久々に、マイケルジャクソンの「 THIS IS IT」を見て、感動した。
四年前、50歳の時の突然の死を聞いた時のショック。
同じ歳だった私は、いろんな意味でショックだった。
ゲオで、ミュージックDVDを探すと、その店ではこれしかレンタルしてなくて、
「ああ、久しぶりに見てみるかな」と気楽な感じで借りてきたんだけど、
あの時は、センセーショナルな衝撃にかき消されていた
マイケルの苦悩みたいなものに、圧倒された。
天才的なダンス。歌。
人生で味わってきた、やるせない苦悩。
異様に変化していく容姿に、敬遠していた私だけれど、
世界や、地球の平和や愛を、狂おしいほど願っていた彼の気持ちが
もう、身体から離れて、オーラのように彼を包んでいる。
人間ではなく、妖精のよう。
まさしく、苦悩した、偉大なる人の死の間際の姿だわ。
シリアで激しい内戦が繰り広げられているし、
ヨーロッパでも、アジアでも、我が国でも、国、人の摩擦は際限ない。
小さな引き金から、大きな争いになってしまう愚かさを
誰もが持っていることを
なんだか、胸に刻みたい気持ちになった。