有無を言わせぬ存在感となって
いつもどーんと胸に迫りくる感じです。
今回は殺陣が多くて、それだけでも圧巻です。

古田新太さんも、悪役に徹していて
本当に嫌な奴でした
でも、もう少し痩せた方が
ギラギラと殺意を漂わせる役柄が引き立ったのでは…??
松雪さんと京野ことみちゃんの
おいらん姿もあでやかだったなぁ。

いやいや、本当、前回観た新幹線の「荒神」は
本当におもしろおかしく、楽しい舞台でしたが、
「吉原御免状」は大人の舞台。
華と毒が同時に舞台の上に咲き誇っているようでした。

日常から一歩はなれて
異次元に行けるお芝居って、いいですよね。
しみじみ…。
チケットとるの大変なんだけどさ…


・スケッチブック・ボイジャー

2005年08月29日 | ・ロバみみの芝居小屋
金曜日、キャラメルボックスの
「スケッチブック・ボイジャー」を観に行った。

後ろの女性が、劇団の大ファンなのか、
異常な大笑いをしていたが、
シュールでも、コアでもなく、誰もが安心して見れるお芝居。

そういえば、西川さん。
もこみちくんとドラマ出てたねぇ。
アレはなんか、いまいちだったな…。
あのドラマの先生役は、西川さんの魅力を
わかってない人が書いたんだろうな。
あのホケーっとしながらも絶妙なオトボケギャグが
最高なのにな。舞台では。

ともあれ、ほんわかした気持ちで劇場をあとにする。

しかーし!

問題は劇場が池袋ってこと。
夏休みのブクロは恐ろしい…。
いろんな種類の若者がたむろしている。

「早く、帰ろう…」
足早に歩いていると、

「ちょっと、ちょっとお姉さん」

振り向くとそこには酔っ払いのおっさん。
何ィ!?
シカトだ、シカト!
そしてしばらく行くと、

「ねぇ、ねぇ、ちょっとすみません」

そこにはまたしてもオッサン。

なんなわけー!?
ここはブクロでしょ!?若者の街でしょ?
なんでオッサンばっかり寄ってくんのさ!?

ちょっとー!そこのキャッチの兄ちゃん!
声かけなさいよぉぉぉぉっ!(青木さやか風)

キャバ嬢スカウトすら寄ってこない池袋の夜。
ああ、優しい気持ちでサンシャイン劇場を後にしたのに
駅につく頃には、すっかりすさんだ気持ちになってしまった。

頑張れ!アタシ。
強く生きるのだ。
ブクロの空に浮かぶ月に吠えたロバみみでした…。