チェロ界の新星、ジモーネ・ドレッシャーがデビュー!
チェロ界の新星ジモーネ・ドレッシャーのデビュー・アルバム。
ドレッシャーはドイツのヘルデッケ市生まれ。デュッセルドルフのロベルト・シューマン音楽院でゴットハルト・ポップに
フランツ・リスト音楽大学でヴォルフガング・エマヌエル・シュミットに学び、ハンス・アイスラー音楽大学でデンマークのトローオルス・スヴァーネの修士課程を修了しました。
2021年にコンサート・ディプロマ取得のためのコンサートを終了。バーデン=バーデン・フィルハーモニー、エッセンのフォルクヴァング室内管弦楽団、ケルン・シンフォニエッタなどのオーケストラと共演、「ハイデルベルク春」をはじめとする欧米の音楽祭とリサイタルに出演しています。
デビュー・アルバムは「Humanity(人間性)」を音楽で示すコンセプトによるプログラム。
フィンランドのペール・ヘンリク・ノルドグレン[1944-2008]の『チェロ協奏曲第1番』は、アダージョの「前奏曲 I」、アレグロの「前奏曲 II」、曲の「重心」となるアンダンテの「讃美歌」の3楽章の作品。
ペーテリス・ヴァスクス[1946-]の『チェロ協奏曲第2番』は「存在すること」という副題をもち、「ソル・ガベッタ」のために作曲されました。
真理を見出す人の一生と再生をイメージして書かれ、「カデンツァ - アンダンテ・カンタービレ」「アレグロ・モデラート」「アダージョ」の3楽章で構成されています。ドレッシャーのこの演奏が、ラトビアのオーケストラによる初めての録音です。
バッハのコラール『われを憐れみたまえ、おお主なる神よ』と『パストラーレ へ長調』の第3曲「アリア」は、このアルバムのためにドレッシャーが委嘱、ヴァスクスの協奏曲の話法をモデルに作られた新しい編曲による演奏です。(輸入元情報)
<収録情報>
● ノルドグレン:チェロと弦楽オーケストラのための協奏曲第1番 Op.50
● J.S.バッハ:パストラーレ ヘ長調 BWV.590より『アリア』(チェロと弦楽のための編曲)
● ヴァスクス:チェロと弦楽オーケストラのための協奏曲第2番『存在すること』
● J.S.バッハ:われを憐れみたまえ、おお主なる神よ BWV.721(チェロと弦楽のための編曲)
ジモーネ・ドレッシャー(チェロ)
シンフォニエッタ・リガ
ヤーニス・リエピンシュ(指揮)
録音時期:2022年1月11-13日
録音場所:ラトビア、リガ、改革派教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
この作曲家(ヴァスクス)のCDは何枚か持っていますが、年代的にはクラシックと言うよりも「現代の音楽」に分類されそうです。
クラシックはバロック(FM放送「バロックの森」)からスタートしましたが、現代音楽も好んで聴いています。
ヴァスクスの同じ曲を、チェロの新星と、天才ソル・ガベッター両者を聴き比べて楽しんでいます。