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赤ガエルのボンヤリ日記

クルマもカレラ、自転車もカレラ、
すべて前世紀生まれの乗り物を愛する、クルマバカオヤジの中身うすーい日記です。

『「複雑ネットワーク」とは何か』~古畑任三郎だって知り合いの知り合い?

2006-05-28 23:33:18 | こんな本を読んだ
まだちょいとつまみ出したばかりなので、ちゃんとした感想にはなっていない。 そもそもは最近ちょいと話題のスモール・ワールドという概念についての解説が面白そうだったのと、自分と世界とのつながりってなんだろうかとボンヤリ思ったのがきっかけだった。   そう!僕と古畑任三郎だって「知り合いの知り合い」なんだ! . . . 本文を読む

~図説「大聖堂物語」~ 構造強度不足による倒壊の先駆者

2006-03-11 23:16:55 | こんな本を読んだ
図説「大聖堂物語」:河出書房 古本屋でたまたま見つけて手に取った一冊。 世界史は取ったことがないしゴシックやらバロックやらいわれても何がどう違うかもわからないのだが、自分の訪れたことのある建物の解説が載っていたので購入してみた。 厚手上質紙にカラー写真満載のため小ぶりで薄いが定価は1800円。たぶん新刊じゃ自分で買うことはなかっただろうなあ。 欧州各地に残るゴシック様式の数々の大聖堂(シャル . . . 本文を読む

アエラの「水伝」批判記事を読んで(ニセ科学談義2)

2005-12-02 23:56:41 | こんな本を読んだ
遅ればせながら、今週出てたアエラの記事をチェックした。 ニセ科学ウォッチャーなら知らぬものなしの?通称「水伝」こと「水からの伝言」江本勝:著のトンデモ内容へ突込みが入っている。 初耳の方へ簡単にかいつまんでみると、『水は人の言葉を理解して反応する』というシロモノ。江本いわく、 「水に『ありがとう』と見せ(ビンにラベルを貼る)凍らせるときれいな結晶になり。『ばかやろう』と見せるときたない結晶に . . . 本文を読む

「ガダルカナル 学ばざる軍隊」 ~指導者が取るべき責任とは~

2005-11-21 23:55:00 | こんな本を読んだ
 ちょいと間が空いてしまったのだが、ディズニーランドへ時間つぶし用として持って行ったもう1冊がこちら。10/19に取り上げたシリーズの第2巻(全6巻)にあたる。これまたハロウィンバカ騒ぎのおとぎの国には最高に似つかわしくない1冊だったが、構成の巧みさから来るわかりやすさであっという間に読めてしまった。  前の第1巻でもそうであったが、旧軍の将来展望の貧しさに加えて、この本では「失敗から学び改 . . . 本文を読む

「理由」 映画版が見たいっ! しかし!

2005-11-08 22:58:30 | こんな本を読んだ
 いまTVでやってる。見たーい!しかし見るわけには行かないのだ。なぜならちょうど原作本を読み始めたところだから。とは言ってもホントに読み始めたばかりでまだ本格的な事件にもなっていないので、ここで映画版を見てしまうのはイタイ。  実は家で取っている中日新聞では同じ宮部みゆきが「名もなき毒」を連載中。毎朝新聞を開くと真っ先に「名もなき毒」を探して読む。これが面白いんだ。(系列の東京新聞や、東北の河 . . . 本文を読む

「サンカと三角寛」 ~よくわからないということがよくわかった1冊~

2005-11-03 00:12:24 | こんな本を読んだ
こんな本も読んでみた。  「サンカ」という言葉はなんとなく耳にしていたし、三角寛という人物の名前も聞いたことはあった。たぶん新聞1面の一番下にある本の広告欄か、書評欄でみかけたのではないだろうか?なんとなく山間を漂泊し、山仕事で生計を立てる集団というイメージがあったのだが、実際に「わたしがサンカです」という人物の姿を見たこともないし、サンカと三角の名前だけがたまに目に付くばかりで、よくわからない . . . 本文を読む

「日米開戦 勝算なし」 ~果たして我々は何を学習したのか

2005-10-19 22:25:13 | こんな本を読んだ
NHK取材班編:角川文庫の「太平洋戦争 日本の敗因シリーズ 第1巻」を読む。 近ごろなんだかノンフィクションルポ付いているようだ。 このシリーズのTV番組については10年以上前にNHKで少し見た記憶もあり、シリーズ本として刊行されたことも知っていた。特に敗戦後60年を意識したつもりはないのだが、書店に「戦後60年」を特集する平積み台が作られていてこの本を見つけることになった。以前も書いたのだ . . . 本文を読む

「エンデュアランス号 漂流」 リーダーの資質とは

2005-10-18 23:36:07 | こんな本を読んだ
サー・アーネスト・シャクルトンをご存知か?  僕はこの本をたまたま見つけるまで、恥ずかしながらこの人物についてまったく知らなかった。この本の邦訳は98年に新潮社から刊行されたが、僕が読んだのは01年発行の新潮文庫版。どうやら90年代ごろから海外でちょっとしたシャクルトン・ブームが起きたらしく、その波が日本の出版界にも上陸していたらしい。シャクルトンについては他にも多くの本が出ているそうで、「そし . . . 本文を読む

読売新聞、コラーッ!(ニセ科学談義1)

2005-10-12 23:49:23 | こんな本を読んだ
10/12付けでこんな見出しの記事が載ったらしい。 早急な研究を…「キレる子」と「ゲーム脳」の関係(読売新聞) ってあなた、そんな「トンデモ本」の造語を堂々と見出しにしちゃダメですって! で、またどんなトンデモ記事なのかと思ったら、 【以下引用】 突発的な攻撃性を示す「キレる子」など、子供の心の問題について科学的観点から専門家が討議した文部科学省の「情動の科学的解明と教育等への応用に関する検討会 . . . 本文を読む

なつかしの1冊「河童が覗いたヨーロッパ」

2005-10-10 21:05:27 | こんな本を読んだ
嫁さんと出かけるとき、ちょっと待ち時間があるというのでどこからか引っ張り出してきたのがこの1冊。 著:妹尾河童 「河童が覗いたヨーロッパ」 新潮文庫と講談社文庫とから出ているそうで、我が家のは新潮版。 一口で言えばヨーロッパ安宿旅行したときの宿の室内を、天井から俯瞰する形でイラストにしてエッセイを添えたもの。なんでも「河童が覗いた○○」がシリーズ化されたはじめの1冊らしい。 書かれたのが昭和5 . . . 本文を読む