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ビール紀行~旨いビールを求めて~

旨いビールを求めて国内外のビール醸造所や直営ビアパブへ旅をします

クラフトビールと焼酎の桃源郷 藤居醸造(その1)

2025-01-26 10:59:10 | ビール紀行(九州・沖縄)
今回からは大分県豊後大野市の「藤居醸造」へのビール紀行をお送りします。藤居醸造は昭和4年創業の麦焼酎蔵。焼酎の銘柄は泰明で、完全手造りにこだわられています。その焼酎蔵が2022年よりビール醸造を開始しました。ビールのブランド名は「IDA」で、蔵のある地域の名称「井田」からきているそうです。ビールのスタイルは伝統的なスタイルで硬派な3種類。一般的なエールだけではなく、ラガーも手掛けています。醸造所には大変素敵なタップルームを持っており、新鮮なビールとともに優雅な時間を過ごすことができます。問題は醸造所へのアクセスです。当社のインスタグラムでは、JR豊肥本線の三重町駅からバスで17分なのですが、バスの本数が少ないのと、鉄道との接続が悪く、大分市内から行って帰ってくるのは、3パターン程度しかありません。もちろん、駅からタクシーを使えば便利ですが、結構距離があるのでためらわれます。今回は行きは豊肥本線の犬飼駅から徒歩で向かいました。醸造所まで結構距離がありましたが、その先にはクラフトビールと焼酎の桃源郷が待っていました。

     

     

     

JR豊肥本線で犬飼駅に到着。大分市内からここまでのアクセスはまずまずです。犬飼駅は非電化なので架線のない小さなホームだけの駅です。

     

犬飼駅の駅前です。ここから醸造所の方面に向かうバスはありますが、接続が悪く、1時間以上ここで待たないいけません。ということで歩いて向かうことにします。

     

     

     

駅から長距離覚悟で歩いて行きます。しばらく歩くと犬飼の市街地を通ります。歩くのが面倒な方は、ここでタクシーに乗ることをオススメします。

     

     

     

GoogleMapを頼りに見知らぬ道をひたすら歩く。

     

     

     

バスが通る幹線道路を歩いて行きます。そして左に入りしばらく歩くと、ようやくそれらしい建物が見えてきました。醸造所に到着のようです。ここまで歩くこと1時間半、長かった・・・。

(続く)



藤居醸造
大分県豊後大野市千歳町新殿150-1
TEL:0974-37-2016

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大分県佐伯に新規醸造所 OrangCraftBrewery(最終回)

2025-01-23 16:23:50 | ビール紀行(九州・沖縄)
前回の「OrangCraftBrewery」の続きです。


ビールのメニューです。

     

自家醸造ビールが4種類とゲストビールが2種類。ゲストビールに、くじゅう高原地ビールのスタウトが入っているあたりが大分らしいです。

     

     

まずは「CAN MAN ALE」(ペールエール)から頂きます。名称の「CAN MAN」は佐伯の方言で、「かんまん=かまわない」という意味だそう。ライトなホップの香りとモルトの香りのバランス。モルトの旨味はややしっかりながらもドリンカブル。ホップの苦味がしっかり目にボディを引き締める。旨い!ライトなホップの香りとモルトのクリスピーな香りが特徴のドリンカブルなペールエールです。

     

     

続いては「CAN MAN BROWN」(ブラウンエール)。やや芳醇なモルトの香り。モルトの旨味はやや控え目で、モルトの風味のフィニッシュ。旨い!軽めのモルトの豊潤な香りとライトなボディが特徴のブラウンエールです。

     

フードの種類はミニマム。スタンディングでビールに集中するなら、これで十分です。

     

     

「ウィンナー盛り合せ」を注文しましたが、在庫がないとのことでしたので、あるものを提供してもらいました。紫蘇をつかったソーセージでした。

     

     

今回の締めのビールに選んだのは「SENDO IPA」。パイントでがっつり頂きます。穏やかな柑橘系のホップの香り。モルトの旨味はややしっかりで、後からじわじわとホップの苦味が効く。旨い!まるでビターのような、旨味・苦味をじっくり楽しむIPAです。

今回はこれにて終了。こちらのビール、地元の方の好みを意識した、ライトでドリンカブルな仕上がり。その中でもIPAはイギリス系のビールを飲んでいるような味わいで、個人的に大変気に入りました。地元の方はここでサクッとビールを頂いて、飲食店で食事をされるのでしょう。大分県も南部が楽しくなってきました。

ブルワー様、訪問時はお世話になりました。地元の貴重な情報に感謝です。



OrangCraftBrewery
大分県佐伯市大手町3-5-7

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大分県佐伯に新規醸造所 OrangCraftBrewery(その2)

2025-01-20 18:49:20 | ビール紀行(九州・沖縄)
前回の「OrangCraftBrewery」の続きです。


醸造所に到着。

     

     

2階建ての建物の1階部分が醸造所兼タップルームになっています。辺りが暗い中、ここだけが灯りを放っていて、オアシスのようです。

     

     

店内に入るとビアサーバーとカウンター。テーブルは1つだけで、あとは壁沿いに簡易なテーブルがあります。椅子はなく、スタンディングスタイルですね。ガラス越しに隣の醸造所の様子がうかがえます。仕込みの規模は220Lで、発酵タンクは500L×1基、220L×3基という体制。極めて小回りが利く規模です。



サーバーのタップ数は7本。おそらく佐伯市で一番多いと思われます。

それではビールを頂きましょう。

(続く)



OrangCraftBrewery
大分県佐伯市大手町3-5-7

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大分県佐伯に新規醸造所 OrangCraftBrewery(その1)

2025-01-18 17:38:39 | ビール紀行(九州・沖縄)
大分県は以前はビール醸造所が極めて少ない県でしたが、近年の醸造所創設ラッシュの中で新規醸造所が立ち上がり、賑やかになってきました。そんな新規醸造所の中から、大分県佐伯市の「OrangCraftBrewery」へのビール紀行をお送りします。OrangCraftBreweryは昨年7月に醸造を開始した醸造所。醸造所には併設のスタンディング形式のタップルルームがあり、気軽にビールを楽しむことができます。事前の情報はインスタグラムを参照する程度で、エールビールが中心というくらいで、事前情報はあまりない状態で訪問してみることにしました。醸造所へのアクセスはJR佐伯駅から徒歩約25分。佐伯の場合、飲食店があるエリアは駅から離れています。駅からバスもあるのですが、夜は全くなかったので、歩いて醸造所に行ってみました。さてどんなビールに出会えるでしょうか。

     

     

日豊本線で佐伯駅に到着。ここから南は本数の極めて少ない秘境エリアになってきます。

     

     

佐伯駅と駅前の様子。佐伯の玄関口ですが、街の中心部はかなり離れているようです。

     

     

     

あいにくの雨の中、醸造所に向けて歩いて行きます。あたりは暗く孤独な戦いです。

     

     

     

約20分、幹線道路を歩いて、街中の方へ左折。醸造所があると思われる裏路地へ。

     

それらしい灯りが見えてきました。醸造所に到着です。ほっと一息。

(続く)



OrangCraftBrewery
大分県佐伯市大手町3-5-7

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糸島を牽引する 糸島ハローブルワリー(最終回)

2024-05-04 18:15:01 | ビール紀行(九州・沖縄)
前回の「糸島ハローブルワリー」の続きです。


次に頂いたのはヘイジーIPAです。

     

     

マンゴーやオレンジ系のホップの香り。モルトの旨味はしっかりジューシー。ホップによるほんのり渋味。ホップによる酸味が抑え目に効く。旨い!オレンジ系のホップにジューシーな味わいと、渋味・酸味が控え目なジュースのようなヘイジーIPAです。これはこだわりの逸品ですね。

     

     

最後に頂いたのはセゾンです。こちらはブルワー様のご厚意でケグに繋いで出していただいたビール。セゾン酵母らしい複雑な香り。ややネルソンソーヴィンらしい香りと入り混じる。モルトの旨味は控えめで、心地よい酸味が効く。セゾン酵母のスパイシーな香りと穏やかなネルソンソーヴィンの香りが交錯するセゾンです。旨い!

今回はこれにて終了。こちらのビール、現地糸島の人の味覚に合わせて個性控え目の仕上がり、中でもライトなスタイルのビールの個性が光ります。セゾンはスパイシーな香りでドリンカブルなビール。ヘイジーIPAはホップの渋味・苦味控え目で、これもドリンカブルに仕上がっています。今後、醸造能力を拡張し、ますます発展が見込まれると思います。ロケーションが最高なので、是非足を運んでゆっくり味わいたいビールです。

     

醸造所屋上から望む糸島半島の緑!美しい。この眺めを望みながら、ビールを頂くことも可能です。是非、糸島までビール紀行してはいかがでしょうか。



糸島ハローブルワリー
福岡県糸島市二丈上深江89−1
TEL:092-325-1711

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糸島を牽引する 糸島ハローブルワリー(その3)

2024-05-01 09:38:16 | ビール紀行(九州・沖縄)
前回の「糸島ハローブルワリー」の続きです。


ビールを購入してタップルーム内で頂きます。

     

     

最初はヴァイツェン。厚みのあるフェノール香。モルトの旨味はしっかりで、ヴァイツェンらしい酸味がしっかり心地よく効く。旨い。厚みのあるフェノール香が特徴のヴァイツェンです。

     

     

続いてはウェストコーストIPA。アメリカンホップの程よい香り。モルトの旨味はしっかりで、ホップの苦味がしっかり目に効く。旨い。アメリカンホップの香りとホップの苦味が適度に効く、ややキャラ抑え目のIPAです。

(続く)



糸島ハローブルワリー
福岡県糸島市二丈上深江89−1
TEL:092-325-1711

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糸島を牽引する 糸島ハローブルワリー(その2)

2024-04-28 21:46:52 | ビール紀行(九州・沖縄)
前回の「糸島ハローブルワリー」の続きです。


醸造所に到着。

     

     

     

こちらが醸造所の建物。窓越しに醸造設備の様子がうかがえます。想像していたよりも小規模の様子です。ブルワーさんによると、仕込みの規模は約200Lで、発酵タンク200L×2基、貯酒タンク200L×1基という体制。これに石見式も併用しているそうです。訪問時、醸造規模を拡大するべく隣接の建物に新規醸造所を建設中でした。

     

こちらはタップルーム「麦房余韻」。この日は営業していませんでしたが、こちらでビールを購入して試飲させていただきます。

     

     

     

店内の様子。タップルームとは思えないほどの素敵な店内です。まるでお洒落なバー。糸島の景色を望むテーブル席もあります。この空間で頂くビールは最高に違いない!

     

カウンターの上には赤銅色のビールサーバー。タップ数は4つ。

テンション高まってきました。それではビールを頂きましょう。

(続く)



糸島ハローブルワリー
福岡県糸島市二丈上深江89−1
TEL:092-325-1711

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糸島を牽引する 糸島ハローブルワリー(その1)

2024-04-25 19:18:11 | ビール紀行(九州・沖縄)
CAMOSI BREWINGに続いて、ビール紀行をお送りするのは、同じく福岡県糸島市の「糸島ハローブルワリー」。こちらは2022年に醸造を開始した新規醸造所。自然豊かな糸島にビール好きを引き込み、この地の醸造所として存在感を高めています。最近は中州に直営ビアパブも出店し、その勢いは止まりません。そんな醸造所、どうしても行ってみたくなりました。前回のCAMOSI BREWING訪問後、タクシーで糸島ハローブルワリーの醸造所に向かいました。ビールのスタイルはエールをベースとして多彩。アメリカ系もあれば欧州系もあるラインナップです。醸造所には併設のタップルームがあり、糸島の美しい緑を眺め眺めながらビールを楽しむことができます。醸造所へのアクセスですが、JR筑肥線の筑前深江駅から徒歩約30分なので、ぎりぎり徒歩でアクセスできるラインだと思います。訪問時は昨年のまだ暑い季節でした。

     

     

CAMOSI BREWINGからタクシーに乗り、糸島ハローブルワリーへ。近い場所とあって約10分程度で到着。

     

     

ワクワクするエントランスですね。アプローチに従って進んで行きます。

     

     

感じの良い和風の建物発見。こちらはタップルーム「麦房余韻」のようです。そして醸造所が現れました。到着です。

(続く)



糸島ハローブルワリー
福岡県糸島市二丈上深江89−1
TEL:092-325-1711

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今、糸島が熱い! CAMOSI BREWING(後編)

2024-04-20 12:34:10 | ビール紀行(九州・沖縄)
前回の「CAMOSI BREWING」の続きです。


醸造所に到着。

     

     

     

新築なのでしょうか、奇麗に仕上げられた外観です。看板が糸島らしく爽やか。

     

中に入るとカウンターがお出迎え。カウンターの奥にはビールサーバー付きの冷蔵庫があります。ここでオーダーして、サクッと頂く、そんな感じの模様。

     

左手を見ると、そこは醸造スペース。仕込みの規模は約700Lで、発酵タンクが700L×2基と1000L×1基、貯酒タンクが1000L×1基と700L×1基という体制とのこと。近年の中では大きめの規模です。こちらのブルワーさん、神奈川のバーバリックワークスで修行されたそうです。

     

     

訪問時、提供していたのは1種類のみ。満足できる出来のものがこちらのみということでした。こちらはヘイジーIPAです。超爽やかなトロピカル系とライムがかったホップの香りが素晴らしい!モルトの旨味はやや控え目で、香りと調和する。ホップによるやや強めの酸味と渋味が効く。激しく旨い!暑い季節にゴクゴク飲める爽やか系のヘイジーIPAです。

あまりに旨くて、もう一杯頂きました。ブルワー様、お心遣い、有難うございました。

今回はこれにて終了。これは再訪して、じっくり他のビールも飲んでみたいですね。

     

醸造所のお隣にあるラーメン屋でラーメンを食べて、次の醸造所に向かいます。



CAMOSI BREWING
福岡県糸島市二丈深江2545-1

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今、糸島が熱い! CAMOSI BREWING(前編)

2024-04-18 17:58:44 | ビール紀行(九州・沖縄)
全国各地にビール醸造所が誕生する中で、個人的に注目しているのが福岡県の糸島です。食の宝庫としても定評の高いこの地に、近年2つの醸造所が誕生しました。これはハシゴして訪問したい所。今回からのビール紀行はそんな糸島の醸造所を巡る旅。まずは糸島市の「CAMOSI BREWING」へのビール紀行をお送りします。事前情報としては、こちらの醸造所はアメリカ系のビールを造らていることのみで、ほぼ事前情報なしで訪問してみました。訪問時は昨年のまだ熱い時期でしたが、その時は醸造所で缶ビールの販売とタップ出しのビールが飲めるということでした。醸造所へのアクセスですが、JR筑肥線の筑前深江駅から徒歩約10分です。どんなビールが待っているでしょうか。

     

     

JR筑肥線の筑前深江駅に到着。福岡市営地下鉄から続くこの路線も、ここまで来るとかなりローカル感が強くなってきます。

     

     

筑前深江駅と駅前の様子。駅舎自体は近代的ですが、かなりローカルな駅です。駅前はのんびりとした時間が流れています。

     

     

     

駅から徒歩で醸造所に向かいます。駅からは南の方向へ。

     

     

駅から歩くこと約10分。飲食店らしき建物が見えてきました。その先に醸造所発見。到着です。

(続く)



CAMOSI BREWING
福岡県糸島市二丈深江2545-1

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