一日薄暗い感じです。
先日、宝塚バウホールにて、花組バウ・ワークショップ『殉情』―谷崎潤一郎作「春琴抄」より―を観てきました。
監修・脚本/石田昌也
潤色・演出/竹田悠一郎
ワークショップなので、10/13〜10/21は、佐助を帆純まひろ、春琴を朝葉ことの、マモルを希波らいと、ユリコを美里玲菜
10/30〜11/7は、佐助を一之瀬航季、春琴を美羽愛、マモルを鏡星珠、ユリコを二葉ゆゆ。
その他主なお役(両方の公演に出演)
鵙屋の女将(春琴の母)を美風舞良
春松検校(春琴の師匠)を舞月なぎさ
鵙屋の主人(春琴の父)を羽立光来
石橋教授(大阪の郷土史研究家)を紅羽真希
利太郎(美濃屋の放蕩息子)を峰果とわ
その他
1995年と2002年に絵麻緒ゆう主演で上演、その後2008年には、宙組バウ・ワークショップとして、早霧せいなと蓮水ゆうや主演で、上演されました。
初演のとき、あの阪神淡路大震災が起こり、公演はできなくなり、その後同じ年に公演は行われました。
絵麻緒ゆうさんは、天海祐希さんの同期です。その頃…天海さんは、月組トップスターでした。天海さんの同期さんは、順調に研鑽を積み、バウ主演を果たした頃ということになります。天海さんが、どれだけスピード出世だったかがわかります。
あの頃の花のみちは、震災でひどいことになっていましたし、私はさすがに観劇しませんでした。
2008年のときは、早霧さん、蓮水さんの両方を観劇できました。まだ少し前のことのように覚えていますが、もう随分経ったんですね…。
お話はわかっていたので、後半衝撃的だよなーと思って観ていました。
ここまで、春琴が大切でその人を理解するために、自分の目を……っていう狂気のような愛…。
たぶん、2008年に観たときとは、私の感じ方は違っていたと思います。年齢を重ねてから観ると、また違った発見ができるものだなぁ~と思いましたわ。
現代人のマモルとユリコが、YouTuberであることには、今時の設定で納得しました。
余談としては、甘酒屋のポスターが石田先生似の絵で、「キュンです」みたいなことが書いてあったのに笑いました。先生の口癖だったりするんでしょうかね?
宝塚の演出家の先生は、観劇のときによくお見かけしますw
あと、どうしても宙組のときのお役と比べてしまうことはありました。
観ていると、過去のことが蘇ってくるのです。
あのときの寿つかささん(現宙組組長)の利太郎は、忘れられないです。
峰果とわさんの利太郎は、よかったですけど。
下級生さん達の女中や丁稚なども面白いやり取りで、あの世界観を作っていたと思います。
今回、お席が前方席だったので、生徒さんと目が合う錯覚が凄かったですw友会で当選したんですw有難いことです。
後半の、一之瀬航季主演は、家族が観に行きます。感想が楽しみです
次の観劇予定は、雪組『蒼穹の昴』本公演と、その新人公演の観劇です。