STUDIO ZODIAC

黄道12星座のように様々な得意分野で活動を続けています。

漫画で描ききれなかったこと!

2004年08月11日 | ■ヤドカリくん 企画
最初、3話で打ち切りという時に、いきなり誕生編から始まったのを見て、超アセりました。

僕が設定を考える時、まず玩具やゲーム化する事を考えるので、小野くんには苦労をかけたと思っています。

漫画には、ページの制約があって、「7将軍は多過ぎる」って事で出て来たのは、ウィズダムグレートホワイトブレインザップタイガーだけだったけど、他にも将軍が居て、本当は7つの海の基地から攻撃するはずでした。 ゲーム化したら1面~7面になる訳ね!

で、その将軍達も得意分野があって、ヤドカリくんもシェルテクターを駆使して闘わなければならない!

ところが、シェルテクターも漫画では、ページの制約や「話の流れが止まってしまう」って事で、逆に小野くんの足枷となっていたようです。 この辺りは意見が食い違う処ではありましたが、シェルテクターを変形させる事は本来の意図と変わるので止めてもらいました。(旧設定では、かつて博士は3タイプに変形するプロトテクターを造って実験を繰り返したが、出力や効率の問題で今のタイプに替えた。 コオがハンマーヘッドに捕まったので、コオのねえさんが子供の頃に使っていたプロトで助けに行くエピソードがある。 旧設定では、ヤドカリくんは20年前に、海の異変に気付いた博士が、人類と海棲類の和解を願い、海に棲むヤドカリをモチーフに、ヤドカリくんを造った。)

そういえば、最初は小さいヤドカリくんが必要に応じて大きくなるって設定だったんだけど、漫画では「毎回、大きくなるページがもったいないです。」(小野談)、アニメでは「人物と会話する時のアングルがパターンになるし、小さいキャラの限界は30センチだね!(ダンバインのチャムファウね!)」と言われ止めました。

ハサミから何でも出て来るという設定は良かったけど、逆にシェルテクターの登場が少なくなってしまったかな?(単行本「甲殻機神ヤドカリくん」あとがき用原稿「漫画で描ききれなかったこと!」より)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヤドカリくんで、やりたかっ... | トップ | 国家錬金術師の資格を剥奪し... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

■ヤドカリくん 企画」カテゴリの最新記事