モグラ・芝・雑草・趣味 

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ペンクロスベントグラスのわが国への導入

2010-03-03 16:17:43 | Weblog


ペンクロスベントはペンシルバニア農業試験場で3種類のクリーピングベントグラスの
自由交配によって生まれた品種とされている。5ヵ年間の各種の試験の結果によって
折紙がつけられ1954年(昭和29年)販売ルートに乗った。
わが国での試験は1957年(昭和32年)に砧ゴルフ場において宮沢氏が行っている。
同氏の実験は、生理障害、病害などの抵抗性を4種類のベントグラスを栽培し比較検討
し、そのなかでペンクロスベントが最も良好な成績をおさめた。スリーハンドレッドクラブで
は、1961年(昭和36年)メーングリーンの芝草として採用以後、特に1965年(昭和40年)
以降多くのゴルフ場で本種を採用するようになりました。



ペンクロスベントグラスはランナーの伸長、茎葉の繁茂が他の品種より旺盛であり、
病害虫、生理障害からの回復も早く肥培管理に当を得れば優秀な品種で、
わが国のグリーンの芝草は、ほとんどが本種が採用されている。