九州・沖縄の倒産，太陽光関連が最多

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　┃★┃　　九州・沖縄の倒産，太陽光関連が最多に　
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　6月2日，東京商工リサーチ福岡支社発表の「九州・沖縄地区の太陽光発電関連事業者の倒産状況」　によると，2017年は4月時点で件数9件，負債総額計62億7200万円で，件数・金額とも年間の過去最高となった。

　2017年の倒産9件のうち，原因別では「販売不振」が3件で最多。「事業上の失敗」「他社倒産の余波」が各2件だった。4月には関連部品販売の「ＺＥＮ　ＰＯＷＥＲ（ゼンパワー）」が破産開始決定を受け，負債額は約52億円と九州で過去最大だった。

　東京商工リサーチ福岡支社によると，2000年以降でこれまでの過去最高，件数が2016年などの7件，負債総額は2012年の50億8100万円だった。


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┗■　太陽光発電設備「ゼン・パワー」（福岡市）が事業破綻，負債52億円


　報道によると，太陽光発電設備製造・販売の「ＺＥＮ　ＰＯＷＥＲ（ゼン・パワー）」（福岡市）は，4月5日付で福岡地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は約52億円で，九州・沖縄の太陽光発電関連では過去最大という。

　同社は2005年12月，福岡市早良区の福岡システムＬＳＩ総合開発センターで太陽光発電設備開発「エスシパワ」として設立。2013念10月，同市博多区に移転し，商号変更した。

　国内外で太陽光発電モジュールの組み立て・販売し，2014年12月期は売上高約74億円を計上。だが，取引先のドイツ企業の倒産で多額の不良債権が発生し，資金繰りが悪化した。さらに再生可能エネルギーの買い取り価格引き下げなどの影響も受け，2015年12月期の売上高は約5500万円と落ち込んだ。同期末までに社員10人を解雇し，事実上の事業停止に追い込まれていた。


▼参考データ
⇒⇒　東京商工リサーチ　　⇒　2016年度「太陽光関連事業者」の倒産状況　⇒　http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20170406_01.html

 

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