
読書会のSさんが貸してくれました。
東村アキコさんの自伝漫画です。
高3で進路を美大に決めた東村さんは、
クラスメートから誘われて、宮崎のとある絵画教室に通うことになります。
まぁそこがスパルタで。
石膏デッサン1枚12時間以内、受験までに100枚。
月水金と土日の週5日来いと有無を言わさず命令。
先生はひたすら
めでたく東村さんは現役で美大に受かるわけですが、
美大の4年間より絵画教室にいる時のほうが圧倒的に描いていたらしい。
そこでの8年間が東村さんが漫画家としてやっていける土台を作ったといっても過言ではないくらい、密すぎる時間を先生と過ごしているのです。
その教室では漫画家はるな檸檬さんも輩出しています。はるなさんは東村さんの教え子です。
「ダルちゃん」持ってます。
いかにすごい絵画教室だったか。しかも先生、美大とか出てないのですよ。
東村さんも努力しまくり。
大学卒業後、コールセンターで働きながら、夜は絵画教室で先生と一緒に生徒指導。帰宅後徹夜で、時間がない時は教室で生徒を教えながら漫画を描くという、超ハードな日々を送っているんですよね。
東村さんって素直な方なんだろうなーと思いました。
先生が東村さんを手放そうとしなかったのは、もしかしたら惚れていたのかもしれないな。
5巻ありますが、一気に読みました。