吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

池袋暴走で元院長を書類送検 遺族が会見 その2の続き

2019年11月25日 06時29分12秒 | 日記
 通常、交通事故を起こしたなら現場ですぐ理由が述べられる。
 たとえば「いや、今日はちょっと友人の結婚式だったもんでつい飲んでしまいました・・・」とか「父が入院中で病院から急に呼び出しがあったもので急いでました・・」とか様々な理由はその場で聞かれるはずである。もし直後から「フレンチの予約があって間に合わないので急ぎました」と言っていたのであれば何となく辻褄もあう。
 しかし当初から頑なに車の不具合を原因にしていた。それにもかかわらず事故車の見分にて車に異常がないとわかると、「踏み間違えました」と供述を翻している。しかもそのフレンチ予約という、急いでいた理由を大分あとになって言いだすとなると、いかにもあとからのこじつけや言い訳にしかうつらないのである。
 話が理解できなくなると周囲の状況に応じて取りつくろうとする会話がみられるのは認知症の特徴である。