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ビール紀行~旨いビールを求めて~

旨いビールを求めて国内外のビール醸造所や直営ビアパブへ旅をします

地ビール界の新星 オオヤブラッスリー

2008-06-30 01:54:19 | ビール紀行(北陸)
一時期はブームで醸造所数300を超えた地ビール業界ですが、近年はブームも落ち着き、閉鎖・廃業する醸造所も増え、数が減少してきているのが現状です。そんな中、今年新たな地ビール醸造所が誕生しました。それが富山市にある「オオヤブラッスリー」です。最近ビール好きの間では、人気急上昇の醸造所です。こちらのオーナー兼醸造士さんは閉店した風舎の丘ビール工房で醸造を担当されていた方で、閉店後、今年独立開業されたそうです。今まで何度かこちらのビールを飲む機会があり、その個性豊かなビールに魅了され、一度醸造所に行ってその雰囲気を見ながら飲んでみたいと思っていました。ただ、飲食施設がないので、まずは瓶ビールを購入することを目的に現地に向かいました。

     

醸造所は富山駅から南に徒歩5分程度の距離で、商業施設や飲食施設のあるビルな
どが立ち並ぶ一角にあります。こじんまりとした醸造所ですが、一般的な地ビールの小
規模醸造所とは違って、工場のようにはみえません。さらながら雰囲気はワインバーの
ようです。

     

店内(醸造所内)です。棚にはビール関係の書籍がきれいにディスプレイされてい
ます。そして奥には業務用の樽が山積みに。写真にはありませんが、店内の左側
にはコンテナ型の大型冷蔵貯蔵庫があり、店内空間のかなりの部分を占めていま
す。

     

やはり瓶ビールを持ち帰るだけでは我慢できず、無理を言ってお願いし、店内で瓶
ビールを飲ませてもらいました。この日は「みつ蜂さんの宴」のみの販売でしたので、
そちらをグラスに注いで頂きました。実は「越中風雅」を目当てにしていたのですが、
そちらは売り切れということでした。

     

「みつ蜂さんの宴」を飲むのはこの時が初めてだったのですが、先入観とは全く違
うものでした。はちみつを使用しているということで、甘みのある優しい感じをイメー
ジしていたのですが、いい意味で期待を裏切られました。一言で言えば、シャンパ
ンのような感じです。ドライで爽やかな香りが印象的です。レモン果汁やレモンピー
ルのせいでしょうか。これはいいですね。表現が良いかどうか分かりませんが、かな
り「オシャレ」です。

     

ブルワーさんに「越中風雅」目当てであったことをお伝えしたところ、気を遣って
頂き、「越中風雅」の樽生を試飲させていただきました。感動です。良かったこ
こで味わえて。お気遣い、本当に有難うございます。ここで頂いた「越中風雅」
は前回と比べて、ホップの強烈な個性の角が取れたような感じで、全体的にバ
ランスがとれた印象を受けました。やはり旨いっす。

いやあこの醸造所は規模は小さいけど、大きな可能性を秘めている期待の新星で
す。樽生が常時飲めるお店があれば言うことなしですが。





オオヤブラッスリー
富山市内幸町8-7丸美ビル1階
TEL:076-442-7787

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地産地消 白山わくわくビール(その3)

2008-06-27 00:04:12 | ビール紀行(北陸)
前回の「白山わくわくビール」の続きです


     

南側一面のガラスの向こうはテラス席のようです。緑と陽光で良い雰囲気。

     

よく見ると緑の正体は葡萄の木でした。たたわに葡萄がなっています。この下で鉄
板焼きが頂けるようです。

     

樽は1種類でしたので、残りの2種は瓶で頂きました。醸造設備の隣で飲む瓶ビー
ルもおつなものです。

     

     

こちらはゴールドエールです。色はややアンバー気味で、アロマにはカラメルのよ
うな麦の香りがします。飲むとしっかりとした麦の旨味が感じられ、その後にホッ
プの引き締まるような苦味が印象的です。思ったよりも、豊潤な感じです。先ほど
のコシヒカリエールとは対照的です。

     

     

そしてこちらはアンバーエールです。アロマはチェリーのような香りとほのかなロ
ースト香がします。味わいはかなりモルティです。どっしりした麦の味がします。
そしてチェリーのような香りが感じられます。これは焼肉と一緒に味わいたいビー
ルです。

コシヒカリエールは米を使用しているので印象は違ったのですが、基本的に地元産
のアマギ二条大麦でビールを醸造するとモルティになるのでしょうか。

こちらのビールは石川県以外では見かけたことがありません。地元を離れない、旅
をしないビールなのでしょうか。そういう地産池消なビール、好きです。




わくわく手づくりファーム川北
石川県能美郡川北町字壱ツ屋183-3
TEL:076-277-8989 

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地産池消 白山わくわくビール(その2)

2008-06-24 07:35:16 | ビール紀行(北陸)
前回の「白山わくわくビール」の続きです


     

レストランの窓からは、隣接した部屋のビール醸造施設が見えます。麦の穂なんか
がディスプレイしてあり、期待が高まります。

     

     

こちらで醸造しているビールは3種類です。コシヒカリエールの原料となるコシヒ
カリも地元産とのことです。自前主義、嬉しいですね。

     

レストラン内のタップは4つあるのですが、この日樽生はコシヒカリエールのみで
した。あとの2種は瓶で頂きました。

     

まずは樽のコシヒカリエールを頂きました。酵母でうっすら濁っています。エール
にしては淡い色で、ピルスナーのような色合いです。ホップの良い香りはします
が、強くはありません。飲むと麦のほんのりとした旨味にコシヒカリのドライな感
じが続きます。そして最後はホップの苦味で締めくくり。エールというよりは、ラガ
ーを飲んでいるような感じで、爽快感が印象的です。エールでも出せるんですね、
このようなすっきり爽快感。米を使用しているからでしょうか。これからの季節、ガ
ンガン飲めそうなビールです。気に入りました。

(続く)




わくわく手づくりファーム川北
石川県能美郡川北町字壱ツ屋183-3
TEL:076-277-8989 

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地産池消 白山わくわくビール(その1)

2008-06-21 23:56:43 | ビール紀行(北陸)
今回は北陸地方のビール紀行です。石川県の金沢市の南に川北町という小さな町があります。この川北町が地元の農産物を販売している「わくわく手づくりファーム川北」では、地元で栽培したアマギ二条大麦を利用して「白山わくわくビール」を醸造し、醸造所併設レストランで提供しています。自家栽培の麦、しかも農薬を極力使用しないというこだわりに惹かれて、ビールを飲みに行ってきました。車以外のアクセスが厳しく、ビール紀行家泣かせの醸造所です。バスは本数は少ないのですが、JR松任駅から出ており、川北温泉が最寄のバス停になります。ビールが飲めるレストランは4時頃に閉まるそうなので、営業時間も要チェックです。

     

幹線道路からのわくわく手づくりファーム川北の入口です。ちなみにバス停は幹線
道路とは逆側になります。

     

この看板が目印です。「地ビール工房」とちゃんと書いてあります。

     

駐車場からみた施設です。手前の建物がそうです。写真には写ってませんが、この
周りには広大な麦畑がひろがっていて、ちょうどこの時は刈り入れが終わった後の
ようでした。ここで収穫した大麦は栃木県の工場で製麦されるようです。

     

こちらが醸造所兼レストラン兼物産館の建物です。結構、投資してそうな立派な建
物です。

     

明るい店内です。この時、閉店間際だったので、他にお客さんはいませんでした。

(続く)




わくわく手づくりファーム川北
石川県能美郡川北町字壱ツ屋183-3
TEL:076-277-8989 

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