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60代 スッキリ行こう🐦

還暦過ぎた!
これからも、心の向くままケセラセラ。

街場の教育論

2011-11-25 10:04:28 | 本、映画、音楽、アート、手作り 他

私は、営業畑の仕事が長い。
大学を出てすぐの仕事もメーカーの直営店舗。

仙台に来てからも、車で得意先を回るような仕事を選んできたし、
今も、時間の枠に縛られない、そういった仕事だ。

一般企業・・それも大手の会社ばかりに勤めてきた。
そのことは、私に合っていて、
ビジネスライクな仕事は嫌いではない。


その上で、言うのだけど、
人っていったいなんなんだろう。。

勤める人は、組織の期待通りに動き、大きな効果をもたらし、消費される人材でなければならないという
一般企業が宿命のように持つ目的に、はっきり嫌気がさしているのも事実なのだ。

そのことは、心を病む人が続出した
前の会社を辞める時につくづく思ったことなのだ。


人間は、政治やビジネスの論理にあてはまるようなものではない。
強いものだけしか生き残れないのであれば、
地球上の人間は、ほとんどがクズなのだから死ねばいいっていうのだろうか。。




そんな思いで手にした本が内田樹の上記の本。

彼のブログの中で、平松さんの支援集会で話したことの中にも
同じことが書いてある。(長いし、読みにくいのがこの人の特徴!)

人ってものは、使い捨ての商品じゃないんだよ。
教育ってものは、グローバル競争を勝ち抜く兵隊を育て上げるものではないんだよ。
英語は、ただの道具。その人の魂がなければ、何も伝わりはしないのは万国共通なのだ。
だからって、
コミュニケーション能力がなければ生きてちゃいけないなんてことは
絶対ないからね!!



私が仕事や、子育てを通して経験したこと。
そこで得た結論と合致する。

自分の子供達は、使い捨ての商品には絶対にさせないし、
人としての幸せは何かをしっかり伝えたい。

本当に心から、そう思っているのです。

何か学び直したい気持ちになる一冊です。







コメント (2)
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