米原万里さんの「旅行者の朝食」を読みました。

米原さんのエッセイはどれを読んでも抜群におもしろく、彼女の博識ぶりに舌を巻きます。
2006年にお亡くなりになったのが惜しまれてなりません。
「旅行者の朝食」はすべて食べ物の話。
フランス料理といえばコース料理だけど、それってよその国の習慣を真似たもので、
本来フランス料理といえば全部の料理が一斉にテーブルに並べられた。
キャビアはチョウザメのお腹を切ってキャビアを取りだした後は、開口部にジッパーを取り付ける。
このジッパーはYKKのもの。(ガセネッタ)
子供の頃にロシア人の友人にひと匙だけ食べさせてもらって、
一瞬にして虜になったハルヴァ(トルコ蜜飴)という幻のお菓子を求めて奔走する話やら、
家を建てるので参考にするために古い洋館建築を見に行ったはずなのに、
神戸の街で朝から夜までひたすら美味しいものを食べまくって帰ってくる話。
読んでいると、こちらまでハルヴァ食べてみた~い、神戸で食い倒れたい~!って切望してしまう。
この本を読んだ人はハルヴァが気になって仕方がないこと間違いなし。
本のなかに、アンデルセン童話の「パンを踏んだ娘」が紹介されていました。
米原さんいわく、この話はアンデルセンの怖い話の代表格なんだとか。
最初に聞いたのはラジオの童話朗読番組だったらしい。
娘役の女優さんの発した「キャーッ」という叫び声が耳に焼きついてしまって、
その後3年間くらい、水たまりに出くわすとどんなに面倒でも遠回りしたんだそう。
そんな話、知りませんでした。
さっそくネットで検索、ユーチューブで聴くことができました。
こりゃ子どもには怖いわ!
娘にもも少し小さい時に読ませればよかった。
米原さんはロシア語の同時通訳の第一人者として名高いおかたですが、
この同時通訳なる仕事、ただロシア語が上手なだけじゃ無理なんですね。
ヨーロッパ文明圏の言語を持った人の通訳となると、
ギリシア語、ラテン語も知っとかなくてはいけないらしい。
慣用句やら有名な詩の一節を口にしたりするから、そちらの知識も必要になってくる。
彼女の怖ろしいほどの見識の深さが、ロシア語同時通訳の第一人者と言われる所以なのかもしれません。
米原さんの本を読むと、ロシア絶賛なエピソードが多く、
ロシアのひとが大好きなんだろうなっていうのが伝わってきます。
国と国の政治やら経済的な事情はいろいろあるけど、
国民のひとりひとりが親善大使なんだな~ってしみじみ思いますね。
実際に関わって得た他国のひとのよき印象は、国同志の政治的な争いとかそういったことを超えますもんね。

米原さんのエッセイはどれを読んでも抜群におもしろく、彼女の博識ぶりに舌を巻きます。
2006年にお亡くなりになったのが惜しまれてなりません。
「旅行者の朝食」はすべて食べ物の話。
フランス料理といえばコース料理だけど、それってよその国の習慣を真似たもので、
本来フランス料理といえば全部の料理が一斉にテーブルに並べられた。
キャビアはチョウザメのお腹を切ってキャビアを取りだした後は、開口部にジッパーを取り付ける。
このジッパーはYKKのもの。(ガセネッタ)
子供の頃にロシア人の友人にひと匙だけ食べさせてもらって、
一瞬にして虜になったハルヴァ(トルコ蜜飴)という幻のお菓子を求めて奔走する話やら、
家を建てるので参考にするために古い洋館建築を見に行ったはずなのに、
神戸の街で朝から夜までひたすら美味しいものを食べまくって帰ってくる話。
読んでいると、こちらまでハルヴァ食べてみた~い、神戸で食い倒れたい~!って切望してしまう。
この本を読んだ人はハルヴァが気になって仕方がないこと間違いなし。
本のなかに、アンデルセン童話の「パンを踏んだ娘」が紹介されていました。
米原さんいわく、この話はアンデルセンの怖い話の代表格なんだとか。
最初に聞いたのはラジオの童話朗読番組だったらしい。
娘役の女優さんの発した「キャーッ」という叫び声が耳に焼きついてしまって、
その後3年間くらい、水たまりに出くわすとどんなに面倒でも遠回りしたんだそう。
そんな話、知りませんでした。
さっそくネットで検索、ユーチューブで聴くことができました。
こりゃ子どもには怖いわ!
娘にもも少し小さい時に読ませればよかった。
米原さんはロシア語の同時通訳の第一人者として名高いおかたですが、
この同時通訳なる仕事、ただロシア語が上手なだけじゃ無理なんですね。
ヨーロッパ文明圏の言語を持った人の通訳となると、
ギリシア語、ラテン語も知っとかなくてはいけないらしい。
慣用句やら有名な詩の一節を口にしたりするから、そちらの知識も必要になってくる。
彼女の怖ろしいほどの見識の深さが、ロシア語同時通訳の第一人者と言われる所以なのかもしれません。
米原さんの本を読むと、ロシア絶賛なエピソードが多く、
ロシアのひとが大好きなんだろうなっていうのが伝わってきます。
国と国の政治やら経済的な事情はいろいろあるけど、
国民のひとりひとりが親善大使なんだな~ってしみじみ思いますね。
実際に関わって得た他国のひとのよき印象は、国同志の政治的な争いとかそういったことを超えますもんね。
なんで知っているのかは覚えてないのですが。
水たまりをよけようとした記憶はないから、
子供の時に聞いたのではないような…。
怖いけど、よく出来た良いお話ですよね。
娘にも少し小さい時に読ませればよかった。
↑笑った!!
私アンデルセンの話って有名なものばかりだからほとんど知っていると思いこんでいたけど、
図書室とかに置いてあるアンデルセン童話には怖すぎて修められていないのかな?
食べ物を踏みつけたら地獄に落ちるなんて、
小さいこどもが読んだらきっと食べ物大事にするよね(汗)
昔NHKで一時期歌が放送されていて
子供心にとても怖かった記憶があります。
パン大好きだった私はとにかくすごく
印象に残っていて・・・。
「♪パンを踏んだ娘~〇〇に落ちていく~♪』
という影絵のような映像がまた怖い。
〇〇は何だったか忘れましたが、まさか
その話をここで見ることができるとは
思いませんでした。さすがrimiさん!
政治レベルでなく個人の中で国境とか
どんどんなくなればいいのにって思います。
私は萩尾望都さんの漫画「白い鳥になった少女」で知りました。オリジナルだと思ってた…。
たしか一回り以上リンリンさんとは年が離れていると思うけど、
私の子供の頃にも教育テレビで午前中に童話劇場をやっていて、とても楽しみにしていたのを覚えています。
でも「パンを踏んだ娘」の話しはまったく知りませんでした。
子供の時にみたひとの当時のインパクトがものすごくて、悪いけどちょっとおもしろいです。
>政治レベルでなく個人の中で国境とか
どんどんなくなればいいのにって思います。
同感です!
白い鳥になった少女で検索してみたんですが、
ヒットしたブログに書かれている内容を読んで、わたしその漫画読んだことある!って思い出しました。
萩尾望都さんの「白い鳥になった少女」がすぐ浮かぶなんて、
ゆいままさんは萩尾望都さんがお好きなのかな♪
久々図書館で借りて読みたくなりました。