今日、テレビを見ていると、オリンピックの代表選手に対するインタビューが数多くありました。それを見ていると、自分たちの望んでいる回答を得ようと、選手の気持ちはそっちのけのような印象を受けました。特に、やり投げの北口榛花選手に対する映像では、金メダルを目指すと言わせたいのがありありで、うんざりしました。北口選手は一見明るいようですが、繊細な人のように感じますよ。金メダルが取れなかったら、報道のせいと思っていいですよ。
報道関係者というのは、まったく学習しない人たちなのですよね。これまでも、報道のインタビューにより過度のプレッシャーがかかり、本番で実力を発揮できない人が多数いたのですよね。
選手の方にもいろいろな人がいるでしょう。報道の金メダルを目指しているという回答をすることで、自分にいい意味での緊張感を与えて成果を出せる人がいます。逆に、日本人選手は、その重圧に呑み込まれた人の方が多かったのではないでしょうか。
私は、選手の個別の特性を理解してインタビューするのは多忙な報道では困難でしょうから、プレッシャを与えないような質問を工夫するとかでいいのではないでしょうか。つまり、これまでの選手の努力の状況を尋ね、それだけやったら結果はどうであれ、全力を尽くすだけという雰囲気を作り、「自分の実力が発揮できるように頑張ります。」というようなコメントを求めることで十分ではないのでしょうか。
私の妄想ですが、どうも特定アジアの国の回し者が、日本人選手を不調にするように取材しているとしか思えないのですよ。それぞれの競技の協会の人は、選手の意向を踏まえながら報道規制をした方がいいと思いました。
