(湿潤のターフにミミズの糞塚)
環形動物門貧毛網の後生殖門目で日本産のミミズ類はフトミミズ、ツリミミズ、
ジュズイミミズ、ヒモミミズの4科に属するものが生息し、芝草地に糞塚を作り、
被害を与えるのは主としてフトミミズ科の(Pheretima属)に属するものが多く、
フツウミミズやヒトツモンミミズなどが知られている。また、芝草の刈りかすを
堆積した場所や堆肥などの有機物の多い芝草地にはツリミミズ科のシマミミズ(
学名Eisenia foetida)が生息している。このほかに、グリーンの上に細かい糞塚を
作るヒメミミズ科のものがいる。
ミミズが多くいることは土壌が肥えている証拠と言う人がいますが、多くの植物
は酸性土壌を好みません。また、土壌が酸性に傾くとミミズの発生を助長させ、
カラスやミミズを餌とするモグラの数がふえる分けです。