〜日々是好日~⭐ 三男三女、子育て日記

21歳長男、19歳次男、16歳三男、13歳長女、10歳次女、7歳三女、個性豊かな6人の子どもたちとのドタバタな日々😅

次男の本気(?!)のプレゼンテーション

2018-09-03 | 次男(19歳)のこと
先月8月25日に、柔道部の顧問の先生に勧められ、新潟県の高校まで学校見学に行ってきた主人と次男。

実際に、学校内や寮内、武道場を見学し、先輩たちと一緒に部活動を体験。
そして、顧問の先生の人柄や柔道への熱い思いに触れ…

主人は、

『この高校の柔道部に行かせたい。』

次男は、

『この高校の柔道部で頑張りたい。』

共に強く感じたそうです。


その新潟の高校のO先生は、以前は別の強豪高校で柔道部の顧問をしていたそうですが、今の高校に引き抜かれたとのこと。

柔道部を立ち上げてまだ2年。

子どもたちと一緒に柔道部を強くしていきたいと、やる気に満ち溢れているそうです。

詳しくは書けないけれど、前の高校の柔道部では部員同士の人間関係のトラブルが発覚したことがあったそうです。

その経験も踏まえてO先生は、

『勝つこと、強くなることも大事だけれど、まず柔道をする上で、人としてどうあるべきか…
『心』をしっかり育てていきたいです。

人への感謝の心、思いやりの心、礼儀を持つこと…

その『心』がないと、いくら強くても意味がないです。』

と、話してくれたそうです。

先生のその言葉に、主人はとても感銘を受けたと言っていました。


『柔道部を強くするために息子さんの力を貸してください。
特待生として学費もできるだけ免除します。』

O先生にそこまで言われたら、

『こんなうちの息子でよかったら喜んで…❗』

と、私もその場で返事したくなってしまうだろうな…と思いました😅

でも……
新潟は何かあってもすぐに駆け付けられる距離ではないし、
いくら特待生とはいえど、全額免除ではないので、経済的な負担はものすごいことになります。

私たちも次男も、相当の覚悟が必要です。


次男は次男で、

『期待していますよ☺』

とO先生から言われ、自宅に帰宅後はすっかり浮足立っていました😥

元々、経済的な事情から、うちは自宅から通える範囲の公立高校しか行けないと伝えていたので、思わぬ展開に喜ぶのも無理はありません…

早々に受験勉強から解放されることも、更に浮足立つ要因になるでしょう…💧

素晴らしい環境と先生の元で、柔道ができることだけを喜んでいる次男に、
あの高校に行くことがどういうことなのか、
それ相応の覚悟をあるのかどうか…

そこで、主人は次男の本気を確認するために、ある宿題を出しました。

『お前の本気と覚悟の気持ちをお父さんとお母さんに聞かせなさい。その内容が納得できなければ、新潟の高校には行かせない。』

そして、主人はプレゼンテーションの日を、先週の金曜日の夜と決めました。

その先週の金曜日の夕方、
ちょうどタイミング良く、O先生から次男宛にハガキが届いていました。


力強い直筆のメッセージ!
次男は先生の熱い期待に応えられるのでしょうか……

その夜、


主人の前で自分の気持ちを話す次男。
手元には原稿がありました😓

誤字脱字は多く、字も雑だけど、本人なりに懸命に考えたよう…

次男は、

『僕は長年続けてきた柔道をここまできてやめたくないです。
先月の全国予選がとても悔しい結果だったので、このままで終わりたくない。
O先生は自分の柔道を認めてくれたので、先生の期待に応え、先生の元で全国大会に出場して優勝したい。
寮に入り、自分一人で生きていくことの大変さも学びたい。
そのためにも、
・ふざけてばかりいる所
・勉強をしない所
・楽ばかりしようとする所
・集中力が続かない所
自分の悪い所はしっかり見つめ直し、良い所を更に伸ばせるようにしたいです。

そして、意識したいことは、
・強くなるために高いお金をかけて新潟まで行くので、努力を怠らないこと。
・みんなと同じ練習量では強くなれないので、回りの何倍も努力すること。
・先生、お父さん、お母さん、自分自身をがっかりさせないこと。
・共同生活を行うので、他の人に迷惑をかけないこと。
・そして、両親に心配させないこと。

僕は以上のことに気を付けて、目標を達成させる覚悟を決めたので、どうかチャンスを下さい。』

と話しました。

『………………』

静かに黙って聞いていた主人。

内容だけはとても立派だけど、次男のこれまでの行動から、口約束だけで終わる可能性が高いので、すぐには

『わかった』

と、返事出来ない様子。

しばらく沈黙は続きましたが…

これから高校進学に向けて、
残りの学校生活、勉強、柔道、全てにおいて、これまで以上に真面目に頑張ること。
少しでも怠って、成績を落としたりすることがあれば、新潟行きはすぐにでも取り消すことを条件に、

新潟の高校に行くことを許可することにしました。

まだまだ不安はたくさんあるけれど、
柔道だけは10年以上頑張ってきた次男。
彼の本気を信じて、私も応援してみようと思います😅