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ビール紀行~旨いビールを求めて~

旨いビールを求めて国内外のビール醸造所や直営ビアパブへ旅をします

海は目の前 若狭ビール(その5)

2012-01-23 01:29:49 | ビール紀行(北陸)
前回の「若狭ビール」の続きです。


醸造所とプチ・ミュージアムを後にして、ようやくレストランに向かいます。

     

     

こちらが千鳥苑内にある海鮮バイキングのお店。2000円の食べ放題に地ビール飲み放題が
付いてきます。60分制なので時間は短いですが、激安です。

     

     

     

店内の様子。広々とした空間で、店内は到ってシンプルです。料理を取ってきて、それをただ
食す。それに徹した造りです。実際、観光バスの団体さんが次から次に来るので、それを考え
れば合理的だと思います。

     

     

まずはビールを頂きます。こちらがドリンクコーナー。ソフトドリンクも飲み放題です。

     

ビールサーバーは2本。なので提供されるビールは2種類です。こちらは基本3種類醸造してい
るので、その時によって種類が入れ替わるそうです。ビールはここで自分でサーバーから注ぎま
す。

     

     

     

海を望むこちらの窓側の席で頂きます。まずはペールエール。モルトの甘い香りとホップの穏や
かな香り。モルトの旨味はしっかりで、鼻に抜けるホップの香りが心地よいです。ホップの苦味
もモルトの旨味に調和して効いています。モルトの旨味と香りが心地よいペールエール。旨い!

(続く)



千鳥苑
福井県三方郡美浜町坂尻43
TEL:0770-38-1011
     
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海は目の前 若狭ビール(その4)

2012-01-20 07:14:40 | ビール紀行(北陸)
前回の「若狭ビール」の続きです。


醸造施設を見学できるエリアに入ってきました。

     

すると「全国地ビールめぐり」と書いてあります。ここから地ビールの博物館のエリアを兼ねてい
るようです。

     

     

左側には外から見えていた醸造設備が構えています。丁寧に手入れされているようで、非常に美し
い。こちらは仕込みの工程でしょうか。

     

     

     

そしてこちらが地ビールの瓶の展示コーナー。日本全国の地ビール瓶が地域ごとに整然と並べられ
ています。現役の醸造所のものもあれば、今では無くなった醸造所のものも多く展示されています。
これがなかなか懐かしくて楽しい。

     

懐かしの地ビールをいくつか。北海道岩見沢市のストレークビーレン。金曜日の夜なのにお客さん
がほとんど居なかった記憶があります。比較的短命だった地ビール。

     

関東では群馬県伊勢崎市の赤城地ビール。ステーキハウスが醸造していたビールでした。不便な場
所にありましたが、なかなか旨いビールだったので、何度か訪問しました。

     

長野県飯田市の飯田ビール。こちらは当時から評判が良い地ビールでしたが、場所柄厳しい経営環
境のため廃業。ブルワーさんの技術は埼玉のこぶし花ビールで健在です。

     

静岡県の浜名湖ビール。浜松市内から遠く、田畑の広がる中にありましたが、旨さはピカイチ。日本
の地ビールにおいて、IPAの先駆的存在だったのではないでしょうか。

     

静岡県の駿河ビール。ドイツ人マイスターによる本格的ドイツビール。岳南鉄道でのアクセスが思い
出深い。その後ブルワーはバイエルン・マイスター・ビールを立ち上げました。

     

奈良県の倭王。多彩なエールビールを醸造していた当時の代表的な地ビール。ボウリング場に醸造所
とレストランがある変わり種でした。

     

兵庫県淡路島の酒造メーカーが造っていたシーランドビール。非常に旨いドイツビールでしたが、と
んでもなく辺鄙な場所なので、一度しか行けず。日本酒メーカーの底力を感じたビールでした。

     

兵庫県神戸市のUBプレミアム。モルトエクストラクトで醸造したラガービール。ペットボトル入りで
500mlで235円と今では考えられない超破格のビールでした。味もなかなかだったのに、すぐに醸造中
止に。

     

広島県福山市のリーデンビール。ドイツ人マイスター仕込みのビールで、当時トップクラスの旨さを誇
る地ビールでした。当時では珍しい缶製品があったのも特徴。

どれも地ビール黎明期の懐かしいビールばかり。地ビールの人気が高まった現在であれば、人気を博し
たに違いない逸品でした。

(続く)



千鳥苑
福井県三方郡美浜町坂尻43
TEL:0770-38-1011
          
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海は目の前 若狭ビール(その3)

2012-01-17 23:46:51 | ビール紀行(北陸)
前回の「若狭ビール」の続きです。


醸造所兼レストランのある千鳥苑に到着。

     

     

施設はお土産販売と飲食施設を中心としたドライブインといったところでしょうか。大型バスが
次から次に到着し、多くのお客さんが訪れています。

     

     

千鳥苑から延びる建物部分が醸造所になっています。写真から分かるようにすぐ後ろに海が広が
ります。醸造所には地ビールの瓶の博物館も併設されていて、自由に見学することができます。ま
ずは醸造所と瓶の博物館を拝見したいと思います。

     

     

千鳥苑のお土産売り場の左手に醸造所への入口があります。何故か五木ひろしプチ・ミュージアム
も併設。

     

     

入口付近は五木ひろしに所縁のある物が展示されていますが、地ビール瓶の展示と混在しているので、
妙な空間になっています。

     

     

微妙な雰囲気の入口部分を抜けると醸造所エリアに入ります。通路の窓から貯蔵タンクが並んでいる
様子を見ることができます。

(続く)



千鳥苑
福井県三方郡美浜町坂尻43
TEL:0770-38-1011
          
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海は目の前 若狭ビール(その2)

2012-01-15 16:01:38 | ビール紀行(北陸)
前回の「若狭ビール」の続きです。


日本海を目指してひたすら歩きます。

     

     

     

国道を抜けると田畑の中の真っ直ぐ延びる道を歩いてゆきます。丘の切通しを抜けると海ら
しい景色が見えてきました。 

     

     

急に目の前が開けて日本海が見えてきました。今まで全く海の気配が無かっただけに爽快です。

     

     

     

まずは浜辺に。なかなかいい景色です。そして浜辺の左側を見ると、目的地の千鳥苑が見えてい
ます。正に海は目の前のロケーション。

     

     

そしてお目当ての若狭ビールの看板に、飲み放題・食べ放題の海鮮バイキングの看板が出てきま
した。このバイキング、地ビール飲み放題で1905円(税別)と破格のお値段なんです。これまで
で最強かも。 

(続く)



千鳥苑
福井県三方郡美浜町坂尻43
TEL:0770-38-1011
        
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海は目の前 若狭ビール(その1)

2012-01-12 17:27:07 | ビール紀行(北陸)
今回からは福井県の「若狭ビール」へのビール紀行をお送ります。若狭ビールは福井県は日本海に面する美浜町に位置する醸造所。経営母体は海に面するドライブインや飲食施設の「千鳥苑」で、その飲食施設に醸造所が併設しています。面白いのは地ビールのミニ・ミュージアムがあるところ。懐かしい地ビールのボトルを見ることができます。若狭ビールはエールが中心で、このドライブインからは外にはほとんど出ていません。若狭の地ビールとして、この地に来たら飲んでおきたいビールです。こちらのビールは敷地内の食事処でバイキングで提供されていて、地ビールも何と飲み放題。地ビール好きにはたまりません。醸造所のある千鳥苑へのアクセスですが、JR小浜線の東美浜駅から徒歩約30分。かろうじて鉄道駅からアクセス可能な場所にあります。

     

     

JR小浜線で東美浜駅に到着。日本海側を行く単線のローカルな駅です。

     

     

周りは田畑が広がる農村地帯で何にもない、のどかな場所。

     

     

よって駅前にも特に何もありません。ここから徒歩で海を目指すのですが、とても海が近くに
あるとは思えないシチェーションです。結構時間がかかるので気合を入れて歩きます。

     

     

まずは国道を目指して駅の北側を行きます。ちなみに現地にはバスでアクセスする方法もあるの
ですが、電車との時間が合わないので採りがたい選択です。     

     

     

チェックポイントの国道27号線にようやく来ました。これを越えてさらに北上するのですが、海
の気配は全くありません。日本海に面した醸造所なのですが、この道で大丈夫でしょうか。

(続く)



千鳥苑
福井県三方郡美浜町坂尻43
TEL:0770-38-1011
     
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湖畔の宿のビール 三方地ビール(その3)

2011-11-14 01:17:27 | ビール紀行(北陸)
前回の「三方地ビール」の続きです。


館内にはこちらのビールの案内がありました。

     

     

地元の梅を使った梅ビールが気になります。こちらの宿は梅風呂も名物とのこと。

     

本来は宿泊して食事の際に、ビールを頂くのですが、今回はこちらのロビーで飲ませていた
だきます。

     

ビールのメニューです。こちらで醸造しているのは3種類。アルトが地元の六条大麦を使った
ビールだそうです。モルティングは地元福井の地ビールメーカーにお願いしているとのこと。

     

     

一杯目はケルシュ。やや色の濃いケルシュ。ドライなホップの香り。モルトの旨味は中程度で、
ホップの程よい苦味を感じます。モルトの旨味のために、ドライながら優しいケルシュになっ
ています。

     

     

次はアルト。見た目はスタウトのように真っ黒。ドライなロースト香が広がり、ホップの香り
も混ざって心地よい。モルトの旨味は中程度で、香りに負けずホップの苦味も調和しながら効
いています。バランスのとれたドライスタウトです。旨い。地元の麦を上手く使いこなしてい
ると思います。

     

     

最後は梅ビールです。淡くて綺麗なレモン色。梅果汁の香りとホップの香り。モルトの旨味の
前に梅らしいやや強い酸味を感じます。梅の香りと酸味がホップの香りに調和したビール。白
ワインのようなビールで面白い。

3種とも手造り感のあるビールでしたが、地元の六条大麦を使ったビールの出来が非常に良かっ
たのには驚きでした。国産大麦を使ってビールを醸造するケースはよくありますが、ここまで上
手く仕上がっているのはあまりないと思います。

こちらのビールは瓶売りはしていないようなので、飲み手が旅をして、是非宿泊して頂きたいも
のです。究極の地産地消です。



湖上館PAMCO
福井県三方上中郡若狭町海山64-9-1
TEL:0770-47-1727
     
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湖畔の宿のビール 三方地ビール(その2)

2011-11-11 11:58:17 | ビール紀行(北陸)
前回の「三方地ビール」の続きです。


醸造所を目指してサイクリング。

     

     

     

30分ほど走ったところで、ようやく湖上館PAMCOの案内看板がありました。「地ビールプラ
ント」としっかり書いてあります。

     

     

     

駅から走ること約40分。PAMCOが見えてきました。新しく立派なお宿です。まずはこの先の
町営ホテルに自転車を返却してからPAMCOに向かいます。

     

     

ちなみにバスで来る場合は、この「海山」バス停で下車することになります。PAMCOのすぐ近
くです。

     

     

自転車を返却し再訪。静かな湖畔にたたずむ湖上館PAMCO。ようやくここまで来れました。

     

     

     

宿の中に入るとフロントのすぐ隣にビール醸造設備が鎮座しています。ガラス越しの展示物といった
具合で、見事に宿の一部になっています。

(続く)



湖上館PAMCO
福井県三方上中郡若狭町海山64-9-1
TEL:0770-47-1727
     
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湖畔の宿のビール 三方地ビール(その1)

2011-11-09 21:23:16 | ビール紀行(北陸)
ビール醸造所が宿泊施設内にある地ビールはいくつかありますが、福井県の「三方地ビール」は最も小さい宿泊施設内にある醸造所だと思います。三方地ビールは福井県の三方五湖の湖畔に位置する「湖上館PAMCO」で造られるビールで、地元の特産の梅を使った梅ビールやドイツスタイルが特徴。宿泊施設の館主自らが造る手造りビールです。こちらのビール、基本は宿泊して宿で味わうものとして醸造されていますが、宿のロビーで立ち寄りで頂くこともできます。本当は泊って頂きたいところですが、今回はビールだけ頂きに訪問しました。醸造所へのアクセスですが、最寄駅のJR小浜線の三方駅から非常に遠く、バスも数本しかありません。バスで行って帰ってくることはできますが、組合せが非常に難しいのが難点。そこで行きは駅からレンタサイクルを借り、醸造所近くの若狭町営のホテルで乗り捨てをし、帰りはバスで戻るというパターンで訪問することにしました。

     

     

JR小浜線で三方駅に到着。日本海側を走る路線で、ローカル線の割にはお客さんが多い路線
です。

     

     

三方駅の駅前の様子。特に商店街が広がっているわけでもなく、静かな駅前です。こちらから
醸造所へはタクシーという手もありますが、かなり距離があるので、駅構内の観光案内所でレ
ンタサイクルを借りて現地に向かいます。

     

     

     

駅から北上して湖岸沿いの道を目指します。目指すはレンタサイクルの返却場所の若狭町営ホ
テルの水月花。10数キロの道のりです。

     

     

     

国道162号線を走っていきます。途中地元の名物の梅林を多く見かけます。梅干しの販売店
もたくさんありました。梅ビールに期待。

     

     

     

三方五湖の眺望を眺めながらのサイクリング。最初は気分爽快でしたが、距離が長いので不安
になってきました。

(続く)



湖上館PAMCO
福井県三方上中郡若狭町海山64-9-1
TEL:0770-47-1727
     
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能登の桃源郷 日本海倶楽部(その5)

2009-06-23 00:36:46 | ビール紀行(北陸)
前回の「日本海倶楽部」の続きです。


     

次に頂いたのがダークラガーです。色といい、グラスといい、美しい。シュバル
ツよりはやや明るい色をしています。色ほどロースト香は強くなく、品のある
香り。ホップのしっかりとした苦味にやや酸味を感じます。モルトの旨味は強く
ありません。色から受ける印象よりもライトな感じ。

     

GWプレートがきました。一皿にいろいろ入っていて楽しい一皿。おつまみプレー
トのようです。

     

手前がエミューの竜田揚げです。普通の鶏よりも固い歯ごたえでした。奥はイカ
めし。本当にイカめしでした。 

      

こちらはイカめしではなく、ナンピッツアを選択したプレートです。結構ボリュ
ームがあります。 

     

座席から見えるアイビーに覆われた通路が涼しげに映ります。

美しい自然に開放的な雰囲気。そこに醸造所があって新鮮なビールが楽しめると
いう、そうここはビール好きにとって桃源郷です。近くに宿泊して1日ゆっくりビール
を楽しんでみたいです。



日本海倶楽部
石川県鳳珠郡能登町字立壁92番地
TEL:0768-72-8181

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能登の桃源郷 日本海倶楽部(その4)

2009-06-21 12:40:59 | ビール紀行(北陸)
前回の「日本海倶楽部」の続きです。


テラス側の席に座りました。

     

目の前に先ほどの庭が広がります。

     

この日のビールは4種類。ラガーを中心としたラインナップです。

     

やはり一杯目はピルスナーです。酵母で濁っています。ホップの良い香りとシャ
ープな苦味が特徴。この苦味が心地よく持続します。見た目ほどはボディ感はあ
りません。素直に旨い。良いピルスナーです。

     

こちらのビールのロゴですが、能登らしく「トキ」のデザインになっています。
その土地ならではで好感がもてます。

     

食事のメニューもどれも美味しそうで迷います。GW期間中とあって「GWプレー
ト」なるものがありましたので、それにしました。「イカめし」か「ナンピザ」が選べ
ます。

     

GWプレートの最初に出てきた「枝豆の冷製スープ」です。これからの暑い季節に
ぴったりの清涼感。

(続く)



日本海倶楽部
石川県鳳珠郡能登町字立壁92番地
TEL:0768-72-8181
         
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