勝手な価値観

東横線の桜木町駅はもうない
酔っ払って寝過ごしたり:-)思い出のある駅なのだけど
いまは「みなとみらい線」の桜木町駅

さて
久しぶりの桜木町
降りると募金集めの人がいた

募金を集める人のなかには怪しい人もいるらしい
たとえば着服したりとか
ほんとに困っている人には届かず
どっかの組織や怪しげな団体の活動資金になったりする
そういうの「似非」なんて言われたりする
　そうでなくても似非といわれてしまうこともある
　ただの詐称ではなく
　真剣じゃないとか
　期待した成果がないとか
　異端であるとか

つまり、なんでも

　似　非

となりうる

それがマルクス的階級闘争思想を母体におき
その社会を革命により良くしていこうという考えのグループ内では
似非と言われた場合「反革命的」といって粛清の対象かもしれない
内ゲバといいますね
浅間山荘とか有名？

小さなグループ
中くらいの組織
または大きな組織でも
起こり得るコンフリクト

たとえば
拉致事件に憤りを感じていたり
第2次世界大戦について日本国民として
自虐と呼ばれる史観とは異なる意識を持つ人で
階級闘争の思想を好まず
オープンに議論をしようとする人がいる

しかし
そんな人たちも
また
内部で分裂することがある

正義と悪、善と偽善、正と誤、真正と似非、陰と陽

いろいろな角度から見た世界は
価値観により
力により
世界の形を変え
回り続ける
時代も
価値観も
くるくるくるくる

それでも一人の人間の寿命は
法隆寺の柱にさえかなわない

文明には国力による強さの優劣はありうるが
文化に優劣はない
しかしその文化を広める力に於いて国力の影響は存在する
同様に価値観は国力の影響をも受ける

くるくる

一番苦しんでる人を尻目に
勝手な価値観とイデオロギーで
組織はくっついたり離れたり
自分以外を似非と呼ぶことで正当性を保つ
そんな勝手な価値観