浦嶋繁樹の全国リスクマネジメント行脚ブログ

リスクマネジメントを考えるブログ

麹町、杭打ちクレーン転倒事故、工事はお休み中か!?講座延長!

2009-04-16 09:10:15 | リスクマネジメント
昨日は事故のあった隣のビルで6時間のリスクマネジメントプロ養成、6時間集中講座を開講した。
講座受講者も事故を知って現場を見に行った人も多かったようなので、現場を見た自分なりの解説や、報道されていないこの事故原因を考え、場所の過去の歴史などを話した為、講座は少し延長となった。
受講生も事故現場隣りのことなので、少しは雰囲気があったのではないだろうか。

また、昨日は初めてリスクの調査、分析ソフトを披露させていただいた。
当社が開発したものだが、18日から始まる「シニア・リスクコンサルタント資格講座」でも貸し出す予定なので、残れる方には見ていただいた!
それもあって、終わってからの意見、情報交換会を終わったのはいつもより30分遅れの8時半だった。

昨日の受講生はいつもより多く、長野から二人。
グループ社一社から3名、2名と参加された。

前々回は内部監査人が多かった。
講座の受講生の流れも変わってきたかもしれない。

事故から2日目の朝、いつもと変わらない麹町に戻ったのだろうか!?

さて、今日の新聞から、先日書いたと思うが、ディズニーランドのことだ。
僕はリスクマネジメントの完成企業を二つ挙げろと言われたら、間違いなく「ディズニーランド」と「セコム」を挙げるだろう!

昨日も授業の中で話したのだが、ディズニーとUSJの決定的違いは、掃除のおばさん、おじさんがディズニーでは出てこないことだ!
USJは出てくる!
テーマパークは「夢を売る」のが大きなテーマだと思う。
だけど、人が集まると当然リスク要因であるハザードのゴミが増える。
これをどのように夢を失わなく片付けるか(リスクマネジメント)だ。
USJは掃除のおばさん、おじさんが出てくる。
(おじさん、おばさんの職を奪うつもりで書いているのではないので、勘違いしないでください。笑)

このハザードをどのようにショーにするかをディズニーは考え、実行されていると思うのだ!
リスクマネジメント、ゴミ片付け、いやな部分かもしれない。
しかし、この必要とされるリスクマネジメントを面白く、楽しくショーのしてしまうノウハウ、これこそがERMだ。
つまり、リスクマネジメントを売りの付加価値に変えたのだ!

すばらしい!

そういえば、大リーグで試合の途中、グランウンド整備のおじさんたちがYMCAの音楽に乗って踊りながら整備する風景を思い出していただきたい。
あれもそうだ。
荒れたグラウンドでプレーをすることは選手達の取ってけがのリスクだし、そこでけがされたらゲームだって面白くない。
ゲームの価値を下げることになるだろう。
だから、試合の途中で整備は必要だ。
でも、整備のおじさん達がただ出てきて整備では色気の無いし、途中で雰囲気を中断してしまう。
あのYMCAの曲に乗ってトリッキーに振舞って、皆に楽しさを提供する。
まさに、ディズニーランドと同じ発想だ!

これも、すばらしい!
日本でもそうした面からの経営資源のリスクマネジメントの考え方を導入し、それを見て楽しめるようにして欲しいものだ!
(そういう発想は僕にはないかもしれない。というか、日本人は苦手かもしれない。)
いや、そんなことはないか。
イベントなどうまい人は多いので、そのような方たちがリスクマネジメントを身に付ければいいんだ!
これで、決まり!