りくと、大陸を渡れ

毎日少しずつ大きくなっていくりくとの成長記録

ママのマタニティ記録(出産~②~編)

2006年09月26日 | ママのマタニティ記録
前回の続き・・・

陣痛は5分置きぐらいの等間隔できていたけど、看護士さんに聞いたら「もっと強くなるから、まだまだよ~」なんて言われてガックリ
夕方の5時か6時くらいにパパが来てくれた。私なりに陣痛は辛かったけど、パパ曰く、ぜんぜん余裕に見えたらしい
そのうち、たいしてお腹が空いてないのに夕飯が出て(これまた豪勢)、私が残した分はパパが「おいしい、おいしい」って食べた。そして、8時になり面会時間が終ると看護士さんに「まだまだ生まれませんのでお帰りになって大丈夫ですよ」と言われ帰っていった。

・・・・・パパ、ご飯を食べに来たの?

まぁ、出産の立会いはイヤだったから別にいいんですけどね。。。

立会いがなんでイヤだったかと言うと、私の性格上、出産する時に集中できないと思ったから。強い陣痛が来た時にパパにオロオロされたら、こっちが気を使ってしまいそう。それなら信頼できる看護士さんか医師に任せていたほうが、私が安心して集中できるもんね。

8時にパパが帰ったあとは本を読む以外、何もすることがなかった。促進剤を飲むのもこの日はおしまい。
結局、本を1冊読み終わってしまって時計をみたら11時半近く。ちょっと寝ようかなぁと思って目を閉じると、「風船」が気になって仕方なくなった。どうしても取りたくなって、そう思うとだんだんいきみたくなってきた。
入院時に「いきみたくなったら呼び出してください」と看護士さんから携帯を手渡されたので、すぐに電話した。そしたら「ちょっと待っててくださ~い」と言われてしまった。仕方なく看護士さんを待つ。でもだんだん強くなっていく陣痛。耐え切れなくなって2回目の電話。でも「待っててください(ちょっと切れ気味)」とまたまた言われてしまった(後でわかったんだけど、少し前に出産があって来れなかったみたい)

「もういい、待ってられんとにかく風船を出そう

と思い、思いっきりいきんだ。外では、カミナリの音が鳴り響いていた。台風がちょうど接近していたときだったみたい。
とにかく、お隣にいた方には大変申し訳なかったけど、かなり大きな声を出して無事に風船を出すことが出来た。あの時の爽快感といったらホッとしていると看護士さんが来てくれた。
「なんか出ちゃったんですけど~」って言ったら「大丈夫よ、風船だから」と言う答えが帰ってきた。そりゃ~あんた、赤ちゃんが出ちゃったら大変だろうって心の中で突っ込んだ。そしてまた「待ってて」と言われてまた待たされる。さっき来た看護士さんとは違う看護士さんが入ってきて内診。そして「今、車椅子を持ってくるから」と言われバタバタと出て行く。車椅子を押して入ってきた看護士さんは私に向かって「乗って」と言った。でも、さっきの風船出しでヘロヘロになっていた私。「立てませ~~ん」て言ったら「何言ってんの!!乗らなきゃ移動出来ないでしょ」と怒られてしまった。仕方なく乗る。
そして看護士さんが病院の廊下をダッシュ押しながらパパに電話してくれていたような。。。
分娩室のドアの前に着くと手を離して先に分娩室に入って行った。私が乗っていた車椅子は、ダッシュした勢いでゴイ~~ンと分娩室のドアにぶつかった。当たったのは車椅子だから別に痛くはなかったけどさ~、もうちょっと優しくして欲しかったなぁ
分娩台の前に着くと「はい、今度はこっちに移動」と命令。また「無理ですぅ~」と弱音を吐くと「ここに乗れなきゃ産めないでしょ」とまた怒られてしまったなんでこんなに怒られなきゃいけないんだろうと思いながら、仕方なく移動。
移動したら酸素マスクをされて点滴を打つ。この酸素マスクが邪魔で、何度も外れそうになるので「これ、邪魔なんですけど~」と言ったら「していたほうがいいのよ~」と言いながらも外してくれた。点滴は相変わらず何度も刺される「いつでもいきんでいいわよ~」と言われていたので、分娩台に付いていたいきむ時に掴む棒?を掴んでいたら、点滴が刺しにくくて「こっちの手だけ離して」と言われたので、片方の手だけ握っていきんだ。そして、私が声を出していきんでいたら「声は出さないように」とも言われた。

看護士さんの言われたとおりにして先生にバトンタッチしたら、2、3回いきんだだけですぐに生まれた。

時間は8月31日・0時6分。体重2760g、身長45.5cm。

赤ちゃんの鳴き声が聞こえて、ホッとはしたけど「こんなに簡単に産んで良かったのか?楽だったなぁ(りくとが小さかったからかもしれないけど)」と思ってしまったくらいあっけなく産んでしまった。「風船」を出すほうがよっぽど大変だった。
テレビドラマとかみていると大汗をかいて「ヒ~ヒ~」言いながら産んでいるけど、汗も全然かいていなかった。思っていた出産と違うなぁと思いながら、出産後の処置を受けていた。後でパパに聞いたけど、やっぱり疲れた顔をしていなかったと言っていたので、周りからみても楽な出産だったんだろうと思う。
処置後、看護婦さんが赤ちゃんをキレイにして連れてきてくれたんだけど、ずっと「あれ~?あれ~?(こんなんでいいの?)」って思っていたから、感動してむせび泣くとかもなかった。ただ、小さくてかわいいなぁとか5体満足で生まれてきてくれてよかったとは思ったけど。

パパはというと、病院がパパの実家から車で5分だったので実家で待機。ご飯を食べてお風呂に入ってテレビをみていて、そろそろ寝ようかなと思ったところで病院から連絡が入ったらしい。
「なんて呑気な」と後で言ったけど「看護士さんに今日中には生まれないからって言われたから」という返事。そう思っても仕方がないけど、それにしたって呑気すぎない?
病院から電話が入って嵐の中駆けつけて、しばらく待っていると子猫の鳴き声がしたらしい。そう、その声こそりくとの声。
看護士さんに呼ばれて私の隣で寝ている赤ちゃんを見て、パパはすご~~く感動したらしい。泣きそうになるくらい、いたく感動したらしい。

パパが帰って、赤ちゃんは新生児室へ移動。点滴も終って分娩台から降りた。もちろん歩いて移動。ほっとして眠れるかと思いきや興奮して全く寝れなかった。

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