2ヶ月に1回、大学時代柔道部の同級生らと千葉の拍で飲み会をやっている。みんな開業医なので最近の医療情勢の情報交換もかねている。現地まではいつも常磐線を利用しているが、最近は随分常磐線のイメージもかわった。都心に流入する在来線には京浜東北線、中央線、総武線、東海道線などがあるが、昔から常磐線だけは少し雰囲気が異なっていた。イメージとしてはやはり重い背負子に野菜をたくさん積んで都内に売りに来るおばちゃんたちのイメージが強かったのである。昔、小学校時代うちの医院の裏口にもよく行商のおばちゃんがきていた。野菜は新鮮で美味しかった。たくさん買うとおまけで自家製の大福や赤飯などもくれた記憶がある。ところが今では沿線人口もふえたのだろうか東京から随分離れたところまでが通勤圏になっており、このようなおばちゃんたちは姿を消した。