☆上昇気流☆

ミスチルコピーバンド「上昇気流」のアコギ担当ひろみによる日記。
2008年4月20日横浜にてライブ決定!

インターナショナルな関係

2007年01月14日 23時04分56秒 | From ひろみ
ズボンを脱ぐとき80%パンツも一緒に脱げてしまいます、321です。

毎週水曜日は英語教室。
宿題をやる時間がないため、(本当はあるけど)
教室が始まる1時間前に近くのカフェでやる。
同じ時間に同じ場所に行けば同じメンバーがいる。
前回突然私に話しかけてきた青年が、今回もいた。
レジでホットチョコを注文しようと並んでいたら、
彼がやってきて、
「今日は僕がご馳走します」
あ、もちろんドイツ語でね。
5回くらい聞き返しました。
遠慮して、一番小さいサイズにしました。
しかし欠かさずスタンプカードだけはレジに提出。

そして彼との会話が始まりました。
ここからは日本語。
「ワタシハ アレックス デス」
「私は321です。」
「オハヨウゴザイマス」
「おはようございます」
「ワタシハ バカ デス」
「私もバカです。」

ここからはドイツ語と英語。
「私」っていうのは、普段友達と話すとき使わないから、
「俺」って言葉を教えました。
「です」っていう語尾も、丁寧語だから使わないってことも教えました。
「俺はアレックスだよ」
「俺はバカだよ」
この2つの文を教え込み、
彼はそれがとてもうれしかったようで、
何回も連発して彼の友達に大きな声で言ってる。
もちろん友達は日本語に興味がないので意味はわからない。

今後、毎週水曜、彼と日本語の勉強会やることになりました。
私のドイツ語の宿題も見てくれることになりました。

これで交換勉強(ドイツ語と日本語)の相手が3人。
ちょっと大変です。
ドイツ語を習うのも大変だけど、
日本語を教える方が難しいです。
考えてしゃべったことないから、
文法的に教えていくのはきついです。

えっとアレックスはどうして日本に興味があるのか、
それはやはりアニメファンだから、ということでした。
それもまた「ナルト」ファン。
ドイツ人から聞いて初めて知った「ナルト」
このマンガ、読まないわけにはいかなくなってきた。
帰国してすぐマンガ喫茶で探してみることにします。

で、アレックスはイラクで生まれ、
イラクのテレビでも日本のアニメが沢山放送されていたらしい。
そして昔のイラクには日本企業が沢山あって、アレックスのお父さんも仕事があったけど、
今は中国の企業ばかりで、日本企業は少なくなったとか。

これが水曜日の出来事。
で、金曜日、
ブルガリア人の友達のお家でパーティ。
彼女の旦那さんはドイツ人。
旦那さんと子供と、彼女のママもいた。
旦那さんはこれまた日本アニメファン。
「将軍」ってアニメ。
知らない。。。
で、和食職人は刀で寿司を作るんだろう、とか
あなたも刀持っているのか、とか
料理はやっぱり忍者みたいな動きで作るのか(どんな動きだよ!)
質問攻めに合いました。
もちろん彼の夢を壊しておきましたけど。

最近ドイツ語使うチャンスが増えたのは自分にとってすごくいいことだけど、
頭がおかしくなってます。

ドイツ語学校レベル2が新年から始まり、
レベル1から引き続き出席しているメンバーがほとんどである中、
新人が5人入ってきた。
でね、
私の席の左側にはレベル1から仲良くしているセルビア人女性。
私の右側には新人の男性。
彼ね、コソボの人。
会話練習で、どこの国から来たか、とか
何語を話すか、っていうのを発表するとき、
「私はコソボ出身です。アルバニア語とフランス語を話します」
って言ってた。
ご存知の通り、コソボは国ではありません。
セルビアが国名です。
彼が発表するたびに、私の左側のセルビア人がいちいちそれを突っ込む。
私セルビアとコソボにはさまれてる。
非常に気まずい。
セルビアの人は、「コソボはセルビアだし、あなた、セルビア語だって話せるでしょう?」
コソボ人、「俺はコソボ出身、アルバニア語が母国語だ」
言い争い勃発。
私、「まあまあまあ・・・で、アルバニア語ってドイツ語とどっちが難しいの?」
なんてね、話題をそらせようと必死です。
コソボにはセルビアが大切にしている教会が沢山ある。
今まだこれは大きな問題として解決していない。

まあでも私(日本代表)が中立した甲斐もあってか、
4度目の授業ではセルビア人とコソボ人、笑顔で会話してました。
個人的な関係に政治を持ち込むのもね。淋しいじゃない。
私なんか、クラスメイトの中で中国人と一番気が合うしね。
近い程争いが生まれるのかもしれないけど、
近い程解かり合えることも多いし。
まあこれは国の関係に限ったことじゃないけれども。

さてさて
フィンランド日記②
ヘルシンキからエストニアのタリンへ船で行った。
乗船するまえにはもちろん出国手続き。
ドイツとフィンランドはユーロ加盟国だから、
ハンブルクからヘルシンキでパスポートにスタンプはもらえなかった。
だからここで初めてヘルシンキのスタンプをもらえた。

船での様子はもうすでに書いたけどさ、
もう内臓ごと出てしまうんじゃないかってくらい嘔吐。
揺れを感じるのをごまかしたくて、
ジャンプしてみるけどだめ。
隣の個室から聞こえてくるうなり声にも刺激されるし。
嘔吐するときってさ、涙も大量に出ますよね?
マスカラが落ちててね、
鏡見たとき驚いたから!
顔色、蒼白、目の周り、真っ黒。

まあそんな状態で世界遺産タリン到着。
ここで私にとっての初雪。
気温はマイナス3度。
タリンね、客引きがすごいのよ。
それも何語ですかね、エストニア語ですかね?
観光客なのに容赦ない。
私具合悪いの。
その絶対買わせてやる!っていう情熱、重たい。

まあだけどね、
こういう世界遺産の中で暮らす人っていうのは
お金持ちが多いのでしょうか?
停まっている車、高級車ばかり。
アパートには防犯カメラ。
散歩しているマダム、皇族衣装みたい。
連れているわんこのヘアースタイルも個性的。

エストニアの物価は安い。
タバコとお酒購入。
そして夕方再び船へ。
帰りはそれほど揺れなかったが、再び具合悪くなる。
この日以来2日間は胸焼けが続き、
すっぱいもの拒否状態でした。
どんなに2日酔いのほうがマシか・・・。

もう2度と船には乗りたくありません!