歴タビ日記~風に吹かれて~

歴タビ、歴史をめぐる旅。旅先で知った、気になる歴史のエピソードを備忘録も兼ね、まとめています。

海軍兵学校・見学記Ⅲ~「3Sの伝統」

2023-04-16 08:25:06 | 広島県
広島への旅、海軍兵学校(第1術科学校)見学記・第三編。前記事(第2編)のかつての海軍兵学校・生徒館(↓)現在の海上自衛隊幹部候補生学校を見学する前のこと・・・ガイド氏(ベテラン現役自衛官)が「皆さんの中で、海上自衛隊幹部候補生学校の卒業生と写真を撮りたい方がいらっしゃいませんか?」とおっしゃる。聞けば、前日が海上自衛隊幹部候補生学校の卒業式だったそうで、とっても珍しいことながら、今日は現 . . . 本文を読む

海軍兵学校跡・見学記Ⅱ~生徒館の鏡

2023-04-14 16:31:22 | 広島県
3月に出かけた広島の旅。江田島の「海軍兵学校」跡は、とりわけ楽しみにしていた。本日は、現「海上自衛隊第1術科学校 」見学記第2編。「赤レンガ」こと、かつての海軍兵学校生徒館(現・幹部候補生学校庁舎)について、印象に残ったことを記しておきたい。生徒館は兵学校の生徒が生活し、教育を受ける場だ。寝室、講堂(教室)、温習所(自習室)ばかりか応接所や診療所なども備えていたという。もともと、兵学校は東京築地に . . . 本文を読む

海軍兵学校跡・見学記Ⅰ

2023-04-10 07:02:39 | 広島県
3月に出かけた、広島への旅。絶対に絶対に訪ねたかったのが、江田島の「海軍兵学校」跡。現「海上自衛隊第1術科学校 」。かつての建物が、現役で使われているという。(冒頭画像は「赤レンガ」こと旧海軍兵学校生徒館)そして、ここは、海上自衛隊の広報活動の一環として、見学者を案内してくれるのだ!絶対、絶対、行きたい、行きたい~~~!・・・・・・念願かなって、もう一ヶ月になろうというのに、全然まとめられないのは . . . 本文を読む

「姉の島」の「潜水艦」は・・・

2023-04-02 15:00:29 | 広島県
広島への旅。呉では、大和ミュージアム、鉄のくじら館(冒頭画像)を見学した。その折り、大和ミュージアムのショップで、一冊の本を見つけている。浦環『五島列島沖合に海没された潜水艦24艦の全貌』(鳥影社)。表紙では、潜水艦が、海底に縦に突き刺さっている。見た瞬間、総毛立った。これは「姉の島」ではないか。『姉の島』(朝日新聞出版)は、村田喜代子氏の小説である。村田氏は、今、わたしが、一番新刊を心待ちにして . . . 本文を読む

池澤夏樹『また会う日まで』で知る

2023-04-01 14:14:08 | 歴史 本と映画
池澤夏樹の新刊『また会う日まで』(朝日新聞社)は作者の大伯父(祖母の兄)である、海軍少将・秋吉利雄を主人公にした歴史長編小説だ。明治に生まれ、敗戦後までを生きた人の人生を描くことは、日本の近代史をたどることになる。秋吉は、海軍軍人、天文学者、そしてクリスチャンという三つの顔をもつ人物だ。これが三つ巴の如くおそってくるのだから読むのに、えらく時間がかかった。でも、物語として面白くて止めらない。さすが . . . 本文を読む