吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

小学校の「皆勤賞」に賛否両論 その3

2018年04月05日 06時29分00秒 | 日記
 そのお母さんに、下痢の児童を少し学校やすませたらどうかと提案したところ、「先生それなら感染性胃腸炎、ノロかどうかの確定診断をしてください。その診断でないと休ませたら『欠席』になってしまいます。今休ませると皆勤賞が取れなくなるので」と・・・。
 どうやらインフルエンザや感染性胃腸炎の場合は休ませても欠席扱いにならず皆勤賞がとれるそうである。唖然とした。
 どだいインフルエンザだろうが感染性胃腸炎だろうが休めばみんな欠席になるはずである。ところがそこの学校だけなのか全国的にそうなのかは知らないが、これらの疾患であれば休ませても欠席扱いにならないそうである。
 そんなの変である。こんな特定疾患などもぜんぶひっくるめて、休まなかったから皆勤賞です・・というのがあるべき姿であろう。しかもこのお母さん皆勤賞とるのにやっきになっているようである。なにやら受験の時の内申書?に有利なのかとも言っていた。

 まあいずれにせよおかしな話だったので「お母さん、皆勤賞が大事ですか? 子供の健康が大事なのですか?」と思わず言ってしまった。でもたぶんこんな言葉など通じないだろうな。おそらくこの親子は二度とうちには来ないと思う。でも、ちょっと言い過ぎたか?