フィールド最前線! 農業がリードして利根沼田を元気に 山口浩輝のブログ

地方を元気にするのは夢と起業!利根沼田は無限ポテンシャルを秘めたフィールド(畑・領域)で日本一の地方を目指そう

農業の六次産業化3そもそも論ですが

2011-12-13 22:41:54 | 農業ビジネスのタネ・ネタ?
こんばんは、山口浩輝です

今夜は久々に2本目書いちゃいます

久しぶり・・・

今回は六次産業化の3回目

前回お話したように

農業をあらゆる面で支えているのは

まぎれまなく専業農家や農業法人です

数では大多数の兼業農家ではありません

そして

例えばJAに出荷しないとやっていけないような農家は

すでに兼業農家くらいしかいない状態だと思います

専業農家は同業者同士のつながりは他の業種よりぜんぜん強いので

新しい出荷先は本気を出せばすぐに紹介してもらえるハズです


そして、そもそも論なのですが

六次産業化というのは、それなりの専業農家であれば

随分前からやっているのが事実です

というよりも、そんな事は並みの経営者であれば

選択肢の一つに入っているのが当然で

全くやっていない専業農家は

逆にそんなことやるよりも、バンバン規模拡大したほうが儲かるという

むしろメガファームだったりします


別に最近始まったことじゃぁないんですよね


TVの報道をみていると、やっぱり刷り込まれてるなぁと感じる

今日もイノシシの害のニュースがあったのですが

(獣害が深刻なのは事実ですが)

インタビューを受けているのはやっぱカワイソウなお年寄り農家らしき人で

しかも、その畑というのが

我々からみれば、完全に

「こりゃ家庭菜園だろう」というレベル

どう見てもそれで生計を立てられる畑じゃぁない

自家用の野菜畑は農業であるかもしれないが

産業ではない


なんで農業は弱いものだという事を基本にしようとするのだろう?

そういうストーリーが好きなのか?マスコミは・・・









最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ポコポコ)
2011-12-15 09:04:59
丁寧にご回答頂きありがとうございました。
経営はそれぞれ立ち位置が違いますので1つの問題にたいして複数の回答が存在します。
大変参考になりました。ありがとうございました。
返信する
その4 (山口)
2011-12-14 22:32:06
〉私も色々取引経験がありますが簡単に手に入る販売先は簡単に失いますよ。

A)私は一概にそうだとは思いません、なるべく合理的に進めるのは基本だと思います。私できるだけのやり取りをWEBやメールで済ませておいて、大事な時には足を運びます。

なるべく簡潔にする事がお互いにとってもメリットな事は多くあります

もちろん相手次第ではありますが・・・

でも、これはポリシーみたいなもんですから人それぞれですよね。


〉お客様は信用の積み重ねだと私は思います。そう簡単な話ではないでしょうと思います。

A)これに関してはまさにその通りだと思います、私も最重要視しています

あえて言うなら、そんな中でも限られた時間の中でやっていくには合理的に・早く・簡潔になる手法は常に考えます。

ひとつ提案がありますが、このコメントなども実名でなさったらいかがでしょうか?

私はWEB上の事は全て実名を出してやります、mixiもツイッターもブログの書き込みも・・・

私は色々と言われるタイプだと思いますが、ポコポコさんの考えの方が多数派で共感できる方は多いと思います

それがどこかで信用を勝ち取るキッカケになるかもしれませんからね!


〉あなただから欲しい、それが農家の存在意義だと思っています。

A)これもポリシーだと思うので、答えなくてもよろしいでしょうか?

「農家の存在意義」は正直考えた事が無いかもしれません

誰かしらの幸せや満足の為にやっている事は確かです

ただ、最終的に営業はモノではなくてヒトなんだ!というのは

営業マンだった頃に鬼の本部長の口ぐせだったので、染み付いていますし共感できます


いやぁ・・・すっかり長くなってしまいすみませんが

コメントいただけるのってホント嬉しいんですよ

リアクション無いと、毎日ブログ書くのってけっこう孤独になってきますからね

よく言われる事に

「ブログなんかマメに書く時間があるな」とか「ヒマだろ?」ありますが

実は逆なんです

「時間が無いからブログ書いてる」

ってのが正解なんです


あんまり評価されませんが(笑)

すみません・・・

ホントありがとうございました
返信する
その3 (山口)
2011-12-14 21:47:29
>新しい出荷先は本気を出せばすぐに紹介してもらえるハズです

具体的にどのような事例ですか?スーパーですか?なんでしょうか?

A) 具体的にとの事ですが、スーパーなどの小売は農家1件では難しいでしょう。また時間的にすぐとか、作っちゃったもの、また自分が作りたいもの作ってから販路を探すのは基本的に無理があります

営業が難しいモノは存在します
よく聞く「こだわって作った〇〇を高く売りたい」みたいなのは、評価する事も難しくマーケットも狭いし売りづらいしリスクも高い

どうしても時間がかかってしまう商品です

少量なら個人か専門店、量があるなら流通業になると思います

私の場合は、色々同業者のネットワークを使って「〇〇を探してるけど情報ない?」というメールを同業に一斉送信すると、なにかしらリアクション帰ってきます、△△はもっと欲しがってるとか、××がどういう品を探しているとか・・・

私も同様に有用な情報は共有します

ただ、同じ農協出荷しかしていない同業者だけでは確かに無理です

コネクションなどを使わずにゼロから取引先を探すのはとても時間がかかります

自分の商品や技術のレベルをよく知って、信用を得るのに最短なルートは同業者の紹介から始まるのがベストではないかと思います

そして、営業部門が無く農作業しながら営業するのであれば、当然時間というか期間もかかってしまいます。それなりの人や時間を充てなければ上手くいきません

時間がなければ営業の外注もできます、基本的にプロですし料金もバラエティーに富んでいます(思ったほど高くないと思いますよ)

ホントはそのために農協があるはずだとは思いますが・・・

方法論になってしまったかもしれませんが、営業手法は一本やりでなくて色々あったほうがよろしいかと思います

私はあまりホンキで営業を考えている農家と会うことは、とても少ないと感じています

やっぱり生産がメインですよね


返信する
コメントありがとうございます (山口浩輝)
2011-12-14 19:11:49
〉ぽこぽこ さん

コメントありがとうございます。

質問いっぱいですので、長くなりますがお答えさせていただきます

>例えばJAに出荷しないとやっていけない・・・

どういう根拠で話されていますか?ご自身の地域のお話ですか?何か統計データはありますか?

A)まず統計データとかはまず見ませんのでありません、基本的には私が知っていて肌で感じる範囲ですから、地元とその他の知人がいるエリアです。データがあるとすれば浅川芳裕氏の著書http://www.amazon.co.jp/s/ref=ntt_at_ep_srch?_encoding=UTF8&sort=relevancerank&search-alias=books&field-author=%E6%B5%85%E5%B7%9D%20%E8%8A%B3%E8%A3%95
に出てくる数字と、私の実感はさほど離れていないように感じます。

まぁ、あえて挙げるとすれば、年金もらっていない50代以下の生産者は数も少ないし、それなりの経営してます。また人数の多い年金もらっている世代は、利益が100万でも200万でも充分やっていける。他の個人年金などもあればけっこうリッチだと思っています(統計はありません)

やっぱ長くなるので1問ごとに書きます

返信する
Unknown (ポコポコ)
2011-12-14 13:44:10
>例えばJAに出荷しないとやっていけないような農>家はすでに兼業農家くらいしかいない状態だと思>います

どういう根拠で話されていますか?ご自身の地域のお話ですか?何か統計データはありますか?

教えて頂ければ幸いです。

大変よく勉強されているようですが、もう少し具体的にご自身の農園経営について書いて頂ければ嬉しいです。

>新しい出荷先は本気を出せばすぐに紹介しても>らえるハズです

具体的にどのような事例ですか?スーパーですか?なんでしょうか?私も色々取引経験がありますが簡単に手に入る販売先は簡単に失いますよ。お客様は信用の積み重ねだと私は思います。そう簡単な話ではないでしょうと思います。あなただから欲しい、それが農家の存在意義だと思っています。

これからもブログ楽しみにしています。頑張って下さい!
返信する

コメントを投稿