「なぜここに来ましたか」
「死ぬためです」
衝撃的な言葉で始まる
6月2日放送されたNHKスペシャル「彼女は安楽死を選んだ」
ある日突然、多系統萎縮症という重い神経の病を患った50代前半の女性が、
まだ意識があるうちに安楽死を選んだドキュメンタリーが放送されました。
どんどん体の機能が失われ、意識はあるのに体は動かず、
毎日天井だけをみて生き続けることに生きている意味があるのか。
家族に迷惑をかけるのもつらい、
自分の最後は、自分の意志で選びたいと、スイスの安楽死団体に申し込みます。
独身のミナさんは4姉妹の3番目。
お姉さん二人が彼女のそばにいて、見守り続けます。
お姉さんたちは、自殺未遂もした妹の重い選択に対して、
苦悩、葛藤しながらも、妹の意志を尊重し、スイスに同行し最後を見届けます。
それに対して一番下の妹さんは「生きていてほしい」というメッセージを送り続けました。
こんな私でも生きててもいいんだ、
ひとの力を借りなければ生きられない自分でも生きていていいんだと、
思っていてほしかったと語っています。
日本では認められていないので、外国人も受け入れてくれるスイスでの安楽死。
最後は、点滴を医者ではなく自分の手で流して自分の命を終わらせるのです。
その場面もすべて放送されました。
生きることを選んだひとも登場します。
同年代で同じ病、人工呼吸器をつけて延命措置を選んだ女性、道代さんです。
彼女はすでに寝たきりで、意思表示は瞬きです。
シングルマザーでタクシーの運転手をして娘さんを育て上げ、
やっとひと息つけるようになった45歳で告知を受けます。
成人した娘さんとお母さんからの、
延命措置である人工呼吸器をつけてもいいか、
つまり生きることを選ぶのかという問いかけに、ゆっくりと瞬きをします。
支えは「家族」だとも文字盤を使って答えます。
ミナさんと道代さん。
道代さんは娘さんがいます。
もしかしたら道代さんは娘さんに、
自分が生きることを選ぶことで、
もしあなたがどんなことになっても、
わたしはあなたに生きていてほしいという強いメッセージを送ったのではないかと想像しました。
2時間だけ帰宅を許された道代さんが、
桜並木を車の中から泣きながら眺める表情に胸を突かれ涙が止まりませんでした。
同じような立場に自分がなった時、自分はどのような選択をするのか、
見終わった後もずっと考えて、なかなか眠れませんでした。
きっとこの番組を見た多くのひとが、同じようにいろんな立場を自分に置き換えて考えたでしょう。
それを願ったミナさんの思いは、視聴者に間違いなく伝わったと思います。
「死ぬためです」
衝撃的な言葉で始まる
6月2日放送されたNHKスペシャル「彼女は安楽死を選んだ」
ある日突然、多系統萎縮症という重い神経の病を患った50代前半の女性が、
まだ意識があるうちに安楽死を選んだドキュメンタリーが放送されました。
どんどん体の機能が失われ、意識はあるのに体は動かず、
毎日天井だけをみて生き続けることに生きている意味があるのか。
家族に迷惑をかけるのもつらい、
自分の最後は、自分の意志で選びたいと、スイスの安楽死団体に申し込みます。
独身のミナさんは4姉妹の3番目。
お姉さん二人が彼女のそばにいて、見守り続けます。
お姉さんたちは、自殺未遂もした妹の重い選択に対して、
苦悩、葛藤しながらも、妹の意志を尊重し、スイスに同行し最後を見届けます。
それに対して一番下の妹さんは「生きていてほしい」というメッセージを送り続けました。
こんな私でも生きててもいいんだ、
ひとの力を借りなければ生きられない自分でも生きていていいんだと、
思っていてほしかったと語っています。
日本では認められていないので、外国人も受け入れてくれるスイスでの安楽死。
最後は、点滴を医者ではなく自分の手で流して自分の命を終わらせるのです。
その場面もすべて放送されました。
生きることを選んだひとも登場します。
同年代で同じ病、人工呼吸器をつけて延命措置を選んだ女性、道代さんです。
彼女はすでに寝たきりで、意思表示は瞬きです。
シングルマザーでタクシーの運転手をして娘さんを育て上げ、
やっとひと息つけるようになった45歳で告知を受けます。
成人した娘さんとお母さんからの、
延命措置である人工呼吸器をつけてもいいか、
つまり生きることを選ぶのかという問いかけに、ゆっくりと瞬きをします。
支えは「家族」だとも文字盤を使って答えます。
ミナさんと道代さん。
道代さんは娘さんがいます。
もしかしたら道代さんは娘さんに、
自分が生きることを選ぶことで、
もしあなたがどんなことになっても、
わたしはあなたに生きていてほしいという強いメッセージを送ったのではないかと想像しました。
2時間だけ帰宅を許された道代さんが、
桜並木を車の中から泣きながら眺める表情に胸を突かれ涙が止まりませんでした。
同じような立場に自分がなった時、自分はどのような選択をするのか、
見終わった後もずっと考えて、なかなか眠れませんでした。
きっとこの番組を見た多くのひとが、同じようにいろんな立場を自分に置き換えて考えたでしょう。
それを願ったミナさんの思いは、視聴者に間違いなく伝わったと思います。
私も観ました!!
切なくなりましたが、本人はもっと切なくて
安楽死が合法化しているスイスへ
あっという間に逝ってしまい、、、
残された人達のことを思うと、、、
自分が同じ立場になったら と思うと 夜眠れませんでした。
私は父が癌の末期になって、痛みで苦痛を訴えた時 呼吸を止める可能性がある鎮静剤の投与を父の同意を得てお願いし、その数時間後に父の呼吸が止まりました。それはそれは辛い選択でした。
5年経った今でも その選択が正しかったのか 考えてしまいます。
ミナさんの辛い思い そして家族の辛い思い。
みんな辛い。 正解など無いなぁと思います。
なんとなくチャンネルを回したら番組が始まったところで、とても気になり全部見ました。
こちらに上手にまとめられた文章で、そういえばそんなシーンもあったな...とまた思い出せました。
ありがとうございます。
本人の語る言葉が聡明で、思いが伝わってきました。
申し込むとき、旅立つとき、ひとつひとつに葛藤があったでしょうね。
お姉さんのふとしたつぶやき、自分らとなんら変わらないなぁと感じながら見守りました。お姉さん達も妹さんも、みなさん思い合っていて素敵な家族でした。
外国人まで受け入れて真摯に接してくれる、スイスありがとうと思いました。
モザイクなしで、安らかに息をひきとる瞬間まで観せてくださったことに感動しました。
こういう選択肢もあるんだと教えていただいて、どんな形でか、いつかくる死への不安が少し減ったように思います。
お姉さんがミナさんのことを思うとき、最後のおだやかな顔が思い出されるのではないかと思うと、これで良かったんじゃないのかなぁ..と思います。
杏さんもご覧になったのですね。
美しい女性でしたよね。
亡くなり方も美しかった。
死ぬこと、生きること、
ほんとにいろんなことを考えさせられた内容でした。
akoさんはお父様のことがあるだけに、
あの二人のお姉さんたちの葛藤などがわかって、
余計に辛かったのでは。
生きていてほしい気持ちと、苦しむ姿をみて楽にしてあげたい気持ち。
ほんとに、正解などないのでしょうね。
こぼさん、もうご覧になったかな。
わたしは夜観たので、その日はなかなか寝付けず、
翌日やらなにかの拍子に考えてしまいますね。
ひとりで観たけど、録画もしているので、
娘にも見せようと思っています。
かっぱさんもご覧になったのですね。
聡明で笑顔が素敵な美しい人でしたよね。
カメラの前では、取り乱すこともなく、自分の思いをしっかりと話されていたし、迷いもないようだったけど、
そこに至るまでが壮絶だったのだろうなと想像します。
ミナさんはまさに命をかけて、わたしたちに問いを投げかけたんですよね。
お姉さんたちの心の痛みが癒される日が、
いつか来るといいなと思います。
私は、再放送で少しだけ見たのですが・・・youtubeでも上がっていたので、もう一度見ました。そして、長女にもこんなのがあるよ、、と宣伝だけしたら、一人で見たようで・・・泣き声が聞こえてきました。。
私も初めて感じる衝撃を味わった気がします。。そして、なんとも言えないその気持ちがずっと続いています。
その時、どうするのか?はやはりそうなってみないと分からないと思うのですが・・・辛くても生きよう、、と思えるのは、子供の存在なのかな・・・ってなんとなく思いました。
ままごんさんもご覧になったのですね。
わたしも再放送を録画しました。
お嬢さんもみられたのですね。
どんなことを感じたのでしょうね。
わたしも娘にみてほしい、そして考えてほしいと思います。
いろんなことを考えます。
テレビがはいってなかったら、踏みとどまったかもしれないとか。
でも全部がかもしれないで、事実は彼女は安楽死を選び亡くなったんですものね。
わたしも子どもの存在は大きいと思います。
「死ねない」って思うんじゃないかと。
実際になった時に全く違う判断をするかもしれないのですが。