歴タビ日記~風に吹かれて~

歴タビ、歴史をめぐる旅。旅先で知った、気になる歴史のエピソードを備忘録も兼ね、まとめています。

久しぶりに

2024-02-06 17:36:07 | 歴史 本と映画
久しぶりに、岸政彦氏の新刊を読む。
仕事をしていた頃は、こういった社会学的な本もよく読んだけれど、
最近は、とんとご無沙汰。

新刊『にがにが日記』(新潮社)は、
カバーや本文の写真も岸氏、
イラストを「連れ合い」の齋藤直子氏が担当。
ウェブマガジン「考える人」に連載されているそうだ。


(新潮社のHPよりお借りしました)



2020年1月、沖縄への旅に出た。
思えば、これが、コロナ禍前の最後の旅行だった。

わたしは頭でっかちで、妙に考え込んでしまうので、
なかなか、沖縄旅行へ行くことができなかった。

いろいろな人、事柄に、背中を押してもらったのだけれど・・・
思えば、岸先生の「沖縄論」も、そのひとつだ。





『よりみちパン・セ! はじめての沖縄』(新曜社)は、
ガイドブックではないけれど、
いわば生活史の中から沖縄を知ることができる、入門書。

読了していたのに、沖縄の旅にも持っていき、
夫と別行動した、ホテルのラウンジでも読みふけっていた。



岸先生の独特な語り口に、すっかり魅了され・・・

わたしの中で、岸先生は、好みのメガネ男子像であった。
もっとも、当時既に、男子と言うには風格のある御年齢の、
働き盛りでいらしたのだけれどw


今回・・・
岸先生の日記を読み進めていくと・・・

ありゃりゃ、全然違うやん!
バリバリ関西弁の、おっちゃんやん!!

・・・でも、読んでいて示唆に富んで考えさせられるのは、
エッセイとて変わらない。

私好みのメガネ男子が、
関西の(イケメン)おっちゃん先生になっただけw



いろいろ想うことはあるのだけれど、ひとつだけ。

今、PCに向き合っている時間が長くなりつつある。
最近、もろもろでブログの交流も復活させたからだ。

お顔の見えない、お名前も知らないブログとはいえ、
お仲間としておつきあいする以上、きちんと向き合いたくて、
キャパ超えをしないよう、長く、自戒してきた。
今も少し広げたとは言え、これが限界。


でも、それでブログの意味があるのかなぁ~~~
もっと違うことに、時間を割いたら?
じゃなきゃ、ブログ内容も、サービスに努めるとか?

アホやなぁ~(関東人ですが岸先生の影響強しw)


でも、『にがにが日記』で、大いなる理由を見つけてしまった!

岸先生はおっしゃる。
「日記を書くという行為はメンタルにけっこう良いらしいが、
実際になんかこう、心が落ち着く~中略~
 安らぎのひととき。
 おはぎ日記。(注、おはぎは先生の愛猫。)
 こんなん読んでおもろいかな・・・・・・。
 書いてるほうは楽しいけど。」(283、4頁)


大人気の社会学者と、私如きを同列にするのは
おこがましいことは承知の上、どうぞお許しを。

それでも・・・
「メンタルに良いんだよね・・・同感!」
「安らぎのひととき・・・確かに」
「書いてるほうは楽しいよ・・・コレ大事」

「こんなん読んでおもろない」けれど・・・
やっぱり、ボチボチ続けていこう、と思った次第w

めちゃくちゃ打たれ弱いヘタレにとって、
メンタルに良いことは確か!



さて・・・

雑誌「考える人」は創刊時からしばらくは
梨木香歩さんのエッセイ読みたさに購入していた。

けれど、わたしが、なかなか「考える人」になれず、
遠ざかってしまった。
気づけば、雑誌もなくなっていて・・・


でも、ウェブマガジンになっていたとは!
知らなかった。

ウェブマガジンをちょこっと眺めてみたら、
面白そうなタイトルが満載で読んでみたくなる。
岸先生の日記も読めるしね♫


いやいや、今日のコレ。
「歴タビ」にすらならないよ。
沖縄がらみってことで、お許しあれ・・・

おつきあいいただき、どうもありがとうございます。
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2 コメント

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Unknown (なおとも)
2024-02-06 20:15:28
こんばんは!

岸政彦氏の本は「リリアン」を読んだきりでした。本来なら、そこからご紹介頂いた様な本に進んでいかなけらばいけないのに、ミーハーで広く浅くい読書をする私はぴあ野さんの教養の深さに、ひれ伏すのみです。本当にお恥ずかしい限りです。沖縄には興味があります。コロナもまだまだ周りでも出ていますが、今年あたり沖縄に行きたいねと、話したばかりです。首里城の建設も見られると聞きましたが、それに間に合わなくても行ってみたいです。なおとも
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なおともさま (ぴあ野)
2024-02-07 09:36:31
なおともさん、コメントをどうもありがとうございます。

いえいえ、さすが、なおともさんです!
「リリアン」、わたしは出版すら知りませんでした。
以前は、読書家の同僚に囲まれ、いろいろ情報のやりとりができましたが、
退職してからは、ぜんぜん!
『にがにが日記』を読んでいて、ここ数年の岸先生のお仕事をたどった感じです。

なおともさんの沖縄旅行記、楽しみです!

わたしも沖縄はまた行きたいのですが・・・
首里城の真下に陸軍の司令部地下壕がありまして、
今、その保存公開が検討されているそうです。
いろいろ難しいようですが、いつか公開されたらぜひ、と思っています。
返信する

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