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ビール紀行~旨いビールを求めて~

旨いビールを求めて国内外のビール醸造所や直営ビアパブへ旅をします

出雲のアメリカン 3rd barrel brewery(最終回)

2022-09-22 12:48:29 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「3rd barrel brewery」の続きです。


最初に頂いたのは「ヤミー(ウィートエール)」です。

     

     

トロピカル&シトラス系の豊かなホップの香り。モルトの旨味はやや控えめで、小麦の優しい口当たり。ホップの苦味は控えめで、その分しっかり渋味が効く。旨い!トロピカル&シトラス系のホップの香りが豊かな、渋味しっかりのアメリカンウィートです。かなりアメリカン。

     

     

続いて頂いたのは「Beam #3 (SMASHペールエール)」。シトラ系やパイン系のホップの爽やかな香りが広がる。モルトの旨味は控え目で、ホップの渋味と酸味がしっかり効く。旨い!シトラ系やパイン系のホップの香りと、渋味・酸味がしっかりなアメリカンペールエールです。かなりぶっ飛んでいるアメリカンなビールです。

     

ケグ出しのビールは2種類だけでしたので、あとはこの日在庫のある瓶ビールから頂くことに。

     

選んだビールはこちら、「舵(アメリカンIPA)」です。モザイクとアイダホをアロマホップとして使用。厚みがありながら、柑橘系の爽やかなホップの香り。モルトの旨味はしっかりながらしつこくなく、ホップのしっかり苦味とともに綺麗にきれる。旨い!爽やかな柑橘系のホップの香りと強すぎないボディ感が特徴のアメリカンIPAです。

     

     

最後はブルワーさんオススメのビールで締めました。こちらは「WAVEY(セゾン)」、ボトルコンディションのビールです。岩塩も使用しているとのこと。柑橘系のホップの香りと豊かでフルーティで、そして複雑なエステル香。モルトの旨味はややしっかり目で、ホップの苦味と強めの酸味がしっかりボディを引き締める。激しく旨い!柑橘系のホップの香りとセゾン酵母由来の豊かで複雑なエステル香が活かされた、非常に素晴らしいビールです。これは是非こちらに旅をして飲んでもらいたいビールです。

こちらのビール、このエリアにしてかなりホッピーでアメリカンな傾向。そのなかでもシトラス系の爽やかな路線が特徴的。特に、ボトルコンディションのセゾンは秀逸で、香り・旨味・酸味のバランスが素晴らしい。出雲のこの地で、今後存在感を放つ醸造所になることでしょう。観光スポットとしても最適です。この地に来ないと頂けないビールです。

     

     

この後、出雲市駅に戻り、昼に続きまたもや出雲蕎麦を頂きました。地元の出雲富士とともに野焼と蕎麦を堪能しました。

明日はさらにもう1か所、出雲エリアの醸造所を訪問します。



3rd barrel brewery
島根県出雲市平田町片原町812

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出雲のアメリカン 3rd barrel brewery(その2)

2022-09-21 07:49:07 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「3rd barrel brewery」の続きです。


醸造所に到着。

     

     

     

古い建物をリノベーションした醸造所のようです。向かって左手は販売所、右手は醸造所となっています。

     

     

醸造所内の様子を許可を得て、撮影させていただきました。外観とは違って、近代的な光景。仕込みの規模は500Lで、発酵タンクが500Lが5基、1000Lが1基、貯酒タンクが500Lが2基という体制とのこと。1000Lがあるのには驚きました。想像以上の規模の大きさです。

     

     

     

ボトルビールを購入するつもりで来たのですが、聞いてみるとケグ出しのビールの販売しているとのこと。想定外の幸運です。この日は2種類を提供していました。

それではビールを頂きましょう。

(続く)



3rd barrel brewery
島根県出雲市平田町片原町812

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出雲のアメリカン 3rd barrel brewery(その1)

2022-09-20 13:41:55 | ビール紀行(中国・四国)
山陰・瀬戸内・四国縦断ビール紀行の第4弾として、今回からは島根県出雲市の「3rd barrel brewery」へのビール紀行をお送りします。3rd barrel breweryは謎多き醸造所。ネット上で調べてみても、HPはあるものの、どのような形でビールを提供されているのか、あまりよく分かりません。どうやら、醸造所でビールの直売はされているようですが、それ以上のことは分かりませんでした。これは直接醸造所に行くしかないということで、ビール紀行してきました。醸造所は歴史的な街並みが残る木綿街道沿いにあるようで、景観も楽しめそうなエリアのようです。醸造所へのアクセスですが、一畑電車の雲州平田駅から徒歩約10分です。

     

     

イズモブルーイングを後にして、次に向かうは3rd barrel brewery。醸造所最寄駅の雲州平田駅に到着。この日は1日乗車券を活用しました。

     

     

雲州平田駅と駅前の様子。駅前は特に商店が並んでいるわけでもなく、住宅街のようです。

     

     

駅から徒歩で醸造所を目指します。ひたすら北上。

     

     

     

しばらく歩くと川沿いに、いい雰囲気の街並みが見えてきました。ここが木綿街道のようです。

     

     

     

木綿街道を進んで行きます。酒造会社もあったりと、なかなか風情のある通りです。すると、右手に突如タンクの見える建物が現れました。醸造所に到着です。

(続く)



3rd barrel brewery
島根県出雲市平田町片原町812

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多彩なラインナップ イズモブルーイング(最終回)

2022-09-18 15:11:13 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「イズモブルーイング」の続きです。


一畑電車で電鉄出雲市駅に到着。

     

     

     

イズモブルーイングの醸造所は、駅から徒歩約5分のところにあります。

     

     

     

駅から北に延びる道をしばらく歩いて行きます。右手に醸造所が見えてきました。

     

     

     

イズモブルーイングの醸造所兼ビアスタンドです。特別にシャッターを開けていただきました。シックな感じでオシャレ。やはりこちらで飲みたかったー。

     

     

こちらはビアスタンドのスペースです。カウンター席をメインとする細長い空間です。

     

カウンター奥のビールサーバーです。何とタップ数は12本!うち2本がナイトロ対応のタップの模様。このお店が只者ならぬ証拠です。

     

お次は醸造所内を拝見。こちらは仕込みの設備。規模は160Lですが、発酵工程の規模から、実際は120Lで仕込まれるそう。

     

     

そしてこちらが岩見式ならではの冷凍庫を活用した発酵タンクです。岩見式の設備を見たのは、新潟県の弥彦ブリューイング以来です。かさ上げ式で120Lの規模の発酵が可能。こちらが8基あるそうです。あの多彩なビールの種類に納得。

          

こちらはPUNKISH IPAのドライホッピング用のホップの入った袋です。ちょうど漬け込む作業をされているところでした。貴重な瞬間でした。

先ほど頂いたビールが醸される場所をこの目に焼き付け、記憶の中のあの味わいを振り返ることができました。ブルワー様、お忙しい中、貴重な機会を頂き、有難うございました。



Izumo Brewing Co.
島根県出雲市今市町703-1
TEL:0853-31-9231

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多彩なラインナップ イズモブルーイング(その3)

2022-09-17 11:55:31 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「イズモブルーイング」の続きです。


続いて頂いたのはIZUMO BANANA(ヴァイツェン)です。

     

     

ヴァイツェンとしてはかなり濃色です。厚みのあるバナナ系のフェノール香とホップの香り。モルトの旨味はしっかり目で、ヴァイツェンらしい酸味が効く。旨い。厚みのあるフェノール香が特徴の、ボディややしっかり目のヴァイツェンです。

     

     

続いては、PUNKISH IPA。トロピカル系のホップの香りとモルトの香りが重なる。モルトの旨味はしっかりで、ホップの苦みもしっかりどっしり効く。ホップによるほんのり酸味。旨い。トロピカル系のホップの香りとモルトの香りが特徴の、フルボディのIPAです。

     

     

     

おつまみも購入。「ケンボロー豚のロングウィンナー」です。30cmもあり、確かに長いです。噛むと肉汁がじゅわー、塩気やスパイスは抑え目で、お肉の味わいを楽しむ感じ。美味しい!

     

     

お次はRED IPA。モルトの豊潤な香りとホップの香りが広がる。モルトの旨味はしっかりで濃厚。ホップの苦味がややボディに押されながらもしっかり効く。旨い!モルトの豊潤な香りと旨味に、しっかりホップの苦味が手助けするIPAです。他にはない個性的なIPA。

最後は、気になっていたIZUMO BARLEY(バーレーワイン)で締め。レーズン系のモルトの豊潤な香りながら、程よいバランス。モルトの旨味はしっかりながら、ややクリアでしつこくない。ホップの苦味があとからじわじわ効く。激しく旨い!バーレーワインならではのレーズン系の香りがする、重すぎず酸味が強くない、バランスのとれたバーレーワインです。極めてレベルが高いと思います。

今回はこれにて終了。多彩なラインナップを堪能しました。こちらのビール、フレッシュな酵母の香りとモルト感が特徴。一般的なスタイルを展開しながらも、それにこちらの個性を乗っけてる感じです。特にバーレーワインはバランスがとれた、非常に素晴らしい仕上がりのビールです。

この後、スタッフの方にお願いし、出雲市内の醸造所を見学させていただくことになりました。どんなところでこちらのビールを醸造されているのか、楽しみです。出雲市駅に移動します。

     

電車に乗る前に、出雲蕎麦を頂きました。こちらは釜揚げ蕎麦で、蕎麦が茹で汁に浸かった状態で提供されます。これに薬味やおつゆをかけて頂きます。こちらの地方ならではの食べ方らしいです。

(続く)



Izumo Brewing Co. TAISHA
島根県出雲市大社町杵築南840-1

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多彩なラインナップ イズモブルーイング(その2)

2022-09-16 06:43:53 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「イズモブルーイング」の続きです。


直営ビアスタンド「Izumo Brewing Co. TAISHA」に到着。

     

     

     

店舗は小さく、主としてテイクアウトをメインで想定された営業スタイルだと思います。参道側に向いた、大きなサーバーが鎮座するカウンターが良いですね。ビールが好きな人がスルーすることはまずないでしょう。

     

     

テイクアウトがメインですが、店舗内外に若干の椅子はあるので、ここでじっくり味わうのもよし。

     

     

     

こちらがメニューです。ビールの種類は6種類。サイズも3種類から選べます。IPAが半分を占めます。レアなバーレーワインもあります。

     

     

最初はIZUMO BELGIAN。超フレッシュでかつ複雑なエステル香とスパイシーな爽やかな香り。モルトの旨味は控えめで、心地よい酸味が効く。旨い!超フレッシュなエステル香とスパイシーな香りが特徴のベルジャンホワイトです。なかなかの仕上がり。

(続く)



Izumo Brewing Co. TAISHA
島根県出雲市大社町杵築南840-1

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多彩なラインナップ イズモブルーイング(その1)

2022-09-15 11:46:14 | ビール紀行(中国・四国)
山陰・瀬戸内・四国縦断ビール紀行の第3弾として、今回からは島根県出雲市の「イズモブルーイング」へのビール紀行をお送りします。イズモブルーイングは今年の2月に醸造を開始したばかりの、出雲大社のお膝元にある超新規醸造所。よって未だ飲んだことがなかったのですが、、WEB情報では多彩なビールを造られている模様。そのベースにあるのが、岩見式(100L規模の冷凍庫を発酵タンクとして使用する方式)にあるようです。醸造所には併設のビアスタンドがあり、出雲大社前にもビアスタンドがあります。本来ならば醸造所併設のビアスタンドでビールを頂きたいところでしたが、週末のみの営業ということで断念。出雲大社前のビアスタンドだと、基本毎日営業しているようなので、そちらでビールを頂くことにしました。大きな神社のそばで観光客向けに直営店を営業されているスタイルが、伊勢角屋麦酒と重なるところがあります。醸造所は出雲市駅から徒歩約5分、出雲大社前のビアスタンドは一畑電車の出雲大社前駅から徒歩約5分のロケーションです。

     

     

一畑電車の出雲大社駅に到着。出雲市駅から昼間は1時間に1本程度になるので、注意が必要です。

     

     

出雲大社駅です。この建物のステンドグラスが観光スポットのようです。駅前は出雲大社の参道です。

     

     

     

参道を歩いて行きます。松の木が参道らしさを醸し出しています。約5分で直営ビアスタンド「Izumo Brewing Co. TAISHA」に到着。何とそこは出雲大社の入り口の真ん前。商売にもってこいの抜群のロケーションです。

(続く)



Izumo Brewing Co. TAISHA
島根県出雲市大社町杵築南840-1

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次の機会に ブリューラボ倉吉(後編)

2022-09-13 10:20:34 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「ブリューラボ倉吉」の続きです。


醸造所兼レストランに到着。

     

     

     

昭和レトロのような建物です。向かって左側が醸造所のようで、作業をされていました。

     

こちらがレストランへの入り口のようなのですが、中は電気が消えていて、営業しているようには見えません。

     

営業カレンダーがありました。水曜日は定休日とは聞いていたのですが、火曜日にもお休みが設定されているとは知りませんでした。非常にいい町並みの中のブルワリーレストランだっただけに、非常に残念ですが、仕方ありません。

普通に駅に戻ろうと思っていたのですが、せめて醸造所の様子だけでも撮影させていただきたいと思い、中にいらしたブルワーさんにお願いしました。有難いことに、見せていただけることに。

     

こちらは麦芽の粉砕を行う工程。かなり狭いスペースで、苦労されているのが想像できます。

     

こちらは仕込みの設備。規模は500Lでした。建物の大きさの制約がある中、所狭しと、上手く設置されている印象。

     

発酵タンクは3基という、非常にミニマムな体制。これは意外でした。

     

興味深かったのがこちら。瓶詰め機です。2本体制の手詰めが多いところ、こちらは6本を同時に詰められるそう。ただその速度が遅いので、生産性はそれほどよくないとのこと。初めて見ました。

ブルワー様、飛込での急なお願いにもかかわらず、ご対応いただき、有難うございました。

     

こちらでビールを頂くのは、次の機会のお楽しみということにして、この日の宿泊地である出雲市に向かいます。

     

     

駅に隣接するお土産屋さんでは、ブリューラボ倉吉のビールが各種揃ってました。

     

我慢できず、1本購入し、特急列車の中で頂きました。酒粕ブリュー、という日本酒の酒粕を使用したビール。ほんのり酒粕の香りがする、酸味の効いたストロングビールでした。

     

     

特急スーパーまつかぜで、1日目の宿泊地、出雲市駅に到着。長い移動でした。

     

     

     

夜は地元の人気の居酒屋で山陰らしいお食事を頂きました。一品一品のクオリティが違います。人気があるのが、よく分かります。



ブリューラボ倉吉
鳥取県倉吉市東仲町2587
TEL:0858-27-1432

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次の機会に ブリューラボ倉吉(前編)

2022-09-12 21:21:37 | ビール紀行(中国・四国)
山陰・瀬戸内・四国縦断ビール紀行の第2弾として、鳥取県倉吉市の「ブリューラボ倉吉」へのビール紀行の模様を今回からはお送りします。とはいえ、結論的には休業日に訪問してしまい、醸造所で飲むことはできなかったのですが。しかしながら、想像通り、ロケーションと建物が素敵でした。しかも、ブルワー様のご厚意で、醸造所内を拝見させていただきました。ビールの味は半分想像でのビール紀行です。醸造所兼レストランへのアクセスはJR倉吉駅からバス約15分と徒歩約5分。歴史的な白壁土蔵群の町並みの中に位置しています。

     

     

     

鳥取を出て、特急スーパーおきで倉吉に到着。Beer Bonds AKARIでたくさん飲んだので、ほとんど寝てました。跨線橋からの眺め、いいですね。

     

     

倉吉駅と駅前の様子。倉吉駅はここから少し離れた観光スポットへの玄関口的な位置づけのようで、ここから基本移動するようです。

     

     

     

駅前からバスに乗って、歴史的な町並みが残るエリアへ向かいます。約15分程度で、醸造所最寄りのバス停「赤瓦・白壁土蔵」で下車します。

     

     

バス停からしばらく歩いて行くと、白壁土蔵が出現。なかなかいい風情です。

     

     

     

さらに先のこれまた昔ながらの町並みの通りに入ると、左手に薄黄色の醸造所の建物が見えてきました。到着です。

(続く)



ブリューラボ倉吉
鳥取県倉吉市東仲町2587
TEL:0858-27-1432

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新規醸造所スタート AKARI BREWING(最終回)

2022-09-10 07:44:37 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「AKARI BREWING」の続きです。


次は瓶ビールのラインナップの中から頂くことに。

     

     

     

選択したのは「ジンジャー・ブラウンエール」。地元の生姜を使用した、こちらを代表するビール。モルトのやや濃厚な香りとフレッシュなエステル香。それを追いかけるライトな生姜の香り。モルトの旨味はしっかり目で、生姜に起因する辛味がほんのりピリリ。生姜の香りのフィニッシュ。激しく旨い!モルトの香り・旨味と生姜の香り・辛味が絶妙に調和した、ジンジャーエールです。看板ビールというのも、よく分かります。

     

     

次に頂いたのが、「Party Buddy サワー」。地元鹿野の桜のラカンセア酵母を使用。また柚子とカボスも使用しているとのこと。セゾン同様のライチ系のホップの香り。モルトの旨味は控えめで、酵母や柑橘由来の心地よい酸味が適度に効く。旨い。セゾンと同系のライチ系のエステル香と、心地よくかつ存在感のある酸味が特徴のサワーです。桜の酵母100%でこの味が実現できるとは。

     

     

ランチタイムのフードはカレーのみ。「大山鶏の手羽元カレー」をご飯半分で頂きました。シャバシャバのカレーながら、お出汁の味わいしっかり。トッピングのスパイスや香草がいいアクセントになっています。美味しい!

     

     

最後は「ミルクスタウト」で締め。カカオ、バニラビーンズ、シナモンを使用。バニラビーンズとシナモンの香りとモルトの豊潤な香り。モルトの旨味はしっかり濃厚かつ豊潤。ホップとローストによる苦味はしっかりで、ローストによる酸味のアクセント。旨い。ローストモルトとバニラビーンズやシナモンの香りが重なる、新しい解釈のミルクスタウトです。チャレンジングなビール、いいですね。何度も仕込んでいく中で、超絶妙なバランスに出会える予感。

今回はこれにて終了。こちらのビール、ライチ系のエステル香が特徴。今回はベルギー系や野生酵母が中心だっただけに、そうだったのかもしれません。セゾン系の酵母の個性の強さに対して、ホップの香りや酸味を上手くコントロールしています。新規醸造所がスタートし、鳥取県で確実に存在感を増してきている勢いのある醸造所です。



Beer Bonds AKARI
鳥取県鳥取市栄町759
TEL:0857-23-7000

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