いかりじいじのブログ

参議院選挙の公約の見方

 参議院選挙が近くなり、各党とも公約を掲げて支持を訴えています。しかし、かわいそうなのは国民です。実現可能性がない公約や、実現させたとしても、どこかにひずみがでるような公約ばかりです。
 それをチェックしない報道も能力がないとしか言い様がありません。国民だって政策に詳しい人ばかりではありません。私だって仕組みなどはわかりますが、実現させたとしたら、どの程度の影響がほかに及ぶのかは推測でしかありません。
 例えば、地方自治体では当選したら各個人に5万配りますという公約がありましたよね。配ったとしたら、余分の基金がある自治体ならそれもいいでしょうが、余裕のない自治体であれば、他の政策から予算を回すので、他の政策がができないということですよ。基金のある自治体でも、災害など、いざというときの予算に余裕がなくなるということですよ。
 立憲民主党などの野党が消費税を下げるとか言っていますが、増加し続ける社会保障費はどうするのでしょうか。どこからもってくるのでしょうか。先日も政府が消費税をほかの財源に使っているかのような世論の操作が目的の報道がありました。消費税を社会保障に使うことは法律で書いているのですよ。それを法人税の引き下げに使用したかのようなチャートを堂々と掲載して、国民をミスリードしていました。
 立憲民主党の発言はとても実現可能性がないものですが、維新の会もたいがいです。無駄をなくすとか、いいことばかりを言うのです。無駄をなくしたせいで、大阪府の病院が少なくなって対応が遅れたことから、コロナの感染者が多かったでしょう。吉村知事がトップダウンでやったふりをしようと強行して急遽作ったコロナ専門病院も機能しなかったのです。
 私が過去のブログで指摘したとおりでしょう。行政にはルールがあって、予算を確保して、人と物を使って政策を実行するのですよ。その目論見もないままに、個人の思い込みを政治主導という名にすり替えて愚策ですよ。
 旧民主党の時にも、何も知らない素人政治家の暴走が暗黒の時代を作ったでしょう。維新の会も同じです。大阪府の府庁などの公務員の方は大変だと推測しています。それも中国、ロシアつながりですからね。
 もう一つ、パワハラの明石市長がいるでしょう。この人は、子育て関連の予算を確保して、若い世代に媚びた政策をしているので人気があります。パワハラをやっていても再選しますからね。しかし、この子育て関連予算は、水道事業などの予算を削減したものだそうですので、そのつけをいつか払わされるのは明石市民でしょう。
 東京都も同じです。予算に余裕があるので使いたい放題です。菅総理でなくても東京都の予算を取り上げたいと思うでしょう。国の言うことも聞かないし。小池都知事に振り回されて医療費の無償化を高校生にまで引き上げるそうですよ。貧しい自治体に少しは回して欲しいと思うのは私だけでしょうか。
 話がそれましたが、公約については、いいことばかりを言う政党は気をつけてください。実現可能な政策とは何なのかを、政権を取ったからといって、その通りにできるのかも大切です。民主党の沖縄基地政策がいい見本でしょう。官僚に説明されて県外移設を断念しました。県外移設を話していたルーピー鳩山は恥ずかしくないのでしょうか。また、政治家になろうとしているようですが。
 政治家が悪いのは、国民が悪いからでもあると思うのです。いい人を選んで、力を与えられるように、人を見る目を養いたいと思います。












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