今回も早速レビュー更新です!!
今夜も家光様はたくさんの名言を残していかれました。
そして、また今夜のレビューも長~くなるのでした(^^;
次回はいよいよ最終回!!寂しいですが、楽しみでもあります。
そしてレビューの長さも最高長となるのでしょうか!?
#15分拡大と言うことで…(^^;
さて、今回は、家光が始めて他人に自分の本当の心を語り、
ようやくお互いを分かり合えることができたお万と家光を
描いたものでした。
[あらすじ]
倒れたお楽は何とか一命を取り留めたが流産の危険も…。
そして春日局は日光から城へ戻った家光の左肩の包帯に気が付く。
包帯について聞くと、家光は何もなかったと言うが、
春日局はこっそり速水から隼人に切られたことを聞き出した。
ますますお万への敵意をむき出しにする春日局と何も知らないお万。
そして時は七夕の季節。城では七夕祭が開かれていた。
女中らが交わす噂で家光が日光へ向かう道中で
書状を持った曲者に切られたことを聞いてしまったお万。
思わず、あの月の晩に家光を襲った隼人の姿が蘇える。
まさか隼人が…。
その夜、お万の元へ渡った家光をお万は拒み、
訴状を持った曲者の噂について問い詰めた。
『死んだ者をいつまで思うていたとて…』
思わず口にして家光はハッとする。しかし、既に遅い。
お万は死んだ者は隼人ではないかと問う。
『あの男は…、謀反人じゃ。それゆえわしが一太刀にて成敗致した!』
家光は苛立ちを隠せず、強く言い放ってしまう。
驚くお万。家光を見る目には涙と敵意が。
家光は苛立ちに耐え切れなくなり、出て行けと言ってしまう…。
お万は黙ってその場を出ていった。
そして、一人、おゆきの亡くなった木の下で数珠を見つめていた。
頬を伝わる一筋の涙。隼人との思い出が蘇る。
次の日、お万は朝の総振れにも出てこなかった。
それを機に部屋にこもってしまったお万は一切の公の場から身を引いた。
一方大奥では、次におりさが懐妊したようだった。
お楽の方は顔色は悪いが体はだいぶよくなり、
春日局はお楽に子供の乳母(めのと)の八雲を紹介する。
お楽は自分で育てられないのかとたずねるが、
大奥では将軍家の世継ぎは乳母と守役が育てることが
慣例になっていたのだった。
ある時、長屋で女中達が七夕の短冊をつるしているのをお夏が見る。
高い所に短冊を掛けると願いが叶い易いらしい。
そこへおりさもやって来る。
おりさはお夏と同じく短冊に家光の子を授かって
後に世継ぎになって天下を治めるようにと書いていた。
おりさは最も高い所に短冊を掛けようとお夏がこっそり差し出した
壊れた台に上り、バランスを壊して転んでしまった。
転んだおりさの体から水がこぼれ出し、実は水袋を使って
懐妊したと見せかけていたのがバレてしまった…。
そして春日局におりさとお夏はお咎めを受けるはめに。
大奥ご法度を破った二人は謹慎処分を受けてしまう。
騒ぎの話を聞いたお万が春日局の部屋を訪ね、おりさとお夏をなだめる。
二人はお万の言葉に反省し、深々と頭を下げた。
春日局はお万に礼を言い、朝の総振れには出るよう、告げると、
お万は今後、二度と公の場には出ない事、
寝屋に侍る事も控えさせてもらいたい事をきっぱりと言った。
春日局はお万の発言を厳しく非難するが、
お万は自分にできる事は死んだ隼人のために
祈ることだけと言い残し去っていった。
春日局がそれを家光に報告すると、家光はあっさりと
お万の好きにさせるが良いと言う。
なぜ、お万ばかりをひいきするのかと詰め寄り、
説教を始める春日局を制し、拒否する家光。
そして『ふく。お褥滑りは男にはないのか?』と続けた。
返す言葉も無く、困惑する春日局…。
やがてお万は幾夜も祈りを捧げるようになった。
ある夜、春日局がお万に寝屋へ向かうよう迎えに来た。
しかし、戸を開けて出てきたのはお玉。
お玉は自分が代わりに行くと申し出た。
お万を守りたい一身で、側室が誰も御寝所にいけないのなら、
自分が出て行くと、言うのだ。
春日局は郭育ちのお玉を鼻で笑うが…。お玉の意志は固い。
そして、家光が寝屋にやってくるとそこには
深々と頭を下げたお玉の姿が。
顔を上げ、お玉だとわかり、驚く家光。
お玉はお万の気持ちを考えて欲しい、と言うが、
既に家光はキリシタン狩りを取りやめていた。
驚きながらもホッとしたお玉。
そして家光はゆっくりと言葉を確かめるように話し出す。
『わしは好き好んでキリシタンを打ち払うたのではない…。
物心ついてこの方、好きでした事等、一つもない…。
好きで将軍になったのではない…。
好きで妻を娶り、側女を迎えたのではない…。』
恐る恐るお玉がお万のことを聞くと、家光は遠くを見つめる。
『そうじゃ、お万だけじゃ。
生まれて初めて心から惹かれ、わがままを通して側においたのは。
なれど…、お万という宝はわしには眩し過ぎた…。
どうせ愛されることなど叶わぬと、心を閉ざし遠ざけていた。
お万が他に逃げ道を求めたのも無理はない…』
瞳は虚ろにどこか焦点が定まらないまま…。
お玉は『寂しいお方…』と呟く。
なぜ、心のうちお万に見せないのかと問うと、うつむく家光。
そしてふと、お玉が家光の左肩の包帯に気付くと、
家光はゆっくりとあの時の話を始める。
『あの男を、死なせとうはなかった。
かぼうたが、かばいきれなかったのじゃ…』
驚きに目を見張るお玉。
始めて家光が隼人をかばって切られたことを知った。
そして、家光は優しくお玉自身の話をするように言う。
お玉は郭での生活で男性不信になった話すと、
家光は寂しげな瞳で『そうか』とだけ呟いた。
お玉の目には哀れみが揺れる。
あくる日、お玉はお万に昨日の家光の話をした。
家光が隼人をかばって左肩を切られたことを知ったお万は、驚く。
自室を出てお楽の部屋のそばを通ると、
産気づいたお楽が初産に苦しんでいた。
それを見たお万はお楽の手を取り、春日局に席をはずすように言う。
仕方なくその場を離れる春日局。
二人きりになったお万にお楽は清一郎からもらったお守りを取り出し、
死んだら、一緒に墓に入れるようにと、話す。
清一郎とは町にいた頃、結婚を約束していたのだった。
それなのに奥に入り、その上、子供も乳母の下に渡ってしまう。
お楽は絶望していたのだ。
だが、お楽はお万に強く励まされ、無事に出産を終えた。
子供は男の子。春日局の待っていた世継ぎの誕生だった。
手放しで喜ぶ春日局。幼名は家光と同じ、竹千代とした。
春日局にお万は子供をお楽に渡すように申し出るが、
かたくなに拒否する。すると、
『わしからも頼む』
いつしかそこには家光の姿が。
『わが手で子を抱けぬ母ほど不憫なものは無い』
そんな家光の言葉に春日局はあの頃の記憶が蘇える。
『良いか、人には心がある。
母の心は他のものには変えがたい。
子はお楽に育てさせるが良い』
家光は自分の時のようにしたくなかったのだ。
それは春日局にもわかっていた…。
涙を流すお楽。そんなお楽を見て儚げに笑みを浮かべる家光。
そしてお万はそんな家光をじっと見つめていた。
まだ夜も明けぬ頃、家光とお万は庭を歩いていた。
日が昇っていないため、足元は暗い。
やがて橋の上で歩みを止め、二人は並んでただ遠くを見ていた。
『おまん…。すまん…』
口火を切ったのは家光だった。
『わしは力足らずで、あの者の、隼人の命を救うてやれなんだ…』
『私こそ、上様のお心も知らず…』
やがてだんだんと東の空が白み始めていた。
静に、しかし力強く、日の出は近づいてくる。
『もうすぐ夜が明ける。
寝屋になど侍らずとも良い。
寄り添うて、ともに昇る日、暮れ行く日を見る相手が欲しいと、
昔から思うておった…』
お万の方を振り向くわけでもなくただ、静かに語った。
そんな家光に、お万はゆっくりと歩み寄り、
そっと左手を握った。驚き、お万の方を振り向く家光。
二人は視線を交わし見つめ合う。ゆっくりと握り返されるお万の手。
いつしか夜は白から赤く染めゆき、
やがて訪れる夜明けを二人はじっと見ていた。
やっと二人の心はすれ違うことなく向き合えたのだった。
そして、城ではようやくお夏が懐妊し、祝いの宴が行われた。
宴の帰り、お万は孝子に近いうちに中の丸に移るつもりであると話す。
お万は大奥で何をして生きればよいのか答えが見つけられなかった。
しかしその時、お万はただならぬ胸焼けに襲われる。
体を労わり、寄り添ったお玉が振り向くとそこには…、
なんと春日局の姿がっ…!!
お万は懐妊していた。
春日局は待ち望んだ子ではないのでは、と言うが、
お万は授かった命を大切にしたいと言う。
春日局は懐からスッと、あの赤い薬を取り出し差し出す。
そして、
『お飲みください。一服すればお子が流れます』
これが春日局とお万の最後の対決の幕開けだった…。
--------------------------------------------------------
いやはや、今日の大奥、恐ろしかったですね…。
最後の方のカットでお万を春日局が遠く背後から見るめるあの目は
特に恐ろしいものがあります(>_<)
「お玉が恐る恐る振り向く先には…、
なんと、春日局の姿が!!ひぇ~!!」的な衝撃です。
思わずTVの前で『ひぇ~!!怖い~(>_<)』でした(^^;
そして差し出された赤い薬…。
でも最後の対決が始まる来週が最終回なんですよね。
なんだか拍子抜けです。15分拡大で足りるのでしょうか。
そして春日局も体の具合が良くなかった様子…。
家光との別れのシーンはお江与とのシーンよりも衝撃的な
最後になるようです…、うーん、ドキドキです!
HDDを整理していたら第一話の初めておふくが生まれた竹千代を抱いて、
一生、側を離れませんぞ、と語りかけるシーンを見て、
思わず、じぃ~んとしました。
最終回前なのでとても切ない気持ちになります。
そして家光が後姿で書類にはんこ押している姿は
ちょっと寂しいお父さんの背中的なものを感じました。
会社の部課長みたいです(^^;
家光とお万が手をつないで朝日を見るシーン…。
とっても、とっ~ても感動的でした!!
すれ違いの連続でしたがようやく絡まっていた糸が解れて、
やっと二人は視線を交わすことができましたね。
ココまで長かったけど、家光の心が開放されたような。
色は似てますが朝日が夕陽よりも『始まり』なイメージで、
あの二人にとても合った光景だったと思います。
手を繋ぐ、それだけなのにそれがすべてを物語っていて、
ステキなシーンでした。
そして、今回も西島さんがまた色んなというか、
たくさんの微妙な感情の変化を見せてくれました。
お玉と話しをする家光のシーンはとても優しくて、
第一話のうつろな目とはうって違い、家光の成長が伺える目でした。
『微笑み』といってもたくさんの種類がありますね。
それを見事に表現なさっていたように思います。
いつもながらイイお仕事なさってました(^-^)
あの微笑はステキです。
次回はとうとう泣いても笑っても最終回。
嬉しいんだか悲しいんだかわかりませんが、
最後まで見届けたいと思います。
今夜も家光様はたくさんの名言を残していかれました。
そして、また今夜のレビューも長~くなるのでした(^^;
次回はいよいよ最終回!!寂しいですが、楽しみでもあります。
そしてレビューの長さも最高長となるのでしょうか!?
#15分拡大と言うことで…(^^;
さて、今回は、家光が始めて他人に自分の本当の心を語り、
ようやくお互いを分かり合えることができたお万と家光を
描いたものでした。
[あらすじ]
倒れたお楽は何とか一命を取り留めたが流産の危険も…。
そして春日局は日光から城へ戻った家光の左肩の包帯に気が付く。
包帯について聞くと、家光は何もなかったと言うが、
春日局はこっそり速水から隼人に切られたことを聞き出した。
ますますお万への敵意をむき出しにする春日局と何も知らないお万。
そして時は七夕の季節。城では七夕祭が開かれていた。
女中らが交わす噂で家光が日光へ向かう道中で
書状を持った曲者に切られたことを聞いてしまったお万。
思わず、あの月の晩に家光を襲った隼人の姿が蘇える。
まさか隼人が…。
その夜、お万の元へ渡った家光をお万は拒み、
訴状を持った曲者の噂について問い詰めた。
『死んだ者をいつまで思うていたとて…』
思わず口にして家光はハッとする。しかし、既に遅い。
お万は死んだ者は隼人ではないかと問う。
『あの男は…、謀反人じゃ。それゆえわしが一太刀にて成敗致した!』
家光は苛立ちを隠せず、強く言い放ってしまう。
驚くお万。家光を見る目には涙と敵意が。
家光は苛立ちに耐え切れなくなり、出て行けと言ってしまう…。
お万は黙ってその場を出ていった。
そして、一人、おゆきの亡くなった木の下で数珠を見つめていた。
頬を伝わる一筋の涙。隼人との思い出が蘇る。
次の日、お万は朝の総振れにも出てこなかった。
それを機に部屋にこもってしまったお万は一切の公の場から身を引いた。
一方大奥では、次におりさが懐妊したようだった。
お楽の方は顔色は悪いが体はだいぶよくなり、
春日局はお楽に子供の乳母(めのと)の八雲を紹介する。
お楽は自分で育てられないのかとたずねるが、
大奥では将軍家の世継ぎは乳母と守役が育てることが
慣例になっていたのだった。
ある時、長屋で女中達が七夕の短冊をつるしているのをお夏が見る。
高い所に短冊を掛けると願いが叶い易いらしい。
そこへおりさもやって来る。
おりさはお夏と同じく短冊に家光の子を授かって
後に世継ぎになって天下を治めるようにと書いていた。
おりさは最も高い所に短冊を掛けようとお夏がこっそり差し出した
壊れた台に上り、バランスを壊して転んでしまった。
転んだおりさの体から水がこぼれ出し、実は水袋を使って
懐妊したと見せかけていたのがバレてしまった…。
そして春日局におりさとお夏はお咎めを受けるはめに。
大奥ご法度を破った二人は謹慎処分を受けてしまう。
騒ぎの話を聞いたお万が春日局の部屋を訪ね、おりさとお夏をなだめる。
二人はお万の言葉に反省し、深々と頭を下げた。
春日局はお万に礼を言い、朝の総振れには出るよう、告げると、
お万は今後、二度と公の場には出ない事、
寝屋に侍る事も控えさせてもらいたい事をきっぱりと言った。
春日局はお万の発言を厳しく非難するが、
お万は自分にできる事は死んだ隼人のために
祈ることだけと言い残し去っていった。
春日局がそれを家光に報告すると、家光はあっさりと
お万の好きにさせるが良いと言う。
なぜ、お万ばかりをひいきするのかと詰め寄り、
説教を始める春日局を制し、拒否する家光。
そして『ふく。お褥滑りは男にはないのか?』と続けた。
返す言葉も無く、困惑する春日局…。
やがてお万は幾夜も祈りを捧げるようになった。
ある夜、春日局がお万に寝屋へ向かうよう迎えに来た。
しかし、戸を開けて出てきたのはお玉。
お玉は自分が代わりに行くと申し出た。
お万を守りたい一身で、側室が誰も御寝所にいけないのなら、
自分が出て行くと、言うのだ。
春日局は郭育ちのお玉を鼻で笑うが…。お玉の意志は固い。
そして、家光が寝屋にやってくるとそこには
深々と頭を下げたお玉の姿が。
顔を上げ、お玉だとわかり、驚く家光。
お玉はお万の気持ちを考えて欲しい、と言うが、
既に家光はキリシタン狩りを取りやめていた。
驚きながらもホッとしたお玉。
そして家光はゆっくりと言葉を確かめるように話し出す。
『わしは好き好んでキリシタンを打ち払うたのではない…。
物心ついてこの方、好きでした事等、一つもない…。
好きで将軍になったのではない…。
好きで妻を娶り、側女を迎えたのではない…。』
恐る恐るお玉がお万のことを聞くと、家光は遠くを見つめる。
『そうじゃ、お万だけじゃ。
生まれて初めて心から惹かれ、わがままを通して側においたのは。
なれど…、お万という宝はわしには眩し過ぎた…。
どうせ愛されることなど叶わぬと、心を閉ざし遠ざけていた。
お万が他に逃げ道を求めたのも無理はない…』
瞳は虚ろにどこか焦点が定まらないまま…。
お玉は『寂しいお方…』と呟く。
なぜ、心のうちお万に見せないのかと問うと、うつむく家光。
そしてふと、お玉が家光の左肩の包帯に気付くと、
家光はゆっくりとあの時の話を始める。
『あの男を、死なせとうはなかった。
かぼうたが、かばいきれなかったのじゃ…』
驚きに目を見張るお玉。
始めて家光が隼人をかばって切られたことを知った。
そして、家光は優しくお玉自身の話をするように言う。
お玉は郭での生活で男性不信になった話すと、
家光は寂しげな瞳で『そうか』とだけ呟いた。
お玉の目には哀れみが揺れる。
あくる日、お玉はお万に昨日の家光の話をした。
家光が隼人をかばって左肩を切られたことを知ったお万は、驚く。
自室を出てお楽の部屋のそばを通ると、
産気づいたお楽が初産に苦しんでいた。
それを見たお万はお楽の手を取り、春日局に席をはずすように言う。
仕方なくその場を離れる春日局。
二人きりになったお万にお楽は清一郎からもらったお守りを取り出し、
死んだら、一緒に墓に入れるようにと、話す。
清一郎とは町にいた頃、結婚を約束していたのだった。
それなのに奥に入り、その上、子供も乳母の下に渡ってしまう。
お楽は絶望していたのだ。
だが、お楽はお万に強く励まされ、無事に出産を終えた。
子供は男の子。春日局の待っていた世継ぎの誕生だった。
手放しで喜ぶ春日局。幼名は家光と同じ、竹千代とした。
春日局にお万は子供をお楽に渡すように申し出るが、
かたくなに拒否する。すると、
『わしからも頼む』
いつしかそこには家光の姿が。
『わが手で子を抱けぬ母ほど不憫なものは無い』
そんな家光の言葉に春日局はあの頃の記憶が蘇える。
『良いか、人には心がある。
母の心は他のものには変えがたい。
子はお楽に育てさせるが良い』
家光は自分の時のようにしたくなかったのだ。
それは春日局にもわかっていた…。
涙を流すお楽。そんなお楽を見て儚げに笑みを浮かべる家光。
そしてお万はそんな家光をじっと見つめていた。
まだ夜も明けぬ頃、家光とお万は庭を歩いていた。
日が昇っていないため、足元は暗い。
やがて橋の上で歩みを止め、二人は並んでただ遠くを見ていた。
『おまん…。すまん…』
口火を切ったのは家光だった。
『わしは力足らずで、あの者の、隼人の命を救うてやれなんだ…』
『私こそ、上様のお心も知らず…』
やがてだんだんと東の空が白み始めていた。
静に、しかし力強く、日の出は近づいてくる。
『もうすぐ夜が明ける。
寝屋になど侍らずとも良い。
寄り添うて、ともに昇る日、暮れ行く日を見る相手が欲しいと、
昔から思うておった…』
お万の方を振り向くわけでもなくただ、静かに語った。
そんな家光に、お万はゆっくりと歩み寄り、
そっと左手を握った。驚き、お万の方を振り向く家光。
二人は視線を交わし見つめ合う。ゆっくりと握り返されるお万の手。
いつしか夜は白から赤く染めゆき、
やがて訪れる夜明けを二人はじっと見ていた。
やっと二人の心はすれ違うことなく向き合えたのだった。
そして、城ではようやくお夏が懐妊し、祝いの宴が行われた。
宴の帰り、お万は孝子に近いうちに中の丸に移るつもりであると話す。
お万は大奥で何をして生きればよいのか答えが見つけられなかった。
しかしその時、お万はただならぬ胸焼けに襲われる。
体を労わり、寄り添ったお玉が振り向くとそこには…、
なんと春日局の姿がっ…!!
お万は懐妊していた。
春日局は待ち望んだ子ではないのでは、と言うが、
お万は授かった命を大切にしたいと言う。
春日局は懐からスッと、あの赤い薬を取り出し差し出す。
そして、
『お飲みください。一服すればお子が流れます』
これが春日局とお万の最後の対決の幕開けだった…。
--------------------------------------------------------
いやはや、今日の大奥、恐ろしかったですね…。
最後の方のカットでお万を春日局が遠く背後から見るめるあの目は
特に恐ろしいものがあります(>_<)
「お玉が恐る恐る振り向く先には…、
なんと、春日局の姿が!!ひぇ~!!」的な衝撃です。
思わずTVの前で『ひぇ~!!怖い~(>_<)』でした(^^;
そして差し出された赤い薬…。
でも最後の対決が始まる来週が最終回なんですよね。
なんだか拍子抜けです。15分拡大で足りるのでしょうか。
そして春日局も体の具合が良くなかった様子…。
家光との別れのシーンはお江与とのシーンよりも衝撃的な
最後になるようです…、うーん、ドキドキです!
HDDを整理していたら第一話の初めておふくが生まれた竹千代を抱いて、
一生、側を離れませんぞ、と語りかけるシーンを見て、
思わず、じぃ~んとしました。
最終回前なのでとても切ない気持ちになります。
そして家光が後姿で書類にはんこ押している姿は
ちょっと寂しいお父さんの背中的なものを感じました。
会社の部課長みたいです(^^;
家光とお万が手をつないで朝日を見るシーン…。
とっても、とっ~ても感動的でした!!
すれ違いの連続でしたがようやく絡まっていた糸が解れて、
やっと二人は視線を交わすことができましたね。
ココまで長かったけど、家光の心が開放されたような。
色は似てますが朝日が夕陽よりも『始まり』なイメージで、
あの二人にとても合った光景だったと思います。
手を繋ぐ、それだけなのにそれがすべてを物語っていて、
ステキなシーンでした。
そして、今回も西島さんがまた色んなというか、
たくさんの微妙な感情の変化を見せてくれました。
お玉と話しをする家光のシーンはとても優しくて、
第一話のうつろな目とはうって違い、家光の成長が伺える目でした。
『微笑み』といってもたくさんの種類がありますね。
それを見事に表現なさっていたように思います。
いつもながらイイお仕事なさってました(^-^)
あの微笑はステキです。
次回はとうとう泣いても笑っても最終回。
嬉しいんだか悲しいんだかわかりませんが、
最後まで見届けたいと思います。
春日局と家光の親子愛スゴイ感動しました(>_<)
素晴らしい、松下さんの春日局に感謝、感謝です(^-^)
土曜日まで最終回レビューは開けず、
じっくりとごらん遊ばせ…m(_ _)m
明日は無理なんで、時間差ありますが、土曜日くらいに見ようかと思います。
ぜひ、歴史書などを読んで徳川家光やその周りの人について
知ってみようと思います(^-^)
明日は最終回だ~♪
コメントありがとうございます(^-^)
やっとお万が家光の心を癒してくれそうで、
嬉しい限りです!!
なのに次回は最終回…(T-T)
終わってしまうのはちょっと寂しいですけど、
最終回、早く観たいです~(>_<)
いや~、すごかったですねぇ。春日!
なんだかお万の方様に入れ込んでしまう自分がいます(笑)
来週はどうなっちゃうんでしょう???
思わず「どーなるのぉぉぉ!!」と叫んでしまいました。
とっても楽しみにしたいと思います♪
でも、Ricaさん的には寂しいのかな??